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私を支えているback numberという存在

私は、back numberというバンドが、好きだ。

初めて出会ったのは大学1年生の時。最初に聴いた曲は『高嶺の花子さん』だったと思う。

それから当時付き合っていた彼氏とカラオケに行った時、『花束』『繋いだ手から』という曲を彼氏が歌った。

今までの僕は
曲がったことばっかだった気がするんだよ
だからせめて君のとこには
まっすぐにまっすぐに走ってくよ

back number『花束』

よく笑ってよく食べてよく眠る君につられて
僕は僕になれたのに
全部分かっていたはずなのに

back number『繋いだ手から』

沼に落ちた私はその後、ファンクラブに入会し、ライブに行った。初参戦はさいたまスーパーアリーナだった。多分。

そんな彼らの個人的に好きなところを改めて考えてみた。


好きなところ①:私が知り得ない恋愛の疑似体験ができる

わたしは恋愛経験が少なく、自分から告白したこともなければ片想いして相手を思って切なくなるようなことも、経験していない。

恋愛に関して、始まりは完全に受け身で、告白されて付き合えるか判断して(言い方悪い)、「相手を好きになれなかったら別れればいいや」なんて思ってきた。割と贅沢だと思う。

だからこそ、彼らが描く相手を想って悶々とする日々や、振られて未練タラタラの感情が新鮮で。

自分が知らない世界を知っていることに少し羨ましくもなる。


好きなところ②:だめだめな自分を認めてあげられるような歌詞

これは恋愛ではなく、仕事とか人生を歌った曲について。

私が前職で失敗して上司に怒られて落ち込んだ時、同じ部署の同期(今の彼氏)がカラオケに誘ってくれた。歌って声出してストレス発散しようぜ、なんて言って。

その時ももちろん、back numberを歌おうと
一覧を見ていて、ふと目に止まって入れたのが『泡と羊』。

ダメなまんまの僕だって うまく抱きしめられたら

back number『泡と羊』

うまくいかない自分の人生に、主観で点数をつけて、「うまくいってるアイツは何点だよなあ」なんて比較してまた落ち込む。

でもそれでいいんじゃね??って彼らなりの励まし方。上からじゃなくて、真横に立って一緒に歩いてくれるような寄り添う歌詞。

(今ふと思ったけど、カラオケって歌詞を見直すから自分をそこに重ねて見つめ直すいい機会になっているのかも。)

あとはコロナ禍に発表した『水平線』。

心は誰にも見えないのだから
見えるものよりも大事にするといい

back number『水平線』

みんな悲しみや怒り、憎しみ、絶望、ネガティブな気持ちを抱えているけれど、周りに配慮して自分の心を殺して、生きている。

そんな自分を犠牲にしちゃダメだよ、自分の感情に気づけるのは自分だけなんだから無視しないで大事に向き合ってみよう、と思わせてくれる。


ちなみにback numberは現在、全国ツアーの真っ最中。4月の名古屋公演に参戦してきた。

また彼らを好きになった。

決して100点は取れない自分に絶望しそうになるけど、「それでいいんだよ」「俺達も同じだよ」って寄り添ってくれる。そこが他のアーティストとは違うところだと思っていて。

キラキラした面だけを見せるのではなくてその影にあるダメな部分も隠さずに見せて、「それでも大切なものを守れたらそれでいいんだ」って肯定してくれる。

そんな泥臭いところが本当に大好きだ。

来週の埼玉公演にも参戦予定。楽しみ。


まだまだ語りきれないけど、他にも好きな歌詞を羅列する。

幸せとは 大切な人に降りかかった
雨に傘を差せることだ

back number『瞬き』

大事にすべきものは
探せばいくらでもあるんだけど
本当はそんなにいくつもの ものは守れなくて
だから選ぶんだよ 僕も君も

back number『日曜日』

あなたの思うような人にはなれなかったよ
あなたが思うよりずっと
変わろうとしていたんだよ

back number『風の強い日』

いつもきっと二人は 同じように願ってるのに
こんな風になるのは どうしてなんだろう

back number『sympathy』

これから僕もいつかこの場所で
変わって行くのかな 忘れたくないな
ここから見えてる全てが 眩しく輝いてること

back number『東京の夕焼け』

わたしはこれからもback numberに支えてもらいながら、共に生きていくんだろう。

そんな存在に出会えてよかった。

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