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人生の深さをつくるために。

深みのある人生って、なんだろう。

30歳になった今日の朝、考えていた。昨日noteを書きながら、低空飛行どころかちょっと地中に潜ってた時期もある、これまでの人生を回想したからかもしれない。

深さを出すには、2つのポイントがあるのではないだろうか。

ひとつめ。
落ちるところまで落ちて、あがいて、のたうち回ること。じぶんのなかの底辺をつくる。どうしたら上手くいくのだろう、いや上手くいく日なんて来るのだろうかと迷い悩むところ。

ふたつめ。
落ちたところから、運や周囲のひとの助けや実力で、這い上がること。じぶんのなかの上辺まで登る。ああ、こんな景色が世の中にはあるんだ、広い世界に生きているんだと知ること。

この落差が、深さになる。

低いところに落ちた経験が、いつか高いところに登れたとき、深さになる。

だから、高いところで傍観してるだけじゃだめだし、落ちてふて腐れてるだけじゃだめなんだ。

たくさん飛び込んで、上を見上げる。
信じて飛び込み、一心に登る。

そんな心象風景を思い浮かべてたら、小豆島の寒霞渓が脳裏に浮かんだ。

切り立った崖をロープウェイで登っていくと、眼下には岩の波、小さな街が広がっていて、きらきらと海と小島が浮かんでいる。
潮風が吹き上がってきて、雲が近くをかすめていく。

生きてる、という実感が強く胸を打つ瞬間だった。

登ったところから見える景色は、ありきたりな言葉だけど、すばらしくうつくしかった。








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