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イコライザーの目的と意味

今回はDAWでは絶対に欠かせない、
イコライザーの目的と意味を数回に分けて
書きたいと思います。

基本の用途はローカット、ハイカット、
余計なピークを削るの、もしくはブーストする
のが役割だと思います。
周波数帯域の調整するものですが、
ここでは、
使い方ではなく何故イコライザーをかけるのかを
自分なりに目的と意味を書いてみます。
参考にしてみて下さい。
今回はローカットについてです。
それでは、始めます。

  • イコライザーとは

  • なぜ、カットするのか

  • ローカットの目的

  • ローカットの意味

  • 最後に

  • 後日談

イコライザーとは

イコライザーとは、周波数を補正するもの。
録音でもそうですが、
スマホや音響機材で音楽を再生する時にも、
イコライザーをかける場合がありますよね?

録音時に足りない帯域を持ち上げたり、
ミックス時に必要のない帯域を削ったり、
再生時には迫力のあるサウンドに変えたり
用途が様々ですね。
しかし、全て周波数を変化させることには
変わりありません。

DTMでミックス時の録り音がローが強かったり、
ハイがキツかったりでカットすると思いますが、
なぜ、カットするのか目的を考えてみましょう。

なぜ、カットするのか

答えは必要ないからです。当たり前ですが。
他の帯域とぶつかり合うと干渉して、
上手く聞こえない楽器があったりします。
カットして場所を空けるとか言いますね。
そういう意味でもカットしますが、
次はローカットの目的について
考えてみましょう。

ローカットの目的

楽曲に低音が足りないと思ったことはありますか?
※全てがEQが要因でないですが、ここではEQとします。

それは全部の楽器に全てローカットしたから
低音が足りなくなったのかと考えたことがある人はいるかと思います。

あくまで自分の考え方ですが
不要な部分はカット、他の楽器と合わせるため。
必要な部分は聞いてから判断して残すです。

バンドアンサンブルだとして、
楽曲を全体で考えると、ベースやキックといった
低音域が強い存在がいます。
そいつらをメインの低音にしたい時に、
他の楽器の低音域とぶつかり合い、
目立たなくなる場合があります。
そこで、不要な楽器のローをカットします。

そこでローカットですが、
必要な帯域までカットしてしまうと
楽曲全体のローが薄れてくると思うんです。

ローカットの意味

ローカットをする意味で考えると、
必要無いからカットするですが、
必要あるところを見極めて残しておく、
そして不要な帯域は削るのがポイントです、

例えば、
ギターのブリッジミュートで、低音が強すぎるから
そこの帯域を丸ごとカットしていませんか?
すると必要なローエンドまで削ることになります。
そのようなことを極端EQと勝手に呼んでいますが、
それを各トラックで繰り返すと、
低音が足りないと感じるかもしれません。

EQを扱う上でのポイントとはソロで聞くこと、
ソロとは各帯域ごとをソロで聞ける便利機能です。
DAW付属のEQだとソロ機能が
無いのもありますが、
そういった機能があるプラグインを一つ
持っておいても良いかもしれません。
一部の低音がうるさいと感じたら、
ダイナミックイコライザーを使い、
低音が強くなった時のみイコライザーが
機能するようにしてみてください。
※izotopeのNeutronがオススメです。
NeutronのEQは通常EQ画面でダイナミックEQ
を起動できるので簡単です。

ダイナミックイコライザーについては、
今度書きたいと思います。

最後に

これはあくまで自分の考えなので、
参考程度にしてください。
今回はローカットですが、次回はハイカットです。
いつ書けるかわかりませんが…。
ミックスについてなどは、
いつか書きたいと思いますが、
初心者の方には意味や目的が理解できたら、
使いやすくなると考えていますので、
しばらくはこのような記事になるかと
思います。

ミックスやマスタリングは、
人それぞれで考え方は違います。
自分が良いと思ったらそれが、ベストです。

後日談

書いていたら、めちゃくちゃ長くなってしまった。
そして数回に分けることにしたとさ…



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