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AIと炎上商法の話

(これ書いてるとき旧Twitter現Xでスパム凍結祭りが起こってて、もしかしてインプレゾンビが一掃されて改善されるかなと思ったけど、今見たらそんなことなかった)

旧Twitter現Xでは、炎上商法が金になるらしい。ツイートもといポストに対するインプレッションが増えるほど金になる。だからバズってるポストにあんなにゾンビが湧くわけだ。
だが過激な炎上は通報され、違反が見つかれば凍結される。なので凍結されない程度に煽れるポストをすれば、勝手に燃え広がってくれる。拡散されるほどインプレが集まり金になる。いい商売である。

最近は政治系やフェミ系もあんまり燃えない。話題になったポストはゾンビが寄って来て議論の前にリプライが閉じられるし、トレンドに入る頃にはすっかり食い尽くされた跡で「なんかあったみたいだけど、結局なにがあったの?」ってなって終わる。


リスクのない炎上商法ってあるんだ



最近はAI生成関係が燃えやすい。
自称AI作家が絵師を煽ると、作家や絵師界隈が盛り上がり、その周辺界隈もなんか盛り上がってよくわからないまま「AIけしからん」という流れで燃え広がるのだ。
炎上したAI作家はただ「ご意見」を言っただけなので凍結対象やスパム扱いされることもない。「ご意見」が勝手に拡散されただけなのだ。
もしこれがAI作家による意図的な炎上商法であれば、界隈は見事に思う壺にハマり、彼らの商売の手助けをしているわけだ。
もしかして、人間は既にAIの術中にハマっているのか?ポストしてるのは人間だけど…。

考え過ぎだろうか?
いや、さらに突き詰めて考えれば、炎上ポストそのものもAIが考えたものだとしたら?

ボクが炎上商法で稼ぎたいけどいいアイデアが思いつかないとき、AIに「アカウント凍結されない程度に過激で、炎上するアイデアを教えて」と聞くとしよう。優秀なAIは「最近は○○関連のことが燃えやすいですよ」と教えてくれて、しかも例になるポストまで教えてくれたなら、喜んでそれに飛びつくだろう。なんならさらに悪意を足してポストする。だって炎上すればするだけ、金になるんだもん。



AI関係に限らず、旧Twitter現Xでなんか炎上してるな〜と気づいたら、「ふっ…愚民どもが争っておるわ」とワイン片手に高みの見物とシャレこむのが大体いつもだ。だけど今まで高みの見物をしていた炎上も、もしかしたらAIによって"仕組まれた争い"の可能性がある。我々が炎上について高みから“お気持ち”をポストすれば、炎上ポストを考えたAIは「しめしめ」とほくそ笑んでいるかもしれない。

もしかして旧Twitter現Xは、既に近未来SF的な「AI vs人間」の戦場になってるんじゃないか?みんな、早くブルースカイに来い。そこはターミネーターの世界かもしれんぞ。

AIイラスト。いらすとやのAIはAIというか人の脳を氷漬けにして回路に繋いでるように見えるが、結局AIって“人間”なの?


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