見出し画像

7/27 大阪の旅、2日目。

朝起きて、昨日のインタビューで聞いた、いろんな話が、ふつふつと小さな泡みたいに浮かび上がってきて、断片的によみがえる。

誰かにインタビューするって、話を聞くって、相手が話してくれるって、すごいことだ。それを逃さずにキャッチできている自信がまるでないので、これから録音データを聞いて、ひとつの世界を編み上げる。

朝、時間をもらって、またひとと会った。以前、大阪に住んでいたときの知り合いだ。会話、録音しておけばよかったな。またいい話を聞いてしまった。プレゼントをもらった気分。わたしはもらうばっかりじゃないか、と情けなくもなる。

大阪に住んでいたとき、からだを壊した。ずいぶん休んだ。そして、やっぱりここにはいられないと思って、東京でコピーライターになった。大阪はすきだけど、あのね、うん。わたしにとって、ちょっとじぶんに気まずい場所だった。こんなことを、いい歳して大人が言うのも、恥ずかしいけれど。

いろんなことを学んで、からだもまあまあ健やかにしてて、へっぽこながら生き方を模索して、進んでいる。

大阪にいたころのじぶんがわたしを見たら、きっと、よろこぶんじゃないかなあ。

過去のじぶんをよろこばせることが、わたしの今回の旅の意味なのかもしれない。

大阪は、いいところだ。

お昼は、たこ焼きのたこばさんで食べた。

とってもおいしくて、おいしいだろうなあと想像していたよりもおいしくて、悶絶しながら食べた。この語彙の幼稚さで、伝わるだろうか。伝わらないと思うので、食べに行ってほしい。

いろんな味のたこ焼きを食べて、満腹! しあわせ。

たこばさんのひととなりが、まぶしかった。酸いも甘いも知って、その上でにっこり笑う大人の顔に見えた。かっこいい。Twitterで見ていたままのひとだ。焼きたてほやほやのたこやきに、ハケでやさしくリズミカルにソースを塗る姿がまぶしい。わたしはアツアツのたこ焼きをほおばりながら一本だけ缶ビールを飲んで、ただ仕事するたこばさんを見ていた。外は台風がかすめて、雨だった。

夜は前職の同期と一緒に過ごして、話した。新入社員のときでないと、同期っていう親しみはそんな強く持てないものなのだなあと、転職してやっと実感したんだよね。同期9人みんなで集まって研修中の休日に淀川でBBQをしたり、東京でみんなの寮に集まってお酒を飲んだり、同期の誕生日にはぴったり深夜12:00にホールケーキをもって突撃したり。はしゃぎながら、悩みを相談し合いながら、一緒にやっていた。そんなことも思い出した。

わたしも、多少はだけど、こうして酸いも甘いも両方知って、こうして笑いながら大阪を旅している。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。