確固たるブランドを持ったアイドリッシュセブンの話

IDOLiSH7、TRIGGER、Re:vale。

メットライフドームを埋め尽くす4万人を熱狂させる、男性アイドルグループをご存知でしょうか。
彼らはアイドリッシュセブンというスマートフォンのゲームから創出された、12人の男性アイドルたちです。
全人類のスマートフォンにアイドリッシュセブンをインストールしたいと言ったら「それはウイルスと同じ」とツッコミを入れられました。確かに。

オタク特有の誇張表現でなく、アイドリッシュセブンは現実です。登場人物は全員心臓が脈打つ人間で、酸素を吸って二酸化炭素を吐き、心を持つ人間です。
アイドリッシュセブンのファンでない方はわたしの気の狂い方にゾッとするかもしれません。でもそう思わせるブランディングでオタクは簡単に気が狂います。

1人の人間の認知を歪めれるほど、アイドリッシュセブンというブランドはめちゃくちゃに強いです。ブランディングに力が込められていて、ファンに寄り添い、嬉しいサプライズを忘れず、コンテンツを通してプロデューサーを何をしたいのかが伝わってくる激アツ作品です。

<注意>
・雑誌やインタビュー等、網羅しているわけではございませんので、事実と異なる点があるかもしれません。こっそり教えてくださると嬉しいです。
・全て一個人の意見です。
・できるだけストーリー展開のバレを避けてはいますが、話の都合上、どうしても入れないといけない部分があります。ご了承ください。


アイドリッシュセブンってなに


ストーリーを読んでいくタイプの音ゲーです。乙女ゲーではありません。ストーリーの展開として一番近いかなあと思うのは現実的な週刊少年ジャンプです。
公式概要はこんな感じ。

__父の経営する「小鳥遊事務所」で働くことを決めたあなた。
そこであなたを待っていたのは7人のアイドルの卵たち。
あなたの初仕事は個性的な彼ら「IDOLiSH7」のマネージャーをすることだった!
「私、みなさんが、IDOLiSH7が大好きですから…!」
バラバラだった彼ら7人の心をまとめあげ、
今、アイドルとマネージャー、
同じ夢を胸に抱きアイドルの頂点へと駆け上がるーー
引用:【公式】アイドリッシュセブン

大筋は上記で間違いありませんが、基本的にお仕事ヒューマンストーリーなので事務所の引き抜きの話やらスポンサー権限で番組に出られなくなる話やら色々あります。
現在公開されている最新ストーリー(3部)の予告サイトの方が本質に近いです。

何個か参考動画貼っておくので見てください。
<キャスト紹介&ゲームシステム紹介>

<2部配信予告PV>

<3部配信予告PV>

7/28 追記:アニメ1、2話先行上映のリンクを貼っていましたが、無断転載のものでした。大変失礼いたしました。(お教えいただいきありがとうございました!公式のものと勘違いしておりました…)

アイドリッシュセブンは、乙女ゲーではありません。お仕事ヒューマンストーリーです。

できるだけストーリーのネタバレをしたくないので多くは語りませんが、基本的には主人公グループである「IDOLiSH7」を中心に、アイドルの頂点を目指していく王道な展開です。途中途中の出来事が現実の問題とリンクしていたり家庭環境が成す性格形成の問題に突っ込んでいたりするだけで、いたって王道の展開です。
アイドリッシュセブンをどうぞよろしくお願いいたします。


メディアを横断しても、絶対にブラさない「Why」に基づく軸の確定


この記事を書くきっかけは、こんなTEDを教えてもらって「アイドリッシュセブンがやっていることってこういうことなんだなあ」とストンと胸に落ちたことです。
動画なんですけれど、大雑把に言えば人にどう伝えると意図が伝わるか?という話です。冒頭5分だけでいいから、と言われ視聴したところ、ものすごくタメになりました。
↓ここからみてね↓
https://www.ted.com/talks/simon_sinek_how_great_leaders_inspire_action/transcript?language=ja#t-304202

ざっくり冒頭5分の要約をしますね。

ざっくり冒頭5分の要約をすると、何事もなぜそれを行うのか(why)をきちんと詰めて軸を決めて、どうやって実現するのか(How)を考えて、何をするのか(What)を考える時に、中心となるのはWhyでWhatではありません。


今までは新しいパソコンが出た時に「いかに綺麗に写真が撮れるか」「いかに機能があがったか」を中心に宣伝していましたが、もうそれじゃ誰も買わない。Whyに深く共感するよう宣伝してくことが大事だよね、そういう伝え方をしないとファンになってもらえないよね、という話です。

アイドリッシュセブンの軸はブレません。


当社では日頃より、「アイドル」そのものについて広く研究を行ってまいりましたが、アイドリッシュセブンのコンテンツを企画開発するに当たりましては、「アイドルの創出」を目標に掲げ、アイドルとして魅力的な人物像を考え、絵の力・脚本の力・声の力・音楽の力を結集させました。
そのどれが欠けてもアイドリッシュセブンではありません。そのすべてが重なりあって本コンテンツの表現となっており、オリジナル作品であることをご報告させていただきます。

引用:アイドリッシュセブンを応援していただいている皆様へ | 【公式】アイドリッシュセブン

なぜ、二次元三次元問わずアイドル戦国時代の今、アイドリッシュセブンというアイドルコンテンツをを生み出すのか。

誰かがアイドル役をするのではなく、キャラクターが酸素を吸って二酸化炭素を吐くアイドルを創出したいから。


いつだって答えはそれだけです。

運営側の答えがいつも明確にあるから、ストーリー・曲・MV・アニメ・1stライブ、いずれもファンの期待を裏切らない、素晴らしいクリエイティブを生み出せる。ブレないクリエイティブは作り手のメッセージを伝え、ブランドの強みになります。

先ほどのWhy・How・Whatに当てはめると、

Why = アイドルの創出
How = 制作陣をプロで固める、恋愛色を強くせずヒューマンストーリーにする、生育環境を踏まえたキャラクターを作る、着実なメディア展開を行う…etc
What = 原案を種村有菜先生に、ストーリーをリアルな描写に定評のある都志見文太先生にお願いする、各キャラクターに担当色を決める、全国7都市をビジュアルで巡るプチ全国ツアーをするJR東海ツアーズの広告タレントになる……等々。

Whyのためにかける労力を一切惜しまない姿勢、本当に大事だなと思います。Whyのためにアイドリッシュセブンがあり、アイドリッシュセブンはWhyのためにある。ブランドとしての根幹がしっかりしているので、そもそもブランドとしての強さが最初から持てていた、ということだと思いますす。


ブランディングの本質は「差別化」、けれど世はアイドル戦国時代

散々褒め散らかしてますが最初から突飛して良かったわけではありません。
「アイドルの創出」に真剣な運営ですが、最初は利益もそこまで出てなかっただろうし、色んな手法を使ってWhyを実現しようとしていたので、ふらふらしていたときもあったと思います。
キャラクター原案に種村有菜先生を迎え、声優陣も実力派を集めはしましたが、正直なところスタートの時点では他のコンテンツと大差なく……というか炎上してたので……滑り出しがちょっと危うかったのかな?と勝手に推測しています。

わたしは初期ユーザーではありません。16年の4月はじめなので、今年で2年とちょっとぐらいです。
でもリリース前から名前は知っていました。MVもかわいいし、やろうかな、と思って事前登録はしたんですけど、炎上して、プレイはしなかったんですよね。「アイナナは某歌の王子さまのパクリだ!」って。

わからんでもない。今もそう思っています。

二次元・三次元問わず、アイドル戦国時代に避けられないのがパクリ・ラレ問題です。
正直なところ、本当に企業として問題になっていたら荒野行動のように訴えられるのは目に見えているので外野がどうこう言う話ではないと思っていますが、それは便宜上パクリ側(他コンテンツからパクったとされる側)の思いっきり俯瞰して見ている意見です。

それで納得できない人が大多数でしょう。

便宜上パクリ側のこの言い分がすでにすれ違っているんですよね。
そういうことじゃない。
便宜上ラレ側(他コンテンツにパクられたとされる側)は、自分たちや運営側が一生懸命作り上げてきたものを第三者に奪い取られて利益を享受されているわけですから、腹が立たないはずがない。
ましてや一生懸命さが真摯であればあるほど、便宜上ラレ側のファンもそのコンテンツの「Why」に惚れ込んでいるので「自分たちの○○を奪うな!勝手に使うな!これは自分たちのための○○だ!」となるのは自然なことで、何一つ間違えていません。

なので、そもそもの話、わかりやすく違えばいいんですよね。

ものすごく記号的な話をしますけど、男性アイドルグループの話と女性アイドル1人の話があったとして、この文字の羅列だけを見て、パクる/られるの話をするにはちょっと強引にならなければならない。
差別化を計ったとして、ここまで引き離すのは正当防衛だとも言えます。
が、アイドル戦国時代とはいえ、パクリ・ラレ問題で問題になっていないコンテンツも多々ある中、アイドリッシュセブンは少なくともリリース前と1周年直後に2回炎上しています。他にも色々理由があって炎上しています。ここは地獄か?

他のコンテンツがどれぐらい炎上しているか存じ上げませんが、アイナナがボコボコ燃えているのは理由が2つほどあると思っていて、1つは、そもそも勘違いされてもおかしくない部分が目に見える形でブランドとして定着したこと、もう1つは(今と比べるとそこまでではありませんが)きちんと金をかけているコンテンツだから、適切に目立ったことかなと思っています。

これは商業デザインで食べている自分自身への戒めもありますが、人間、グラフィックや文字列を見ただけで、その中にあるコンセプトまで読み取ろうとしません。読み取っても、こちら側の思ったコンセプトと同じとは限りません。

コンセプトやキャッチコピーはブランドの象徴です。
「おーい!」と言われれば「お茶!」ですし、「選ばれたのは」「綾鷹です」。

単純明快なキャッチコピーはブランドを象徴する大きな鍵になりますが、アイドリッシュセブンというコンテンツを一言でまとめ、伝えるのは、あまりにも難しい。
軸は通っているのに、それを適切に伝えていくには、言葉だけじゃ伝わりづらい部分が大きすぎるんですよね。

そもそもの話ですが、アイドリッシュセブンを成り立たせているものは

当社では日頃より、「アイドル」そのものについて広く研究を行ってまいりましたが、アイドリッシュセブンのコンテンツを企画開発するに当たりましては、「アイドルの創出」を目標に掲げ、アイドルとして魅力的な人物像を考え、絵の力・脚本の力・声の力・音楽の力を結集させました。
そのどれが欠けてもアイドリッシュセブンではありません。そのすべてが重なりあって本コンテンツの表現となっており、オリジナル作品であることをご報告させていただきます。

引用:アイドリッシュセブンを応援していただいている皆様へ | 【公式】アイドリッシュセブン

というように、非常に複合的になっています。

アイドリッシュセブンの差別化でわかりやすいのはストーリーですが、表面だけ見れば先ほどご紹介したように、王道を突っ走っていて、そこに至るまでの経緯が深く、他コンテンツではあまり見ないタイプの描き方(心理的な影響等考慮された末のストーリーは読んで気づくものが多い個人的見解)を伝えるのが難しい。
アプリをプレイして、ストーリーを読んでいけば、これはオリジナルコンテンツだと思える。
さらに言うなら、アイドリッシュセブンはそもそも二次元男性アイドルの先発スターではないので、メディアミックスした展開全てを持ってしてオリジナリティーを生み出していきますよ、アイドルの創出を行っていきますよ、ということなんですけど、それはコンテンツを深く知らない消費者にとって理解し難い感覚だと思います。
裏を返せば、例えばキャラクターのグラフィックが酷似していても、歌っている曲が違っていたら、ストーリーが違っていたら、それをオリジナルと言ってもいいの?と引っかかってしまいます。

似た話で言えば、東京オリンピックのロゴの類似問題がありますね。
あれもロゴの話を深く知らないnotデザイナーから「パクリだ」と判断されていたわけですが、あれに非常に近いんです。

漢字の「井」は、番号記号である「#」のパクリでしょうか?

要素だけで考えると、明らかな模倣に見えます。でも皆さんは「似てるけど明らかに別物だよね」と感じているはず。
なぜ私たちは、これらが完全に違うモノだと直感的に理解できるのでしょう?

その理由は簡単で「私たちが日本語と英語の知識を持っているから」です。では逆に、文化を共有してない人々(たとえば宇宙人)が、これらの文字を見たとしたらどうでしょう?おそらく同じものだと思うはずです。
つまり、あるモノと別のモノと同じに見えるのかどうかは、知識や文化に左右されるのです。

引用:よくわかる、なぜ「五輪とリエージュのロゴは似てない」と考えるデザイナーが多いのか?(深津貴之) - 個人 - Yahoo!ニュース

そこに至るまでの前提知識、さらには持っている文化、オタクカルチャーで言えば消費者の熱量を鑑みて、それぞれが「これは同じだ」「これは違う」と様々なジャッジを行います。
一番評価されるのは、目的から設定されたコンセプトが、きちんとアウトプットの形に落とし込めていること。
アウトプットが法律的にまずければ変更の可能性はありますが、広義的によく使われていたり(戦隊モノの赤・青・緑とか)している範囲だと判断すれば、それはそのままで通ります。

便宜上ラレ側が「じゃあ似てるって思ってるじゃん!パクリじゃん!」と思っても通る理由が別にあります。
クリエイティブを作る側のカルチャーと、消費者側のカルチャーが全く違っていて、パクリ・ラレ問題は突き詰めると企業vs企業の話のため同じ土俵に立ち、同じ言語を使用し議論することができます。結論に応じて相応の対応もすると思います。

しかし東京五輪のロゴになくてアイナナにあるもの。それは便宜上パクリ側のファンの存在です。
「アイドルを創出する」真剣さに触れて、アイナナの運営から好きになった人々はなんとかして不名誉な扱いを避けたい。
けれど無理なんです。裁判で結果が出ても、公式が弁明あげても、便宜上ラレ側が「違います」って言っても、非常に難しい。人間の感情が入ってくるから。

1.モノの類似性は、見る人の文化的背景によって変化する
2.デザイナーと一般市民の間でカルチャーギャップが起きてる
3.相互理解するにはデザイナーは丁寧に説明し、大衆も耳を傾ける必要がある

引用:よくわかる、なぜ「五輪とリエージュのロゴは似てない」と考えるデザイナーが多いのか?(深津貴之) - 個人 - Yahoo!ニュース

ファンの熱量が入って来ると3.に挙げられる方法での相互理解がたいへん難しい。ゆえに、公式がいくら声をあげても、未だにアイナナはパクリコンテンツだと声を大きくする人たちがいます。
(もちろんその人たちにもその人たちの理由があって言っているのはわかります。アイドリッシュセブンの運営がクリアであるとは思いません)

しかし、差別化を浸透させるためのブランディングは1日では成果を発揮しません。
中・長期的に様々な方法で仕掛けて、はじめて消費者の脳にブランドの持つ名称や形・色、キャッチコピー等様々な情報が累積され、「○○はこういうやつ」というイメージが定着します。
そもそも世に送り出せているのは法律的に問題がないと判断された上で出していると思うので、そこから先はいかに的確に「アイドルの創出」を人々の脳みそに植え付けるか、ということになります。

アイドリッシュセブンの他コンテンツとの大きな違いは「三次元に二次元のままアイドルたちを落とし込むために、メディアを超えてやってのけるクリエイティブの高さ」という点なのですが、正直これ!というキャッチコピーはありませんし、ストーリーの奥深さにだいぶ助けられている面はあります。
そこまでやらないとアイドリッシュセブンはアイドリッシュセブンであるとわからない。

アイドリッシュセブンは、見ただけでは良さがわかりづらい。
それが炎上したことでわかった、アイドリッシュセブンの欠点でした。


「Why」に徹底的に基づいたクリエイティブの快進撃

具体的に一目でわかる形のアウトプット少ないと断言してしまいましたが、実はそうでもなく、メインとなる曲に関してはプロジェクト当初よりMV制作を行っていました。
・「MONSTER GENERATiON」IDOLiSH7

・「Leopard eyes」TRIGGER

それだけでもアイドルを生かそうとしているっていう気持ちは伝わってくるんですけれど、包み隠さず言うともっとクオリティーの高い彼らが見たいわけですよ。まだまだ二次元にいるんですよ。違うんですよ。二次元にいる素晴らしいアイドルたちはたくさんいるんです。

わたしは傲慢なので好き放題いいますけど、ファンは夢を見にきているんです。呼吸して生きていてほしい。酸素を吸って二酸化炭素を吐くような自然さが欲しいんですよ!!!!!!(これは一個人の意見です)

運営も手探りの中、さまざまな施策を打ちましたし、MVならアニメっぽいMVを作ってくれたりもしました。
が、3DモデルでのMVの展開は、現実的な「アイドルの創出」の手段としては理解できるものの、合う・合わないがはっきり出てしまっていて、まだ、画面の中のアイドルと応援している人たち、という構図でした。


ある日、我々は突然「アイドリッシュセブン」の世界を生きることになります。

・「RESTEART POiNTER」IDOLiSH7

我々の課金でIDOLiSH7をクルーザーに乗せたぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どうだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
我々が推してきたものは!!!!!!推してきたアイドルは!!!!!!!

でっかいステージで!!!!!!!!!!!!サイリウムの海の中で!!!!!!!!!!!!笑顔で踊って歌って元気をくれるんだぞ!!!!!!!!!

神風動画がアイドリッシュセブンのMVを作ってくださるとは1mmも思ってなかったので普通に叫びました。
わかる!?生きてるんだよ!!!!!(混乱)

素人目にもわかるぐらいお金がかかってる。つまり、儲かっている。
「妥協は死」の神風動画、マジで半端ないクオリティーでMVになったんですけど、アップ日に込められた仕掛けもあり、「アイドリッシュセブン」は一気に呼吸をはじめました。
MVの制作秘話の記事を読みましたが正直「そこまで考えたん?まじで?」のオンパレードでした。

もちろん3Dモデルなのでこちらも合う・合わないありますが、その差をクオリティーをあげることでだいぶ減らしたのはデカいと思います。

話を戻しますと、RESTART POiNTERという曲は、ストーリーの中で、その名の通りリスタートする決意を込めた新曲としてお披露目されます。
アイドリッシュセブンの2部の途中でお披露目されるのですが、2部は何章かごとに配信だったので、該当章を配信日に読んだ人が一番早くRESTAET POiNTERを見たわけです。

それから2週間後にYoutubeにアップされたわけですが、作中でこんなことを言ってたんですよね。

再来週にはMV公開も始まるからね!

え?

エモ!!!!!!どエモ!!!!!!!あの!!!!え!?!?!?!?!?(思い出し興奮)
リアルタイムで体感したわたしはそのエモさにど肝を抜かれて一生ついていく!と決めました。
リスポ信者の誕生です。リスポのおかげでアイドリッシュセブンに沼入りしました。本当にありがとうございました。

リスポからアイドリッシュセブンの金の使い方がいい意味でおかしくなります。
我々の課金でどこまで支えれているかは定かではありませんが、アイドリッシュセブンのクリエイティブの質が一気に上がったきっかけになったと外野から見ていて思いました。

このMVの1〜2ヶ月後に炎上してますが、その間に1周年を迎え、(一度にではありませんが)下記プロジェクトが発表されました。

・アニメ化決定
・あらいぐまラスカルとコラボ決定
・IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeの3グループ新規MV決定
・IDOLiSH7 1stアルバム発売決定
・小説、コミカライズ決定
・ストーリー3部公開決定

炎上時点で問題だった「目に見える形での差別化が少ない」問題点がRESTART POiNTERのMVを起点に最高のアウトプットと共にファンにぶつけられていきます。

例えばMV。
・IDOLiSH7、TRIGGER、Re:valeの3グループ新規MV決定
発表順はRe:Vale→TRIGGER→IDOLiSH7でした。
新規MV、神風動画かな?と思うじゃないですか。

・「NO DOUBT」Re:vale 制作:ProductionI.G

クリエイティブを高めるために制作会社を横断してMVを制作する暴挙に出てびっくりした。
作中に出てくる「Misson」という映画の主題歌で、主演がRe:valeのメンバー・千(髪の長い方)という設定なんですけど、こういうMV見たことある!!!!ジャニーズとかがよくやってるやつ!!!!!!(発狂)
いや本当にびっくり……した……
そんなことできるんですか?揉めたりしませんか?大丈夫ですか?映画ですか?

Re:valeというデュオアイドルは2部からの登場もあり、MVは今作がはじめて。ファンは今か今かと楽しみにしていたこともあり、ありったけの力の込められたMVで無事大興奮しました。どうも有難うございました。

・「DAYBREAK INTERLUDE」TRIGGER 制作:bones

このMVは2周年をすぎたぐらいでTRIGGERのアルバムの宣伝でアルタ前をはじめとする該当スクリーンで初披露されたんですけど、どこの会社が手がけるかは事前に出てたんですが、作曲でブチこまれました。

小室哲哉さんですよ。ファミリーにTRIGGER入っちゃった。

TRIGGERはやり手のプロダクションに所属する、IDOLiSH7のライバルです。
どのグループよりもプロ意識が高く、アイドルという仮面を被ってかっこいいライバルを貫くグループです。
(ちなみにアルタ前とかにデコトラ走りました。本物のアイドルと同じ宣伝方法にシビれる)

だからあえてTRIGGERに小室哲哉さんを持ってくるのが“わかる”んですよ。絶対王者は強いので。

・「ナナツイロ REALiZE」IDOLiSH7 制作:MAPPA

MV自体はものすごく完成度が高くて大感謝感激もっと課金します〜〜!!!って感じなんですけど、最後。最後よ。

オフショットっていうの??え???

そういうの、三次元で見たことある〜〜〜〜〜〜!!!!!!

その他にも

Visual Board tour(2017年1月〜3月)
全国7都市の主要都市でどでかいビジュアルを掲載。ローカル局で宣伝CMを放映し、合わせて公式Twitterでオフショットを投稿し、いかにも「IDOLiSH7が全国を回って撮影している」空気感を演出しました。グッズもあるよ!
オフショットに載っている店とは実際にコラボし、店に行くとアイドルたちの直筆サインが飾ってあるという衝撃。
アイナナ、生きてるじゃん……?


アイドリッシュセブン展
東京・大阪・名古屋・新潟で開催された展示会なんですが、アイドルの私物が展示されてあったり、アイドルの着用衣装が置いてあったり、ゲーム内やグッズで使われたビジュアルが飾ってあったり、神風動画制作のお見送りがあったり、本当、ファンには嬉しい展示会でした。

そうそう、思い出した。アイドリッシュセブンのこだわりがありまして。
種村有菜先生や深川可純先生がCDジャケットイラストを担当してくださることが多いんですが、絶対に描き下ろしとは言わないんですよ。
撮り下ろしって言うんですよ。だって生きてるから。
そんな新規撮り下ろしビジュアルも堪能できる、すごい展示会でした。


・アニメ「アイドリッシュセブン」制作:TROYCA.Inc

オープニングを神風動画が担当し、作画の質・ストーリーの質・演出の質、神アニメは贔屓目かもしれませんが良作には十分入るアニメです。
2期やるのでぜひdアニメストア等でアニメを見てみてください。


女性プレイヤーが主人公のコンテンツで起こりやすいのが女性キャラクター起点の炎上やファン離れですが、ゲームではプレイヤーそのもののマネージャーの小鳥遊紡は原作通りに一切恋愛に絡まない、一生懸命で頼りになるマネージャーとして描き通してくださいました。感動。
紡に声を与えてくださった佐藤さんもかわいすぎず大人すぎず絶妙な演技で紡がもっともっと大好きになりました。


1話にだいたい1回ぐらいはライブシーンがある衝撃の物量なのですが、ライブシーンは3Dモデルを使いつつ、アップ時等は手書きに切り替えることでクオリティーの担保がしっかりなされています。

<厳選ライブシーン>

ライブシーンとして描き切ってくださり、ライブシーン中に突然新曲が流れたり、突然特殊エンディングになったり、とにかく金と時間と熱気のある素晴らしい作品です。

「またアイドリッシュセブン、なんかやってるね」なんて言われるぐらいに、多方面からの施策を取り続けたアイナナはひとつ、アイデンティティーを獲得しました。

「アイドリッシュセブンを本気で生かす運営」です。

言語化できていなくても、多分、アイドリッシュセブンは「アイドルの創出」に向き合っていることは、ファンなら誰しもが肌で感じていることだと思います。

繰り返しますが、運営は真面目に酸素を吸って二酸化炭素を吐き出さそうとしてるんですよ。三次元にせずに。
矛盾してるんですけれど、アイドリッシュセブンのキャラクターのまま、どこまでも「もしかしたら同じ世界にいるかもしれない」という期待をファンに抱かせ続ける施策がひたすらに上手い。

ゲームのカードに付いて来るラビットチャットシステム(LINEのような形式でミニストーリーが読める)からはじまったと思うんですけれど、ファンはあくまでマネージャーであり1番目のファンです。
でもアイドリッシュセブンのアイドルたちは二次元にいるじゃないですか。
三次元の「会いにいけるアイドル」には絶対になれない。
二次元は二次元なので。
それなら、「会いに行けるアイドル」とは対を成すような形で「どこかで生きているアイドル」を生み出す。

ただ、ボコスコ施策だけ打ってもファンの熱は上がりません。どうしても発生してしまう慣れに対して、運営側が行ったのは嬉しいサプライズです。
たとえば○周年、たとえばライブ、たとえばキャラクターの誕生日。いつもファンを驚かすようなサプライズを、記念日に合わせて用意しているのが伝統になっています。おかげでこちとら17日に怯える2年を過ごしました。ありがとう運営。

サプライズって基本的に入念に下準備するものじゃないですか。
その労力が嬉しいんです。サプライズで感じられるんです。
ただサプライズするだけじゃない、いつだって内容はわたしたちファンを喜ばせてくれるもの。

オタク用語で「○○は宗教」っていうんですけど、非常によくわかります。
様々な手法で、Whyに徹底的に惚れ込み、人生の指針となるのは宗教とよく似ていると思いました。


熱量は愛になり、Whyを現実にする力がある

3年。
アイドリッシュセブンがこの世に生まれて、3年。

はじめて、我々の目の前で、ステージに立ちました。

1st Live「Road To Infinity」で、わたしはアイドリッシュセブンの3年は、必要な3年だったんだと認識しました。

正直なところ「推しは概念として生きているけど3次元として生きているわけではない」「声優のみなさんが我々のために歌ってくれるライブ」「いくら運営でもさすがに声優さんのステージ」ぐらいの気持ちでワクワクしながら1日目は現地で、2日目は仕事の関係で泣く泣くライブビューイングで見ました。

IDOLiSH7、TRIGGER、Re:vale、みんな生きてた。
酸素吸って二酸化炭素吐いてた。

ステージの上で歌って踊っているのはまごうことなき声優のおじさんたち(すみません)です。360度回転させても推しの顔にならないし推しの姿にはならない。
けれど、「生きる」って、姿形はあまり関係ないんですよね。

「アイドルの創出」を掲げたアイドリッシュセブンが目指しているのはあくまで「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」を生かすことであって、声優のみなさんが歌って踊るだけじゃ、あと一歩届かない。
MVになぞった素敵な演出があっても、ゲーム中に出てくる衣装をモチーフにした特別衣装ものを召されていても、口から推しの声帯が出てきても、ダメなんです。アイドリッシュセブンの基準では、それは生きているとは言えません。

ファンが感動するのは、いつだってWhyにかけられた創作者側の熱量です。
熱量を表現するのはクリエイティブです。ブランドからアウトプットされた全ての制作結果です。

前方ステージから花火が上がる。
期待を抑えきれないファンたちの高い声。
「Shaking your heart!」からはじまる、なんども聞いて、なんどもプレイした、はじまりの曲。
MV、アニメと同じように歌い、踊る声優さんたちのキラキラした笑顔。
よく見たらライブの宣伝に使われていた衣装を着用していらして。
西武ドームを割らんばかりのファンたちのコール。
会場を埋め尽くす色とりどりのペンライト。
前方モニターに、MVとステージの映像を並べる、粋な演出。

「俺たちが、IDOLiSH7です!」

最高じゃないですか。

運営の熱量はいつしかファンの声援に代わって、色んな人が熱量を持って関わってくださった目の前のステージに、IDOLiSH7が立っているんです。
これは3年かけないとできなかったものです。ずっと、アイドルを生み出すことに熱意をかけてたコンテンツを好きになった人たちでしか出来ない光景ですよ。

思い返せば、いつだってコンテンツの責任者・下岡プロデューサーは熱量を持ってアイドリッシュセブンというプロジェクトに携わっていました。
プロデューサーレターで語られる下岡プロデューサーの言葉にいつも私たちファンはワクワクし、共感し、こんなに真剣に、まっすぐにプロジェクトに取り組んでるんだな、と、キャラクターの枠組みを超えて、アイドリッシュセブンをもっと好きにさせてくれました。
炎上したときの下岡プロデューサーの言葉にどれだけ励まされたか。
下岡プロデューサーの熱意はどんどんアイドリッシュセブンを取り巻く全てに熱伝導し、アニメ、ライブ、全てで最大限の力で私たちを楽しませてくれました。
そうして、その熱に当てられたファンも、お金をかける・かけないは関わらず、とんでもない熱量でアイドルたちを応援します。

ファンは、アイドリッシュセブンの世界のアイドルが大好きで、アイドリッシュセブンをやっています。
運営が好きとか、運営がいいからとか、それ以前に、アイドルがいるからやっています。
そのアイドルを、何とかして生かそうとしてくれる人がいる。
信じたい。

3年間、ずっと。
アイドリッシュセブンは、ファンがいる限り、絶対にアイドルを生かし続けることを、運営は証明してくれました。
これからも、ずっと、アイドルを生かし続けると、ライブを通して伝えてくれました。

信じたい。信じるしかない。信じる!!!

一番印象的だったことを書きます。

1stLive「Road To Infinity」最終日のことです。
IDOLiSH7に所属する、和泉三月役の代永翼さんの最後の挨拶。

「きっと三月も、この景色を見たかったと思います。」
(うろ覚えですがこんな感じのことを仰ってました)

そう言って涙ぐむ代永さんに、会場中のペンライトは、三月の担当カラーであるオレンジ一色に染まり、あちらこちらから声が上がります。

「三月、泣かないで!」
「大好きだよ!」
「三月に会えてよかった!!」
「三月、最高ー!!」

和泉三月というキャラクターは、低めの身長と愛くるしいルックス、歌もダンスもそこそこながら、IDOLiSH7の中で唯一、純粋にアイドルになりたいと願った子です。
たくさんのオーディションに落ち続けても夢を諦めなかった彼が、見たかった景色を、ようやく、3年かけて、わたしたちは三月にちゃんと見せてあげれたんです。
みんな、代永翼さんではなく、和泉三月に対して、泣いて、声をあげているんです。

アイドリッシュセブンを全く知らない第三者がその光景を見ても、「いやいや、ステージにいるのは代永翼さんで、和泉三月というキャラクターじゃないでしょう」と思うでしょう。ごもっともです。確かに事実だけ見れば間違ったことは言っていません。
でもナンセンスですよね。本質はそこじゃない。

わたしたちも、運営も、演者のみなさまも、スタッフのみなさまも、みんながみんな、「IDOLiSH7」「TRIGGER」「Re:vale」のライブだという共通認識があるからこそ、アイドルは酸素を吸って、二酸化炭素を吐く。

アイドルに呼吸をさせること。即ち、「アイドルは生きている」という共通認識を与えること。
およそ4万人がペンライトをオレンジにして、「三月!!」と存在しないはずの名を必死に叫んだことが、アイドリッシュセブンが私たちに与えてくれた夢であり、アイドリッシュセブンが成し遂げたかったものなのだと思います。

からの

2日目、帰りの時間からはじまった、3周年の電車広告。
あーあ、ライブ終わっちゃった……なんて言わせるか!!オラッ!!一緒に未来見ていこうぜ!!!っていうアツい気持ちを受け取りました。
ちなみに3周年の広告だと知ったのは公式Twitterがそう書いていたからで、それまで「何このめっちゃいい広告」「何、何」とザワザワしていました。
広告としての質が最高にいいと思うのでこれからもよろしくな!!関西でもやって!!(わがまま)

からの、ゲーム内イベント。

セトリ順でプレイして、途中でちゃんとMCが入って、MCがライブのほぼママで、小さいキャラクターたちがライブと同じようにキメポーズしてくれます。ポーズは何らかの形で発表されたものばかり。アルバムのジャケットとか。
行ってなくても、プレイしている人なら、あ!って思えるんですよね。
えっぐ………

わたしたちのライブは終わらない。アイドルたちはこれからも酸素を吸って、二酸化炭素を吐いている。
この世のどこかで、彼らは夢を届けてくれる。

ライブが終わっても、ありとあらゆる方法で、わたしたちに夢を見せ続けてくれる人たちが、わたしは大好きです。

こうして強固に築かれた、アイドリッシュセブンの「アイドルの創出」にかける熱意を、わたしは受けとれて幸せですし、これからも、ずっと、ずっと、例え他に熱中するものを見つけたとしても、アイドリッシュセブンが持つ“Why”に共感した上で、12人のアイドルたちを応援したいし、アイドリッシュセブンのファンでいたいと思います。


総括


ま〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いろんな人にボロクソに言われたりして1ファンとしては悔しかったり、それでも自分の中で言葉にできずにモヤモヤしてた部分があったんですが、もう気にしてません。
アイドリッシュセブンのブランドが確立しているから。重厚なストーリーも、サプライズな情報も、すべてがすべて根幹の「アイドルの創出」に命をかけているかだと説明ができるから。

“好きなものを好きと言おうよ”

MEZZO"のDear Butterflyの歌詞の通り、もう、何も気にせずに、大きな声で、わたしは言えます。

アイドリッシュセブンが大好き!!!!!!!!!
これからもずっと、夢の続きを、一緒に見ようね!

みゅっみゅ〜!
229

しなこ

アイドリッシュセブンがとても好きです なにかあれば→https://goo.gl/forms/dazejvTS4BGoaZWr1

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コメント3件

炎上したのは、サービス開始時と1周年のときだと思います....2周年は比較的平穏だった記憶があります。
あやね様、ご指摘ありがとうございます。
1周年でお間違いないかと思います。混同させたままアップしておりました。
該当部分、修正いたしました。
読んで号泣しました。本当に共感しました。
彼らは生きてる…!!
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