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眠れぬ夜には、落ち着く香りを。

今日はとてもひどいニュースの詳細が、ネットでもテレビでもやっていて、気分が重くなる。なにも書けない気がしてしまう。でも、書いておこう。暗いことを浸って書くのはいやだ。それはしてはいけない気がする。

落ち込んだとき、どうしようもないとき、最近は香りに頼っている。

アロマディフューザーに水と入れる、数滴の精油。ほんの少しで、部屋中が一変する。

いま部屋に置いているのは、
スウィートオレンジ、
タンジェリン、
レモングラス、
ゼラニウム、
ローズマリー、
無印良品ブレンドの「ただいま」。

気分によって使い分けている。落ち込んでしまったとき、今日みたいな日は、甘い香りで包まれたい。

ゼラニウムを選んだ。

暗さが心に不用意に入ってこないように、香りでコーティングする。落ち込んでしまうけれど、引きずられすぎてしまってはだめだ。これから、きっとわたしにできることがあるはずだから(とてもちっぽけでも)、すこやかでいないといけない。

少し重いゼラニウムの香りは、華やかなんだけれど、明るすぎず、気持ちに寄り添ってくれるよう。

明日になったら、もっと詳しい情報が出てくるのだろうか。テレビを埋め尽くしているのだろうか。

去年魅入った『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のシーンが、いくつか脳内再生されていく。どこを切り取ってもうつくしい、映像の数々。

生きているひととしてできることを、明日、また気持ちが落ち着いたら考えたい。そうなれるように、胸いっぱいに甘い香りを吸い込む。

悲しんで、けれど、できるだけじぶんの心を守って、できることを探す。せめて生きている方々の怪我がよくなるように祈ろう。

今夜わたしに30分で書けるのは、こんなことくらいだった。

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