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はじめてのひとり旅をまだ覚えてる。

あのとき。2015年の10月、わたしは大阪から高速バスで香川へ向かった。そこからフェリーに乗って、小豆島へ渡った。しょうどしま。どうして小豆島を選んだのだったけ。

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ひとりで旅した。はじめて、ひとりで。孤独はちょうどよかった。

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カメラはGXR、そいつだけが相棒の旅だった。

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まったくのノープラン。観光案内所で「どう観光したらいいでしょう」と聞いて、おばちゃんの言葉を参考に観光プランをその場で組んだ。

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エンジェルロード、寒霞渓、風車のある丘。時間を気にせず、ぼーっと過ごして、風を浴びた。

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このころ、というかこの旅では、どうやらカメラ内でクロスプロセスというフィルターをかけるのがすきだったらしい。青緑が似合う瀬戸内海だったんだなあ。

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秋は、オリーブの実が収穫時期だった。

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ひとりだったので、宿での夜は、ずっとその日のことをノートに書き連ねていた。

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それまでの生きかたをひっくり返してコピーライターになろうと決めたのは、小豆島でのことだった。気持ちの整理ができるのがひとり旅だと、このときに学んだ。

生きてる実感を強めたい、という幼稚で愚かで懸命な決意だった。

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そしてその2年後にはコピーライターの職に就き、さらにその2年後には無職になっている。人生、どうなるかわかったもんじゃない。

でも、生きてる実感を求めていつも進んでいるような気もする。

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さて、ここからは、どこに旅して行こうかしら。まだ、決断らしきものはできてない。わくわくしながら、探していくつもりだ。

人生は旅。またフェリーに乗りたいな。寒霞渓からの景色を見下ろしたい。

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