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7/28 大阪の旅、3日目。

朝、通天閣を横目に宿を出て、奈良を目指した。

今日訪れたのは、とくべつな場所。大神神社。

大阪に住んでいたとき、奈良がいちばんすきだった。刺激的な大阪でも華やかな京都でもなく、奈良。のどかな雰囲気が、ふわっと心を解きほぐしてくれる。とくに大神神社は、奈良県の中でも別格。

はじめて訪れた数年前の夏の日、鳥居をくぐった瞬間にひんやりとした感覚に包まれたときから、大神神社に魅了され続けている。もしも地方に引っ越すなら、三輪がいいとさえ思う。

大神神社は、日本最古の神社とされている。

ご祭神の大物主大神(おおものぬしのおおかみ)がお山に鎮まるために、古来本殿は設けずに拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し三輪山を拝するという原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社です。(HPより)

御神体は、三輪山そのもの。しかも山に、登ることもできる。登山ではなく、登拝。お参りのために山に登る、一般の登山やハイキングとは異なるもの。

三輪山に登る際には、何かを持ち込んではいけないし、持ち帰ってもいけない。水分補給のための飲みものはよいけれど、食べものなどを持ち込んではいけない。そして、山中のものを持ち帰ってもいけない。写真を撮らない、木ノ実や葉っぱも石ころも持ち帰らない。そんなルールがある。

数年前、一度登ったことがある。そのときは体力がなくて、とても大変だった。今回は2回目の登拝。意外と大丈夫だった。確実に筋肉痛にはなるだろうけど。汗だくになったけれど。

神さまの胎内で、自然とふれあい、じぶんの心と肉体と対話する時間。

気軽に行くものではないし、オススメもできないのだけれど、ここでしかできない体験がある。どんな体験をしたか?それは言わない、わたしは登拝させてもらっただけ。山中で体験したことは、外で言わないことも、登拝の約束のひとつだ。

ふつうに手を合わせるお参りもできるので、そっちはみんなにオススメしたいな。

あと、以前授かったお守りを返納して、あたらしいお守りを授かった。

登ったあとは、日本酒アイスを食べたりして帰った。

以前来たとき、近くの鍛治道場にも行ったことがあるけれど、ここもすばらしかった。見学できる日時が限られているけれど、また行きたい場所だ。うつくしい刀、その周りの土地の雰囲気もすばらしい。

大神神社だけでなく、この土地を見てまわるのは、のんびりした空気が流れていて、気持ちがいい。

なんだか、旅行記っぽくなった。うん。

いい時間の流れを、じぶんのなかに取り込んで、旅は終わりをむかえ、また日常の旅に戻っていく。

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