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当たり前の毎日に、感謝を。

ICカードにお金を3000円チャージする。チャージするのはめんどくさいが、自動でクレジットカードからチャージできるようにするのは、怖いのでいやだ。じぶんがスーパーおっちょこちょいなのはわかっているからだ。

この作業にめんどくささを感じているじぶんの心で、気づいた。

わたしは電車に乗るときに、お金を払っている感覚がない。

ほぼ毎日、会社から支給された交通費で買った定期で、ピッと改札を通る。そこに金銭が発生している感覚がないのだ。当たり前とは、恐ろしい。電車に乗せてもらって、便利に生きているというのに。

だって、考えてもみてほしい。

わたしひとりの力でレールを敷くことも、電車を買うことも、運転することもできない。つくることができないどころか、電車を一両買うことさえ、一生できないだろう(経済力の有無はさておき)。

そんな高価ですごく労力がかかる電車を、鉄道会社は毎日時間を守って運行してくれているのだ。さらに、片道数百円あれば、だいたいその日に日帰りで行きたい場所へ連れて行ってくれる。感謝。もう感謝でいっぱいだ。チャージがめんどくさいだなんて思ってごめんなさい。ありがとうございます。

乗客がたくさんいることで鉄道は運営できていると思うと、周りのお客さんにも感謝の気持ちが湧いてくる。わたしのためだけに電車を動かしてもらうことは、どんな理屈をこねても無理だから。

電気を使える、本が読める、服を買える、お風呂に入れる。

こんなすごいことが、いっぱい身の回りにあふれているのに、ついつい小さな不幸(とも呼べない不満)を見つけてしまうじぶん。

もっともっと、感謝を実感しながら過ごしていきたいもんだ。何気ない毎日は、これまでの誰かの仕事の上に成り立っている。

わたしも、誰かのための一部になる仕事をしていきたいなあ。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。