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2019.4.14 『ザ・ギース尾関の「娘の絵を完コピ!」おえかきキャラ弁』刊行記念トーク&サイン会@三省堂書店池袋本店

永岡書店さんのTwitterで尾関さんのお弁当本発売記念イベントの開催を知り、すぐに詳細ページを開き、4/14(日)って日程が目に入った瞬間は「やった!卓球とはしごできる!」と思って喜んだんだけど。
スクロールして即絶望に変わるという悲劇。
まーーーーーさか高佐さんの出る卓球イベントと時間を被せてくるとはなーーーーー!!
いや、わざと被せることなんてないだろうから、もうこの日この時間しかなかったんだろうと私は思ってるけど……
タイミング悪くイベント発表の前日に取ってしまった卓球のチケットは泣く泣く手放し、私は尾関さんをお祝いしに池袋へ向かうことに。

当日、池袋駅から会場の三省堂書店に向かうのに地獄のように迷い、イベント前にぼろぼろになりながらも無事お弁当本を購入!

イベント会場に入場するにあたり、
・椅子スペースはどフラットなので(画像検索した)後列に座ると何も見えない可能性
・かと言って前列に座るとサイン会で最初の方にご案内されてしまう
(接触は流れ・話せる時間の長さetc. 様子を伺ってから行きたい)
という点で悩みに悩んだ結果、まあ何も見えなくても最悪トークが聞こえてればいいよねと判断し、2列目に席を取ってみました。
お客さんは男女比半々くらいだったかなー…男の人多いだろうなーとは予想してたけど、思ってた以上でした。

まずは永岡書店の担当編集さんからご挨拶。
(めっちゃ美人だった、「永岡書店の北川景子byエリコ姉さん)
そして担当編集者さんの呼び込みで、尾関さん登場。
チェックのエプロンが似合っててめっかわ(*´д`*)

まずは今日集まってくれたお客さんへ感謝する尾関さん。
いつものようにお礼を言いながら客席ににじり寄ってくる(←これ私的にはあるあるなんだけど伝わるかな……)
会場の天井があまり高くなくて尾関さんの頭上すれすれだったので、ただでさえ尾関さんがいつもよりもさらに大きく感じる上にぐぐっと近づいてくるから、圧がすごくて(笑)一瞬私もたじろぎました。しかも2列目なのに。

で、一人では心細いので……ということで、さっそくゲストの阿佐ヶ谷姉妹を呼び込み。
渡辺美里さんの『My Revolution』を歌いながら軽快に登場するふたり。
ちなみになんでこの選曲かというと、尾関さんが好きな曲とのこと。
尾関さん「三省堂書店に初めて『My Revolution』が流れましたよ」

3人が椅子に座り一息ついた時、大竹マネが何かを持ってささーっと入ってきて、なんだろうと思ったら阿佐ヶ谷姉妹用のお茶だった(笑)

さっそく、尾関さんが今まで作ってきたキャラ弁の写真を見ながらトークへ。
尾関さん曰く、初期のころのお弁当はとかく詰め込みがちで、お米とおかずのバランスも悪く、「乱暴な弁当」だったと。
この「乱暴な弁当」っていう表現が尾関さんらしくて私は好き。
エリコ姉さん「どっかしらトマトで潰されてる……(ジェスチャーしながら)」

以下、私の記憶に残ってるお弁当の話をいくつか。

☆豆知識弁当シリーズ(ラッコ)
お弁当本P.94の2番。
このお弁当は何の豆知識を伝えようとしたか分かりますか、と阿佐ヶ谷姉妹に問う尾関さん。
エリコ姉さんが答えたのだけど、普通に正解してしまい、
「ヤバいヤバいヤバいヤバい!!!違う違う違う違う!!!!!」
と激烈に焦るエリコ姉さん。
別に正解してもいいんじゃと思ったけど、どうやら芸人ならボケるべきだったと思ったらしい(笑)
「今日のお昼のクイズ番組でも失敗したのよ……」と、げっそりした顔でお茶を呷るエリコ姉さんにめちゃくちゃ笑いました。

そんなわけで、
『ラッコは寝るときに流されないよう昆布を体に巻きつける』
という正解はもう分かってしまったんだけど、一応ミホさんにも聞いてみることに。
うーん、なんでしょうねー、これはゴボウですか?なんてだいぶマイペースなミホさんに、ついエリコ姉さんが「早く答えろよ~~~」と業を煮やしてしまい、シンキングタイムは強制終了(笑)
尾関さん「でもゴボウ方面に行っていただいて嬉しいです、ありがとうございます」

最終的には、エリコ姉さんはたぶん以前にこのラッコ弁当のツイートか何かを見ていて、記憶のどこかに残っていたのだろうと、だから正解が出てきてしまったんだろうと。
だから娘さんにもこのお弁当のことが刷り込まれていて、いつかラッコは体に昆布を巻いて寝るんだと、ふとした時に思い出してくれるかもしれない、ということで美しく(?)まとまりました。

で、キャラ弁の余ったパーツは後で自分が食べてますということで、このラッコ弁当の余りの写真。
(↓1枚目参照)
https://ameblo.jp/geese-ozeki/entry-12420326323.html
これを見たエリコ姉さんが「地下組織のやつ!!!」と称したのに笑いました。
言われてみればバラバラ殺人感あるな……(´・∀・`)

☆みんなのたぁ坊弁当
エリコ姉さんがたぁ坊の名前を思い出せなくて、うわ言のように「キー坊……キー坊……」って呟いてたのがめっちゃ面白かったです。
尾関さん曰く、急いで作ったから顔色が悪かったりと、反省点の多いお弁当になってしまったけれど、そもそも娘さんはたぁ坊を知らなかったとのこと。切ない。

☆ファールボールが落ちてくる畝コーチ弁当

カープキャラ弁コンテストの作例で尾関さんが作ってたやつ。
下の方の豆もやしは応援のジェット風船を表現したらしいんだけど、エリコ姉さんが「生命の神秘とかではない……?」と言い出して、若干ざわっとしつつもじわじわと笑いに包まれる客席。
「何億個の中から一つと結びついて……」とかどんどんぶっこんで来るエリコ姉さん(笑)

ちなみにだけど私は尾関さんの企画系お弁当(お子さん用ではないお弁当)では、このお弁当が一番好き!
カープの名珍場面なら数多あるだろうに敢えてこのシーンを切り取った尾関さんのセンスと、あとは再現度の高さ、腕時計まで再現してる細かさがいいなあと思います。
どういう場面か全然知らなかったので動画を探して見たけど、ほんとお弁当の通りだった。畝コーチのこと覚えました。

☆ベイマックス弁当
ちょっと手抜きをしたいときのベイマックス。
何せ海苔を丸と線に切るだけなので楽ちん!

で、この時モニターに映ったのがこのブログ記事の写真だったんだけど、
https://ameblo.jp/geese-ozeki/entry-12393433001.html
右下の写真の、お弁当箱の横に映ってる銀色の丸みたいのを、エリコ姉さんが「ワンデーアキュビュー?」って言い出して皆爆笑。
尾関さんもこれが何だか分からず、「家に帰って調べます」って言ってたけど結局なんだったんだろう(笑)

ここらへんで、エリコ姉さんから、キャラ弁の細かい部分(海苔の目とか)はどうやって作ってるのか?という質問があって、
今は海苔用の穴あけパンチなんかもあるけど、尾関さんは地道にはさみで切って海苔を形作っているのだそう。
以前、とあるテレビ番組のキャラ弁を作っているお父さん特集に尾関さんが呼ばれたとき、他のお父さんはケースにたくさんのキャラ弁ツールを入れて持ってきていて、さながら工具箱のようだったのに対して、
尾関さんははさみくらいしか持ってきていなかったらしくて、それを「道具一本、プロゴルファー猿みたいな」と称していたのに笑いました。

あと、外国のお父さんのキャラ弁作品を尾関さんチョイスでちょっと紹介。
私の率直な感想を述べると、ああ~アメリカンだな~ワイルドだな~って感じで。
謎の食べ物が入ってたりとか。〇〇〇〇〇〇〇とかおっとっとみたいって言われてたあれは本当に何だったんだろう???
でも、作風は違えど、愛情を持って作っているという部分ではきっとどのお父さんも一緒なんだろうなと感じました。
ニンジンでニモを形作っていたのは尾関さんも参考にしたいと言ってた。

そして、尾関さんの新作・阿佐ヶ谷姉妹キャラ弁も披露。

どうもおじさん感が出てしまった、ミホさんが六角精児さんみたいになってしまった、と反省する尾関さん。
私はふたりとも特徴捉えててすごいと思いましたよ!
顔のパーツも細かくて、きっとだいぶ時間かかったんだろうなーよく作ったなーと思いました。あとほっぺが赤いのが可愛い。

今後のお弁当のネタ探しとして、阿佐ヶ谷姉妹に好きな動物を聞く尾関さん。
エリコ姉さんの好きな動物はハシビロコウ、これはすでにお弁当にしたことがあるとのこと(お弁当本P.38の15番)。
ハムを紫キャベツの煮汁に浸けると紫色になるらしい。
煮汁に重曹を入れれば青色にもなります、との尾関さんのキャラ弁知識に、感心する阿佐ヶ谷姉妹のふたり。
そしてミホさんの好きな動物はツチブタ、コビトカバ。
尾関さんも「コビトカバ良いですよね~」とたぶんお弁当関係なく共感しててほっこりしました。尾関さんとミホさんの動物トークもっと聞いてみたい。

あと、エリコ姉さんからは、ギース弁当を作ってみては?という提案が。
エリコ姉さん「たかさ、オジェック、みたいな」
娘さんはちゃんと高佐さんのことが分かっているけど、「高佐」と呼び捨てにしているらしくて、それを高佐さんに伝えたらちょっとムッとしていたらしい(笑)

後半は質問コーナー。
阿佐ヶ谷姉妹が質問を選んで読み上げる形。
途中からどんどんラジオのDJみたいになってって笑いました。

Q.妹のためにお弁当を作っているのですが、妹の好き嫌いが多く、お弁当の中身に対して文句ばかり言われます。どうしたら嫌いなものを食べてもらえますか?

この質問に対して尾関さんが、嫌いなものは入れなくていいんじゃないですか、楽しいお弁当で、というようなことを言っていてちょっと感動しました。
確かにお弁当って、内容によってそれだけでその日一日のテンションが決まるくらいの感じはあるもんなーと私も思いました。
ちなみに尾関さんの娘さんは嫌いな食べ物がないらしく、その点あまり困らないようでした。尾関さんと同じく納豆パスタが大好きなんだそう。
エリコ姉さんは梅干しが嫌いで、学生時代の学校行事のキャンプで家から持たされた梅干しのおにぎりが食べられなくて、キャンプ初日の集会で倒れたのが今も忘れられないらしい。

Q.2人の娘さんに自分のDNAを感じることはありますか?
これは私の質問です!わーい!
読まれそうな質問を考えて書いたので、見事に拾ってもらえて嬉しさ倍増でした。ミホさんありがとうございます!
肝心の尾関さんの回答は、「食べ方が似てる」でした。
尾関さん「僕はちょっと食べ方が汚いんですけど……」
エリコ姉さん「返事できなかったわ、こういうときは『そんなことないですよ~』とか言わなきゃいけないのに」
食べながら床にこぼすとか、大皿料理をいったん自分のお皿に確保してから(尾関さん曰く『保存用』)さらに大皿から直接取って食べるとか、そういう部分が似てるらしい。

Q.お弁当を作るのにかかる時間はどのくらいですか?
30分くらい。
お姉ちゃんを小学校に送り出してから幼稚園のお迎えが来るまでの時間でぱぱっと!!

Q.かならず入れるおかずはありますか?
卵焼きは必ず入れるとのこと。栄養もあって良いので。
尾関さんの卵焼きは塩こしょうでしょっぱい味付け。
(↑ここで言う『しょっぱい』は、甘い/しょっぱいのどっちか?ってことです)
阿佐ヶ谷姉妹のふたりは、卵焼きといえば甘い方のイメージということだったんだけど、
尾関さん「甘い卵焼きって昔のお弁当の……」
エリコ姉さん「『昔』だって!」
この「昔だって!」の言い方が『随分と言ってくれるじゃないの!』感ある言い方でめっちゃ面白かったです。

あとおかず作りにはカレー粉が重宝しているとのことで、玉ねぎとひき肉を炒めてカレー粉を混ぜれば簡単に一品完成!(たぶん本のP.125に載ってるやつ)カレー粉最強説。
お弁当じゃないけど今度私も真似して晩ごはんの一品にしよう。

Q.妻がお弁当を作ってくれません……
エリコ姉さん「『ガンバ』ということで」
終わりーーー!?!?!?……そうになったけどさすがにもうちょっと真面目に回答。
必ずお弁当でなくてもいいのでは?というような結論でした。
エリコ姉さんも高校3年間ずっと学食でお昼ご飯を食べていたそう。
お弁当だから良いとか、お弁当じゃないからダメだとかってことではないと。
で、最終的にはやっぱり『ガンバ』(笑)

質問コーナーのどこかで、思い出のお弁当は?という話になり、
ミホさんはお弁当箱を開けたら一面いくらだったことがあったらしい。
さすがに下にご飯は入ってたらしいです。つまりいくら丼。
なんでも当時お父様が筋子の醤油漬けを作るのにハマっていたのだとか。

質問、他にもあと何個かあったはずなんだけど、自分の記憶ではこれが限界でした……。

最後はサイン会。
モニターの見やすさを犠牲にして少しでも順番が後になる方を選んだおかげで、比較的落ち着いて接触できた気がする!久しぶりにあんまり反省のない接触!
ちゃんと「ご出版おめでとうございます」って言えてよかった。

あと尾関さん&阿佐ヶ谷姉妹との4ショット撮影もしてもらえたので、みんなで手でハート作って撮ってもらった(*・∀・*)
阿佐ヶ谷姉妹のふたりはノリノリだったけど、尾関さんはちょっと恥ずかしそうだった……でも一緒にやってくれたのでほんと感謝です!ありがとうございます!
ちなみに撮影してくれたのは大竹マネでした。いろいろ貴重すぎる4ショット撮影。

決して規模の大きいイベントではなかったと思うけど、逆に小規模ならではのゆるさとかあったかさ、アットホーム感があってとても楽しかったです!
終わった後心がほくほくするような良いイベントでした。
尾関さんのお弁当作りもあと1年足らずで一区切りと思うとちょっと寂しいけど、それまではまたいろんな愛情溢れるお弁当が見られるのを楽しみにしていようと思います。
あとギース弁当は本当に作ってほしい(笑)そしてそれを見た娘さんの反応を知りたい。
尾関さんよろしくお願いします!待ってます!!!