退職後にパートタイムに切り替わるが、有給休暇はどうなる?



有給休暇は消える? それとも、まだ使える?


働く形態は、フルタイムだけでなく、パートタイム、派遣、契約社員、委託など、色々とあります。

例えば、今はフルタイムで働いているけれども、何らかの理由で短時間勤務に切り替えたとか。他にも、フルタイムでは働けないので退職しようと思ったが、パートタイム勤務ならば続けられそうなので、退職するのをヤメて、パート勤務で仕事を続けようとか。

必ずしもフルタイム勤務だけが選択肢ではないのですね。

では、フルタイム勤務をヤメて、パート勤務に切り替えたとき、有給休暇の取り扱いはどうなるでしょうか。


例えば、今まではフルタイム勤務で働いていたが、何らかの事情で退職することになった人がいるとします。退職届も会社が受理し、雇用保険や社会保険の資格喪失手続きも終わった。ちなみに、有給休暇は11日分残っているとします。その後に、「フルタイム勤務はできないけれども、パートタイム勤務ならできるので続けよう」という話になったら。

退職の手続きは終わったのですけれども、本人と会社との間で事情が変わって、短時間でも仕事を続けてもらうという流れになったのでしょう。

この場合、残った有給休暇はどうなるでしょうか。

退職の手続きは済んだのだから、もう有給休暇もなくなるのか。しかし、パートタイムとしては仕事を続けるのですから、残った有給休暇も継続して使えると判断してもよさそうです。

他にも、残った有給休暇を買い取るという手段もありますね。退職の手続きはできているのですから、買い取る余地はあるといえばあります。

残った日数は11日分だけなので、11日だけフルタイム契約を継続し、有給休暇だけを消化する期間を設けるのも一考ですね。

対処法が1つではないので、悩むところですが、さて、どうやって解決しましょうか。

1.残った休暇を買い取る。
2.11日だけ雇用契約を延長して、有給休暇だけを消化する。
3.雇用契約は終了したので、買い取りせず休暇は消滅。
4.パートタイムに切り替えた後も残日数を引き継ぐ。

さあ、どの方法でアプローチしようか。



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