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2019.12.18 ザ・ギーストークライブ 反省しない2019冬@ロフトプラスワン

【出演】ザ・ギース(高佐一慈/尾関高文) 大竹マネージャー
【ゲスト】ジェラードン
OPEN 18:30/START 19:30 前売り¥2,000

12月。
18時半開場のライブに行くときは、宇都宮駅を15時台に発車する電車に乗ることが多いんだけど、
宇都宮駅を出るときにはまだまだ日があって明るいのに、赤羽駅を過ぎる頃にはもうとっぷりと日が暮れていて、冬が深まったなあとしみじみ実感する。

田舎者の私は歌舞伎町をひとりで歩くのが未だに怖いので、毎度のことながらヲタ友さんと新宿駅で待ち合わせしてもらって一緒に会場まで向かう。ほんといつもありがとうございます……!

この日は珍しくほぼほぼ時間通りに開場。
いつも、
チケもぎってもらう→番号札とルーフトップもらう→席確保する
の流れで、席を確保するのに必死になるのと、ルーフトップの上をすべる番号札を落とさないようにしなきゃという思考が重なった瞬間、無意識のうちに番号札をどこかにぽいっと入れてしまって、いざ注文という段階で番号札が見つからなくてめっちゃ焦ることが度々あったので、今回はコートの右ポケットに入れようと決めていた。うまく行った。良かった(完)

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今回の限定メニュー。
回を重ねるごとに種類が増えていて嬉しい!楽しい!
そしてちゃんとアルコール/ノンアルコールの表記がされていて安心。

自分はグァバタカサイダーとパワーうどんを注文。

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パワーうどん、いか天って本当のいかの天ぷらが乗ってるのかと思ったら、お菓子のいか天だった。そりゃそうか。でも汁を吸ってぷにぷにしたいか天は予想外においしかった!
けど、すごくぬるかったです。
開演10分前くらいに届いて、開演前までには食べきりたかったからこの時に限っては熱くなくて良かったけど。でもほんとぬるかった(´・_・`)
あんな人口密度だし店員さんが動くのも一苦労なフロアだから、万が一こぼしたりしちゃった時のためにわざとぬるくしてるのかなあと思ったけど、理由もなくただぬるいのならあれは怒るレベルのぬるさだった。おいしかったんだけどね……。
自分何回ぬるいって書くんだって感じだけど本当に衝撃的なぬるさだった!!!


そして予定時刻の数分押しくらいで開演。

「最近寒い日が続いてますが、今日は暖かいですね」と世間話的なところから始める高佐さん。
尾関さん「(お客さんは)天気の話を聞きに来たんじゃないよ、もっとひりひりした話をさ」
高佐さん「いいじゃん、ゆるやかに行こうよ」
もうこのまったりしたやりとりだけで、開始数分にしてやっぱギース好きだわって再確認する。

そこから「北海道はもう雪が降ったんでしょ」「よく知ってるね」みたいなやりとりもあり、なぜか雪虫の話題に。
雪虫のことがあまりぴんと来てない大竹マネのために、高佐さんが説明する。
背中に雪が乗ってるような虫で、とても小さくて、人間の手のひらの上に乗っただけで死んでしまうと……。
感心する大竹マネ&お客さん。
「(雪虫は)すごいんですよ!!!」と熱っぽく声を上げる尾関さん。
このライブ最初の話題はまさかの雪虫となりました(笑)


そして今日の限定メニューの紹介。
グァバタカサイダーはロフト側がアイデアを出してくれたメニューで、最初は普通にグァバサイダーって名前だったのを、高佐さんが「グァバタカサイダーでお願いします」と直してもらったらしい(笑)
尾関さんと大竹マネはそのグァバタカサイダー。
高佐さんはギース酒場のレモンサワー、
カルピスミルクも気になるけど、牛乳が飲めないので、と。乳糖不耐症?

乾杯の挨拶は尾関さん。
いつも乾杯の挨拶を覚えておきたいと思って必死に聞くのに結局記憶に残せてないのはなんでなんだろうな!!例のように今回も!!!!!
超うろ覚えだけど、良いお年を!来年も良い年になりますように!みたいな感じだったと思います。

【前半】活動報告・振り返りetc.

☆コンプリートライブ「スピード」「パワー」
集客に不安があって、ゲストを呼ぼうかという案も実はあったらしいんだけど、その候補がよりにもよって×××××と××××だったらしい。あぶねー!!!
(※どっちも2019年炎上した芸人さん)
どっちか1組だけだったら大丈夫(?)だったかもしれないけど、2組揃っちゃってたらさすがにいろんな界隈がざわついてたと思う、
何はともあれ結果的にはゲストなしでもほぼ完売して本当に良かった。

「重量お見合い」、さすがにもうそろそろ尾関さんは本当に70kgの土嚢持ってたってことで信じていいんですよね???(まだ半信半疑だった)
尾関さんは、90kgのバーベルでハーフスクワット5回くらいはできるらしい。けどやっぱりあの土嚢は大変だったと。
あのネタは、高佐さん曰く、最初に「なんだこれ」みたいなネタをやりたいという意図もあったんだそう。
で、それを感じ取ってくれたのが見学に来てくれたルシファー吉岡さん。
『オープニングコントで自らを疲弊させるという心意気に感服しました』みたいなメッセージをくれたらしい(笑)

「誰にでもできる簡単なお仕事」についても話してたんだけど(以下自主規制)
久しぶりに尾関さんからナチュラルに滲み出る毒を感じたな……。

で、ル・渋谷でも話があった通り、YouTubeにアップするにあたって動画を編集するのは高佐さん。
でも「事務所に4つ(映像のマスターが?)置いてあったのは見たけど……」と言い淀んでいて、どうやら高佐さんはまだ映像に手を付けていない様子。
当初はカメラ3台で発注していたのに、業者さんがサービスで(笑)カメラを1台増やして4台で撮影してくれたそうで、ありがたいことではあるけれど編集はその分大変になりそう、と。
それに、動画編集のためのPCはどうしよう?と高佐さんが悩む様子を見せると、
(タカサ大喜利倶楽部の編集は、制作のメディアプロデュースジャパンさんにPCを使わせていただいているとのこと)
尾関さんから、うちのパソコン使いなよ、とまさかの提案が。

高佐さん「……何のパソコン?」
尾関さん「windows2000」

会場大爆笑。
わざわざ尾関の家に行ってwindows2000使うの嫌だよ、と笑う高佐さん。
ただ、大竹マネは「逆に見たいかもしれないです」と乗り気。
今時、win2000で動画を編集するYouTuberなんていないだろうと。
大竹マネ「『この動画はwindows2000で制作されています』ってあったら見たくなります」
さらに、高佐さんが「イルカ出てくる?」なんて言い出すから、皆で動画にイルカのいる状況を想像してまた爆笑。
大竹マネも、次はどこでイルカが出てくるか気になる、イルカかわいいし、とどんどんwin2000での編集&イルカとの共演に前向きに(笑)

あとこれもル・渋谷2から引き続いての、収益の配分問題。
尾関さんの提案が二転三転し、不信感を募らせる高佐さん(笑)
とりあえず、お客さんに拍手で意見を聞こう!ということになったんだけど、
高佐さん「俺のギャラをお客さんが決めるの?(笑)」
あくまでもこれは決定ではなく参考にするだけと尾関さん。
尾関さん「俺、一般常識とかないから」

高佐さん:尾関さんで、一番拍手が多かったのは6:4。
7:3で拍手した方もそこそこ、5:5もぽちぽちいました。
9:1、10:0も一応聞かれたけどさすがにいなかった。
私はといえば、私も一般常識ねえしなあ……と思ってしまってどれにも拍手できなかった……我ながらつまんねえやつだなと思う(´・_・`)

そういえば当初は2公演とも10ネタずつ、計20ネタを予定してたけど、いろいろと無理があって1本ずつ減らしたとのこと。
今回やったネタ以外にも候補は10ネタくらいあったらしい。その候補に何が入ってたのかめっちゃ気になる……。
やった中で好きなネタは、高佐さん→予告焼肉。
大竹マネ→フィッシュorビーフ。ASH&Dに入って初めて手掛けたギース単独(第9回「ロイヤルストレートフラッシュバック」)でやったネタで、当時から大好き。
尾関さん→笛。

YouTubeにコンプリートライブの模様をアップすると言っても、権利的に厳しいものが多く、メイド・イン・ジャパン(サイコメトリー)はもちろん無理。
フィッシュorビーフは大丈夫だろうとのこと。
笛は、AIの「Story」が始まるところからダメ……と最初大竹マネは言ってたんだけど、
音源そのものじゃなくて自分たちで演奏しているというのが分かるようになっていれば、大丈夫かもしれないという話になり、
じゃあ大竹マネがピアノで伴奏している様子をワイプで入れよう、ついでにイルカも出そう、みたいな話になってめっちゃ笑いました。
確かにそれは見たい。通常版とwin2000版の2パターンでアップしてほしい(笑)


☆キングオブコント2019

ル・渋谷では時間がなくて話されなかった、高佐さんがキングオブコント2019の準決勝を2日間観に行った話。
……の前に、ギースが落ちた準々決勝について。
本人たちの手ごたえとしては、ネタが終わって、通っただろうと自信を持って思えるようなものではなかったようでした。
どっちが言ってたか忘れちゃったけど、アウェイ感があったと。
そして高佐さん曰く、ネタが始まって一言目でなんだか呑まれてしまったと。
それまで他のライブであのネタをかけてきた時よりは笑いが少ないかな、とは感じていたらしい。
それでも尾関さんは6:4くらい、高佐さんは7:3くらいで受かるかなーとは思っていたらしいけど……。
語る高佐さんの顔に悔恨の念が滲んでいるのを感じて、私まで苦しくなってしまった(´・ω・`)

で。

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準決勝2日間を観に行こうと思い立った高佐さん。
だけどチケットは即完売、プラチナチケット化していて簡単には手に入らない。
そこで高佐さんが考えついたのは、Twitterでチケットを探すという芸能人にはあるまじき方法……。
そのことを一応大竹マネにも相談したら、返答は「高佐さんはタレントなのでダメです」。
当たり前だ!!!!!(笑)
譲りに出す方もいきなり高佐さんからDM来たらびっくりするわ(´・∀・`)

結局チケットは大竹マネが手配をしてくれて、無事準決勝を観ることができた高佐さん。
今年は空気階段が大きなモニターを使ったネタをしていて、その準備と撤収の間、MCのあべこうじさんが去年モニターを使ったギースのことを話すものだから、
高佐さんはなんだか恥ずかしくなってしまって内心「やめて~~~!!!」と思っていたらしい(笑)
もちろん、あべさんはまさか高佐さんが来ているなんて思ってもいなかっただろうけど。

高佐さんも2日間全ネタをしっかり見届けて、自分でも決勝進出者予想をしてみた結果、10組中8組は的中したそう。
(ちなみに入ると予想して外れたのはジェラードンとそいつどいつ)
自分の予想と実際のファイナリストがほぼほぼ同じだったことと、準決勝進出者がみんな面白かったということで、審査には納得できたようでした。
ここらへんの話の頃には高佐さんもすっきりした顔をしていて、自分も胸のつかえが取れたような気がしました。また来年だなあと前向きな気持ちになれた。

尾関さんが「俺もちょっと観に行ってみたくなったよ」と言うと、高佐さんが「じゃあ来年は一緒に観に行こう」と嬉しそうに答えて、ふたりできゃっきゃしてたのが可愛かった(笑)
大竹マネ「(観に行くんじゃなくて)出てください」

あと高佐さんが、決勝に行くにはどういうネタを作ればいいか分かった、みたいなこと言い始めて、何を言うのかと思ったら。

高佐さん「新しくて、面白いネタです!!!!!!!」

尾関さん「…………なるほど!!!!!!!」

もうめっちゃ笑った。どや顔なのに言ってることはめちゃくちゃ当たり前のことっていう(笑)
でもって尾関さんが否定しないのがすごい良い。
高佐さんがこの気づきをゾフィーの上田さんに話したら、
「いや、みんな思ってますよ(笑)」
と返されたらしい。そりゃそうだ(´・∀・`)

話の流れで、かが屋を「かが屋さん」とつい「さん」付けで呼んじゃった尾関さん。
去年は先に敗退した加賀さんを励ましていたのに、あっという間に抜かれてしまったと。切ない。

それとTwitterでチケ探すって話のとき、
やれ「『ネタ』『大喜利』『お譲り』」だの、
やれ「変なアイコンの変なツイッター」だの、
尾関さんにも大竹マネにも口々にアカウントのことをいじられて、高佐さんがほんの一瞬複雑な顔で固まってた。
あくまでも私の印象ですとよくよく前置きして書くけど、その表情が、ほんのり心にダメージを受けてるように見えたので、
私は正直ずっと、高佐さんは、サルバドール・ダリみたいな感じでわざと奇を衒ってああいうツイートをしてるのかなと思ってたんだけど、本人は至って普通にツイートしてるだけなんだな……と思い改めました。
でもTwitterいじり申し訳ないけどめっちゃ笑った。

高佐さん「まあ、でもまだ本人か分からないですけどね~」
尾関さん「お前しかいないよ、あんな変なの」

☆R-1ぐらんぷりに出場しよう
今年の12月28日から始まるR-1ぐらんぷりに出場しよう、
そしてお互いの芸名を考え合って、この場でエントリー用紙を記入しよう……という企画。
尾関さんは「尾関高文」、高佐さんは「ザ・ギース高佐」名義で過去に出場経験あり。
ふたりが今までに見た中で印象に残っている芸名は(前も話してたと思うけど)、
尾関さんは「マグロ男」さん、高佐さんは「なんでだよ千葉」さん。

尾関さんが一応自分で考えてたのは「ジャンボリー尾関」。
高佐さんが尾関さんのために考えてたのは「キャラ・弁太郎」。
でも大竹マネが、キャラ・弁太郎はYouTubeで使った方がいいんじゃないか?と言い出し。尾関さんのお弁当作り動画を配信するときに使いましょうと。
YouTubeはキャラがあった方がいい……みたいな流れで大竹マネが、(たぶん)セクシーに塩を振る人のことを「塩のあいつ」って言ったの笑いました。

高佐さんは、「やっぱり『ハープ高佐』かなー」と。
高佐さんが、このエントリー用紙はロフトのFAXを借りて今日送るんだ!!と息巻いてたら、大竹マネに「郵送です。賞レース(のエントリー)は全部郵送です」と冷静に言われて、高佐さんががっくり「郵送か……」と机に突っ伏したのが面白かったです。
そのあたりとル・渋谷2からの流れがあっての候補「何も知らない男」。
大阪で受けよう!なんばパークスホールで!みたいな案も一瞬あったけど、結局普通に東京でエントリーしたようで……さすがにね(・∀・;)

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挙がった候補を随時記録していてくれた大竹マネ。
「何も知らない高佐」の後ろに(ASH&D)って付け足したの、ほんとファインプレーでした。

で、結局これだけわいわいしながらせっかく考えたエントリーネーム、結局2回戦からふたりしてあっさり変えてたのにまた笑った。
てかR-1って途中からエントリー名変えていいんですね、なんか2019のときりんすさんが途中で変えようとしてダメだったとかいう話じゃなかったっけ……?逆にダメかと思ってたら変えられたって話だったっけ……?忘れちゃったけど。
でも変えた後のアポロン高佐、タイタン尾関のほうが結果的には良かったと思うし好きです。

☆今後の告知
まずは新年1月2日放送のRCCラジオ「シュールナイトニッポン」の告知。
初の冠番組ということで、客席からは暖かい拍手が。
番組のタイトル案は「ザ・ギースの感謝の時間」というのもあったらしいけど(どこまで本当か分かんないけど)、
尾関さん曰く「朝の4時半にやってる宗教の番組っぽい」という理由で却下。

そして来年4月の単独の告知。
タイトルは「自由律」。漢字だけのタイトルは初めて。
さらに出来たてほやほやのフライヤーデザイン(仮)もこの場で公開します!とのサプライズも。

いざフライヤーの画像がスクリーンにばばんと映し出された瞬間、おおー!とかじゃなくてざわ……みたいな反応だったのは何故……。
みんなどう思ったんだろうなー。

私の、忌憚のない率直な第一印象は「また裸か……」でした。
個人的には服を着ててくれたほうが嬉しい。これはもうほんと好みの問題で。
歴代フライヤーで言えば私はDr.バードとか北風と大脳らへんが好きなので……。
ただ、ナンバリングが今回ないのとか、タイトルとか合わせて、裸であることの意味は理解したつもりではあります。
まあまた見慣れれば印象は変わる気がする!

撮影は「すいているのに相席'19」公演期間中の12月13日、早朝の九十九里浜で。
人がいなくなったのを見計らってさっとガウンを脱ぎ、撮影に臨んだそう。
(全裸ではなくて)薄いパンツは穿いてるんですけどね、と尾関さんが言うと、尾関はね、と高佐さんが付け足す。二度三度。
そんなに強調するってことは高佐さんはフルチンだったのかなあと思いました。そしてそれに触れてほしかったのかと思った。
尾関さんが拾わなかったのは敢えてなのか単純にパスに気づいてなかったのか……(´・∀・`)

ここで一つ懸念が発生。
このフライヤーの画像をTwitterに載せたら「センシティブな画像」と判断されてしまわないか?ということ。
ただ大竹マネが言うには、センシティブな画像と判断される要因は、画像中の肌色の割合という説もあるようで、
(※私が調べたところ、Twitterは明確な判断基準を明らかにしていないので、あくまで一説ということみたいです)
もしものときは水色の割合が多いというところを押せば大丈夫でしょう!と(笑)
まあ個人的にはリツイートとかするのちょっと気が引けるかも、って意味では確かにセンシティブかも(・∀・;)

あとこのデザインだとグッズ展開に困る、というのは自覚してるようで。
これで着せ替え人形みたいなのはどう?リカちゃんみたいな、って高佐さんが言ったら、誰がやるんだよそれ、って尾関さんが即答したのに笑いました。オゼちゃんタカちゃん。

私はもうこのフライヤーのデザインそのまんまでグッズにプリントするとか恐ろしいことさえされなければ何でもいいです……いや、すみません何でもよくはないです。
けど結局自分はなんだかんだ言いながら出されたものは結局買っちゃうと思う。
スプリングボンボンのTシャツも、デザイン発表されたときは「買わないという意思表示の方法もあるな……」とか思ってたけど結局あっさり初日に買って着た。なんならその後コントメンで2枚目も買った。

そして前半終わり休憩。
カルピスミルクのノンアル頼んだらすごく美味しかった!
それ以来ハマって、家でもカルピス買ってきて作って飲んでます。
コンプリートライブとこの反省しないのことを思い出せて、ほんのり幸せな気持ちになる。

【後半】ジェラードンを迎えて

ジェラードンを呼び込む前、「ジェラードンは可愛い」「みんな可愛い」と、やたら可愛いを連呼する尾関さんと高佐さん。
40近いおじさんふたりが口々に後輩芸人を可愛いって言い合ってるの、冷静に観たら結構恐ろしい空間だと思う(笑)
ジェラードンは人気が3人とも30%ずつって感じがする、という尾関さんに対して、残りの10%はどこに行ったんだと冷静な高佐さんの突っ込みが入る。

そしてジェラードンの3人が登場。
最初の自己紹介からさっそく西本さんがボケてきて、隣の海野さんがぺしっと頭叩いてツッコんでたのになんかめっちゃ「おお……!」って感動(?)しました。
去年さらばがゲストに来た時も同じような光景があって同じようにおおっと思ったんだけど、自分は「ツッコミらしいツッコミ」=自分的には頭叩くのがそう、を目の当たりにする機会がほとんどないから、なんか新鮮に驚いちゃうのかもしれない。ネタ中じゃなくてトークとかの平場だと余計に。

実を言うと私は、ゲストがジェラードンに決まったとき、なんか意外だなあと思ったんだけど、そういえば「チャンスの時間」のパントマイムの企画で一緒になったりしてたんでした。
尾関さんからその話が出るまですっかり忘れてた。

KOCの話しても大丈夫?との高佐さんの確認に(優しい)、ジェラードンも皆大丈夫ですと答えて、最初の話題はKOCに。
今年は準決勝まで進出したジェラードン、1日目が終わった段階では結構手ごたえがあったけど、2日目で失速してしまったと……。
2日目は音楽学校をやったと聞いて私はびっくりでした、前ライブで観てめちゃくちゃ面白いなと思ったネタだったのに!!
その場の空気とかいろいろ不確定要素もあるとは思うけど、いかに準決勝のレベルが高いかということを実感させられる……。

ジェラードンも一時は東京03のように作りこんだコントに憧れた時期もあったけど、そういうネタを作ってネタ見せにかけたら、作家さんに「それはサスペンスですか?」と言われてしまったらしい(笑)


で、ジェラードンを迎えての企画ということで、スクリーンには
「ジェラードンに『くだり』を学ぼう」
とタイトルが映し出されてたんだけど、それを紹介する以前にもう西本さんとかみちぃさんがどんどんくだりをぶち込んでくるので、もう自然と企画が始まってた(・∀・)

最初の「くだり」はこれ。

流れるように披露されたこれの城島健司ver.で、後ろに転げるほど笑う尾関さん。
ジェラードンがコントメンのゲストに呼ばれたときもやったらしくて、大竹マネ曰く、ASH&Dの社長もこの城島健司ver.が大のお気に入りとのこと。
ギースもやってみようということで、まずは誰に似ていると言われるかの確認。
高佐さんは、田中美佐子さんと堺雅人さん。
尾関さんは、3年××した要潤さん(××の部分忘れた……)

ちなみにこのくだり、レパートリーはたくさんあるけど、西本さんが誰になるのかはかみちぃさんのフリ次第らしい。
でも基本的に、西本さんは特別顔マネしてるとかじゃなくてただ「西本が顔を上げてる」だけだから、誰の名前を言われても対応できると(笑)

で、まずは高佐さんのチャレンジ。
顔を上げたときに何か一言セリフがあるといい、との西本さんからの助言に、高佐さんは悩む様子を見せつつも、とりあえずくだりスタート。
かみちぃさんからのフリは田中美佐子さんのほうで、いざ顔を上げるも……なんか……うーん。
顔上げた瞬間「高佐さんだ」って私は思った(笑)
西本さん「聞こえました?高佐さん、今小さい声で『白菜2個買っといたわよ』って」
高佐さんが精一杯考えただろう田中美佐子さんらしいセリフには笑いました。

次は尾関さんのチャレンジ、そして高佐さんがフリにも挑戦してみることに。
結果はこちらも……(・∀・;)
初めてやるくだりだから当然ではあるけど、やっぱりふたりともぎこちない!!!(笑)
まあそのぎこちなさが愛しいんですけどね(´-`*)

次にやったくだりは↓これの「その3」。

これも、こういうのを今からやりますって前置きがあったわけじゃなく、不意に西本さんが海野さんに絡み始めて……って流れで。
ほんとあまりにも自然にくだりに入るから、西本さんはきっと常に入れるきっかけを探してるんだろうなと思いました。隙あらばチャンス狙う的な。
2回目に西本さんが歌った曲、私は分かんなかったんだけど、尾関さんが「ゲットスポーツのやつ!俺あれ好き」ってめっちゃ嬉しそうに笑ってた。
尾関さんよくあの短いワンフレーズで分かったな……。

で、高佐さんが西本さんポジションでくだりをやってみることになったんだけど、これもまたぎこちなくて(笑)ケンカコントに不慣れな感ありあり。
高佐さん「(海野さんの肩を揺すりながら)落ち着けって!!!」
海野さん「落ち着いてましたよ?(笑)」
この高佐さんと海野さんの絡みっていうのが自分的に新鮮ですごく好きでした。
ちなみに高佐さんが歌ったのは小沢健二さんの「痛快ウキウキ通り」だった。


ここまでは、すでに出来上がってるジェラードンのくだりをギースも挑戦させてもらうって感じだったけど、
ここからは新しくくだりを考えてどんどん試していくといった感じに。
(ここからのくだりは順不同です)

誰発案か忘れちゃったんだけど「高佐クリニック」は、
かみちぃさん、高須クリニックのCMソング歌う
→西本さん尾関さん海野さんが立ち話してるとこに高佐さんやってきて皆と握手する
→最後かみちぃさんの「高佐!クーリニック!」で高佐さんキメ顔
っていう。

もうこれ文字にすると全然意味分かんないですね……自分の脳内ではちゃんと映像が再生されてるんだけど。
ここまで書いてきて超今更すぎるんだけど、「くだり」を文章で表現しようというのにそもそも無理があった(真顔)
だからほんとこのライブ行ってない人はなんのこっちゃ分からないと思いますすみません。

……で、こんな感じで1回やってみて、海野さんはツッコミ側に回った方が良いんじゃないか?という意見が出て。
すぐに修正してまたすぐ試してみる、っていうのがいかにもライブならではだなーと嬉しくなりました。
それに、芸人さんたちはこうやってネタをブラッシュアップしていくんだっていうのを垣間見ることができた気がして、それもすごく興味深かったです。

あと、高佐さん発案で「東京オリンピック、まもなく」っていうのもあって、
海野さん以外の4人が揉める→わちゃわちゃしたとこから4人それぞれ任意の競技のポーズ取る→決めのセリフ「東京オリンピック、まもなく」
これももう私の語彙力じゃ文章で表現するのほんと無理(捨)

最初はちゃんと4人ともスポーツだったのに、あれやこれや試してるうちに、

西本さん「大乱闘スマッシュブラザーズ!」
高佐さん「アーチェリー!」
尾関さん(すみません忘れました)
かみちぃさん「期末テスト!」
4人「「「「東京オリンピック、まもなく開幕!!!!!」」」」」

ってもう高佐さん以外スポーツ関係なくなっちゃったの笑いました。
高佐さんが方向修正したのにそれをまた捻じ曲げる尾関さんナイスだったな……なんて言ったか忘れちゃったのが悲しいけど……(;∀;)
あと海野さんの「高佐さんのアーチェリーを返せよ」ってツッコミにも爆笑した。

それと、いつもジェラードンが一緒なわけじゃないからギースだけでもできるくだりを……ということで、
(西本さんは「一緒に回りますよ!」と言ってくれてたけど笑)
高佐さん発案のくだりを試してみることに。
尾関かと思ったら××だった、みたいな感じだったんだけど、まあぐだぐだだったな……(笑)
せっかくだから大竹マネも入りましょうよって西本さんに言われて、3人で役割分担したのに、
大竹マネが入るタイミング伺ってる間に高佐さんが結局大竹マネのセリフ言い始めちゃって、なんか演者も客席も混乱してるままふわっと終わっちゃった気がする……(´・∀・`)
大竹マネ、僕はいいですみたいなこと言って最初は入るの固辞してたのをなんとか入ってもらったのに、結局蚊帳の外で終わるっていう(笑)


……などなど、あれやこれやと試行錯誤している間にあっという間に時間は過ぎ。
他にもいろいろやった気もするけど忘れた!
何せ次から次へと新しい笑いが生まれるので。
ギースとジェラードンの化学反応最高でした。笑い疲れた。

今後ライブでも試そう、無限大ホールで、ライブじゃなくて廊下でもいいから、とか、
今日考えたくだりを揉むための実験台にされそうになるラブレターズ、とかもめっちゃ面白かったな……。

終わりがけ、海野さんが「もっとしゃべりたかった……」とぽつり。
ジェラードン出てきてからは、トークもそこそこに「くだり」の時間がほとんどだったからなあ……(笑)
それと告知何かありますかって時に、西本さんがはっとして「ジェラードン寄席……!」って言ったんだけど(たぶんギースにも出てもらおうと思ったのだと解釈した)、
大竹マネがその場でスケジュールを確認したら、そいつどいつ寄席、ななまがり寄席に加えてこの時まだ未発表だったマヂカルラブリー寄席にも出演が決まっているということが分かり、この話はふわっとお流れに……(´・∀・`)
今日考えたくだりをすぐに試せたら楽しかったんだろうけど。
年始の寄席シリーズなんでそんなギース人気なの!?(笑)呼んでもらえるのはもちろんありがたいけど。


私はジェラードンについてはあまり詳しくなかったけど、この機会に人となりを知ることができて良かったです!
西本さんはこういうのはどうですかとか、ここはこうしたほうがいいんじゃないですかとか意見やアイデアを次々に出していて、それが上手くはまることも却下されることもあったけど、その積極性に良い意味でびっくりしました。
そして海野さんの温度の低いツッコミが心地よくてとても好きでした。
海野さんがいてくれたおかげで、高佐さんものびのびとボケられてたんじゃないかと思う。
かみちぃさんはほんと達者で、どんな役割でもこなせるオールラウンダー的な人なのかなと感じました。自分で点も決められるしアシストもできるよみたいな。
一気にジェラードンが好きになりました、帰りの電車ですぐYouTubeのチャンネル登録した。

余談なんだけど、このライブのあと私の地元のショッピングモールにジェラードンが営業で来るというのでせっかくだから観に行ったら、
まさにライブで観た「くだり」をつかみとしてどんどん繰り出してて、くだりがあるとやっぱり営業で強いなーとしみじみ思いました(何目線?)


こうして私の2019年ライブ納めは無事完了したのでした。
一年を締めくくるライブがこのライブで本当に良かった!

帰りお会計を待ってたら、出演者の記念撮影が始まったんだけど(ロフトプラスワンのTwitterとかに載せる用の)、
高佐さんと海野さんがなかなか楽屋から降りてこないと思ったら、西本さんが「(ふたりで)話が盛り上がっちゃってて」って言ってて、ちょっと意外だけどなんか嬉しかったです。
ほんと高佐さんと海野さんの絡みはもうちょっと見てみたい。
お笑い的な意味でも見た目的な意味でも。
要は途中、高佐さんと海野さんの色白イケメン2人が隣り合ったとき眼福すぎたので、もっと見ていたかったということです(真顔)


最後、文章にできなかったメモをとりあえず置いときます。
(※メモはライブ中じゃなくて帰りの電車でスマホに残してます)

・同じ村の住人 ←尾関さんが西本さんに言ってた
・追いつけ!追いつけぇ! ←これも尾関さん、かが屋に対して。KOCかRCCラジオの話かどっちかの時
・辛辣~!!! ←高佐さん R-1のあたり?
・甘いよ ←尾関さんが高佐さんに 何に対して言ったか忘れちゃった……
・高佐は真摯だから…… ←同上
・激熱!! ←大竹マネだった気がする
・ラウンドワンか ←「東京オリンピック、まもなく」のくだりに対する海野さんのツッコミ
・バグパイプ ←なんか高佐さんのハープに対して尾関さんはバグパイプ吹くかみたいな?超うろ覚え
・どんな時期だよ ←西本さんの「一時は俺とかみちぃだけでいいんじゃないかと思った時期もあったんですけど……」って発言に対する海野さんのツッコミ


次回開催はまた半年後くらいかな、
その時にはR-1とか次の単独の裏話もたくさん聞けるだろうし、楽しみに待ってます!