イライラしない、できない

怒りには、暴力性を伴うものと不快感を伴うものと2種類、存在する。

前者はいわゆる、アンガーマネージメント®の手法で軽減できる。しかし、多くの人が後者を解決しようとアンガーマネージメント®を学んで、首をかしげながら会場を後にする。

職場で「tsutsumiさんは、イライラしたりしないんですか?」と話をふられた。とっさにエピソードが思いつかない。夫にイライラすることは、あったかもしれない。でも、仕事上では皆無だ。

その方は、常にイライラしている。睡眠不足も多大に影響しているようだが、私は、彼が眩しくみえた。


イライラすることは、相手に、期待しているからだ。


期待と現実のギャップが、イライラを生む。私は、いつしか相手に期待をしなくなってきているのだ。

誰かがミスをしても、期待していないからイライラしない。

うまくいかなくとも、自分の能力に期待していないからイライラしない。


だから、期待していなかった分、うまくいった時の喜びは大きい。

イライラはしないかもしれないが、冷たいとも思う。

期待されずに、仕事を任されるのとそうではないのとでは、意味合いが違う。高校時代の友達に「案外、冷たいよね」と言われた時のことを思い出す。

イライラしているあなたは、熱い、感情豊かでいいと思う。でも、寝不足なら、たくさん寝ましょう。

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