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2019.8.31 ASH&Dライブ2019@北とぴあ さくらホール

1公演目 OPEN 13:30/START 14:00 
2公演目 OPEN 17:30/START 18:00
全席指定¥6,000
【構成・演出】ふじきみつ彦/向田邦彦
【出演】シティボーイズ/ムロツヨシ/阿佐ヶ谷姉妹/ザ・ギース/ラブレターズ/夙川アトム/古関昇悟/田本清嵐/久本朋子

気象予報士試験の約1週間後の開催ということで、個人的には試験を頑張ったご褒美として楽しみにしてたこのライブ。
本当なら合格の期待を感じながら気持ちよーくこの日を迎えられれば良かったんだけど、残念ながら今回も合格は無理そうだと自分でよくよく分かってしまっていて、心身の重さをちょっと引きずりつつ会場の北とぴあへ向かう。
王子駅なんて初めて降りたけど、いつもお笑いライブで行くような駅よりだいぶ宇都宮寄りにあって個人的にはとっっってもありがたかった。
下北沢とか高円寺とか地味に遠くてな……(´-ω-`)

↑なんかこういう公共施設の催し物案内に自分が観るライブが載ってるの好き。北沢タウンホールの催し物案内とかも好きです。

開場予定時刻の15分くらい前にさくらホールの入口に着くと、ロビーだけ先に開場します、物販のみ先に開始します、と大竹マネが声を張っているところだった。
物販は買う予定なかったけど、一刻も早く涼みたかったので早々にチケットをもぎってもらい入場!
もぎってくれたのはシンボルタワーの石島さんでした。
私は早めにトイレに並んだからそんなに待たなかったけど、出たら超超長蛇の列だったから、次来るときは外でトイレを済ませて開演ギリで入るのがいいかもと思った。次来る機会があるかは分かんないけど。なさそう。

ロビーに飾ってあった、この日販売されるきたろうさんのDVDのジャケットの原画。描いたのは息子の古関さん。

昼公演は最前列、A列。さすがにドセンではなかったけどめちゃくちゃ良い眺め!
夜公演の自席はB列のサイドブロックで、A列は真ん中10席くらいしかないのでB列のサイドは前に席が被らないから『実質最前』。
なのでTwitterで書いた『昼夜両方最前』というのは若干盛ってたけど、何にせよ我ながら恐ろしくなるくらいの良席を引き当てたのは事実で、これはもう向こうしばらく分のチケ運を使っちゃったな……と思いました。
実際このライブのプレオーダーの後にあったギースのコンプリートライブのプレオーダーは死んだ。


そろそろ開演時刻かという頃、公演の諸注意のアナウンスが流れ始める。
これが阿佐ヶ谷姉妹によるものだったんだけど、エリコ姉さんのアナウンスがあまりに自然過ぎて、ミホさんが入ってくるまで阿佐ヶ谷姉妹だとまったく気づかなかった(笑)

和やかなアナウンスでじんわりと客席が温まってから数分後……

ふいに客電とSEが落ち、重い緞帳が上がっていく。
紗幕に浮かび上がったのは、グランドピアノに向かう人影。
この時、上手寄りに座ってた私には右側のシルエットしか目に入ってなくて、「あ、高佐さんだなー」なんて呑気に思ってたんだけど、
さらに紗幕も上がったら、高佐さんだと思ってた人影が涼太マネだったことにまずびっくりし、下手に目を向けたら高佐さんもちゃんといるしでまたびっくりし。
まったく予想だにしてなかったピアノ二重奏スタート、初っ端から見事に度肝を抜かれた……。

涼太マネはリズムに乗って身体を揺らしながら、時折高佐さんとアイコンタクトを試みているように見えたけど、高佐さんは終始鍵盤に目を落として淡々と演奏に集中しているようだった。
私は、演奏に余裕があるのは涼太マネだと感じたけど、
(※私は楽器まったく弾けないので演奏の巧拙については分かりません、素人の感想です)
Twitterでいろんな人の感想を見ていたら「高佐さんは暗譜だったからすごい」って書いてる人も何人かいて、同じものを観てても人によって注目ポイントが違うし、受ける印象も違っていて面白いなーと改めて思いました。

で、ちょっと映像にも目を奪われていると、気づけばふたりがピアノごとゆっくりとせり下がっていく。もちろん演奏は続いたまま。
えーーーーーー!?!?!?とあっけに取られていたら、今度は舞台奥の幕が開いて、大竹さんとムロさんの姿が現れた。
せりが下がって空いているスペースに、大竹さんとムロさんの立っている新たな舞台がずずずっと進出してきて、ぴたっと収まる。
幕が上がり始めてからたぶん約3分くらい(高佐さんの上げてたリハ映像が2分ちょいで最後がちょっと切れてたから)、いろんな物?現象?が怒涛のように目の前に現れすぎて、目が全然足りなかった(・∀・;)
あとから高佐さんが映像をアップしてくれて本当にありがたかった。
場が落ち着くなり大竹さんは「世界一かっこ悪いオープニングです」なんて言ってたけど、とんでもない!


昼公演で、ムロさんが履いていた靴を見て大竹さんが、なんて色の靴履いてんだみたいなこと言ってたんだけど、確かになかなか珍しい色のローファーでした。
私が子供のころ買った絵の具セットに入ってた「ビリジアン」みたいな色だった。
しかもエナメル?でテカテカしててすごかった。
ムロさん曰く衣装さんが用意してくれたものなのだそう。

ライブ開始前、阿佐ヶ谷姉妹は一番入念にストレッチをしていたらしく、
ムロさんと大竹さんに「ストレッチの必要ある?」と疑問を呈されていた(笑)
それと、阿佐ヶ谷姉妹はハンドバッグを肩にかけて楽屋をうろうろしてたらしく、あれは何なんだ、と大竹さん。その光景めっちゃ想像つくな……。

夜公演では、ムロさんはいろいろドラマ出ててすごいねという話から、昨年末放送されていた「大恋愛」の話になり。
大竹さん「あの後ふたりはヤったの?」
ムロさん「ヤってないですよ!ヤったとして『ヤりました』って言うわけないでしょ!他に先に聞くことあるでしょ!(笑)」
大竹さん「ごめんな」
ムロさん「いえいえ」
このやりとりの温度感がすごく楽しかった。

あと昼公演でだいぶ噛み噛みだった斉木さんに対して、
「あれだけトチったのに1回も台本めくってなかった」と大竹さんがぼやいていた(笑)

★斉木しげる&久本朋子「しげると朋子」
向田さん作。
フリーで活動する歌のおねえさん(?)とおにいさん(??)
年齢に限界を感じて活動を辞めるという朋子おねえさんに、しげるおにいさんは……

さっきまでのしっとりとした空気から一転。
舞台上はカラフルな照明がまばゆく点滅して、軽快な音楽が流れ始める。
上手の袖から弾かれたように現れたのは久本さん、ちょっと遅れて登場したのは斉木さんで、笑顔で「エビカニクス」を歌い踊る。
ピアノ二重奏の余韻にまだ浸ってる人々の記憶を強引に書き換えようかというインパクト。
途中のエビ!カニ!の連続のところでどんどん斉木さんの踊りが適当になってくのが面白かった(´・∀・`)
下手の袖では大竹さんが鋭い眼力で舞台に目を光らせていて、昼公演で斉木さんのセリフがぐだぐだになった瞬間、ここぞとばかりに野次を飛ばしていた、というか怒鳴っていた(笑)
夜公演も舞台上に普通に出てきて「早く帰れ!!!」と声を荒らげてました。愛だ。

次の「およげ!たいやきくん」ではさっそくの客席降臨。
歌いながら練り歩く斉木さんを、たい焼きを配りながら追う久本さん。さらにその後ろではオルカの竹内さんが、たい焼きをもらった人にポリ袋を配っていた(笑)

最後は「いつでも夢を」をデュエット。
オチは……なんて形容したらいいのか……テレビの電源をぶちっと切られたような気分でした。不思議な時間だった……。


★ラブレターズ「私、ヤれるかしら……」
このネタは今まで2回観たことあったんだけど、今回初めて上手側で観たから、塚本さんの表情がよく分かって新鮮に面白かったです。
特に途中溜口さんに「可愛い……」って言われるところ、塚本さんの表情がめっちゃエロい(真顔)
あの瞬間は奥さんが精神的に優位に立っているような気さえしました。
いったいあの部分を塚本さんがどういう感情で演じてるのか知りたい。
あと塚本さんのウイッグが新しくきれいなのに変わってた。

あとやっぱり毎回溜口さんのスーツを心配してしまう……あれをもろに浴びてるから……(笑)
スーツが2ピースじゃなくて3ピースなのがすごくいいんですよね、3ピースだからこその胡散臭さがあると思う。

昼公演のエンディングで溜口さんが、香盤順に苦情を言ってたんだけど、
それもあって夜公演の冒頭では、
溜口さん「……やりづれーな」
塚本さん「ここからお笑いライブが始まるから!」
みたいなやりとりが追加されてたり。


★阿佐ヶ谷姉妹「しあわせ」
これはもう自分の問題なんだけど、エリコさんとミホさん(の演じてる役)の関係性が最初分かんなくて、全然知らない人同士なのかと思ってた。
「あなただったなんて……!」ってセリフが、旧知の関係だと気づかせるとこだったんだと思うんだけど、これを私は『こういうことするのは男性だと思ってたのに、まさか女性だなんて』って驚きだと思っちゃったから、
その後のセリフも「んん?」って感じでなんか変だな~と思いつつ聞いてた。もともと知り合いなんだと気づいたのはどこだったかなー…
あと個人的には、「おばさんなのに〇〇」みたいな設定は「誘拐」があまりに良く出来すぎてて、今回のネタはそれを超えてこなかったです。
でも今回のネタは、その「おばさんなのに〇〇」が入口に過ぎないというのも分かってる(つもりだ)けど。


★きたろう&ムロツヨシ「出所」
向田さん作。
20年の刑期を終えて出所する、「反社会的勢力」の組長(きたろうさん)と、それを迎えに来た組員(ムロさん)。
20年の間テレビも新聞も見ずに過ごしてきたという組長は、世間の変化に驚く。

きたろうさんもムロさんも役にぴったりハマっててすごく良かった!
このふたりの組み合わせは新鮮で面白かったです。
俺がいない間に世間では何があったんだ?(←ニュアンス)から続くやりとりは、向田さんのエッセンスを特に感じました。
きたろうさんがスマホに向かって「いいね!」って叫ぶとこ可愛かった(*´д`*)
あとバス停がめちゃめちゃ軽かったのびっくりした!!!
最後ちらっと出てきた大竹さん、すごく良い顔してたなー…(笑)


★夙川アトム&古関昇悟「アトムと昇悟と桑野さん」
ふじきさん作。
喫茶店にアトムさんを呼び出した古関さん。
紹介したい人がいる、と古関さんが連れてきたのは、どう見ても「人形」で……

ほぼノンフィクション、的な前置きで始まったこのお芝居。お芝居……??
いったいこれはどこまでが本当なんだろうと思いながら観てたけど、桑野さんと住んでるのは本当なんですね……。
これはもう有吉反省会案件だろと思ってたら、もうとっくに出演していた。もちろん桑野さんの件で。そりゃそうか(´・∀・`)
首が取れるところは可哀想だと思いつつめちゃくちゃ笑ってしまった……。
取れ方とそのタイミングが絶妙過ぎて。そして瞬間、客席から漏れた「ああっ……」っていう戸惑いのため息にも。


★歌のコーナー 阿佐ヶ谷姉妹
淡いピンクのオーガンジーとレースが美しい、本人たち曰く「ガリ色」のドレスで登場したふたり。
これから歌う曲は、きたろうさんが「良い詞ができたから」とふたりに贈ってくれた詞に、涼太マネが曲をつけてくれたものとのこと。
エリコ姉さん「身内で賄っております」

タイトルはそのまま『阿佐ヶ谷姉妹』。
ゆったりとしたミディアムテンポのバックトラックに、深みのあるふたりの歌声が重なって、なんとも心地よい時間でした。
途中、2階席で歓声が起こって何事かと思ったら、斉木さん&久本さん&ラブレターズがたい焼きとヤクルトを配り歩いていたようで。(私からは全然見えなかった)
終演後に、2階席にいたと言うヲタ友さんのご友人から、塚本さんがサンバイザーを深く被ってたと聞いて笑いました。
歌の終わり、ふたりが衣装をがさごそと探っていて何かと思ったら、現れたのはジュディオングの「魅せられて」の衣装みたいな銀色の羽根?だった。
最後はマイクをステージに置いて去っていくふたり。


★ザ・ギース「SLクラブ」
まさかSLクラブやるとは予想してなかった!
でも、1000人以上のキャパの会場で、ギース本命のお客さんはそう多くないだろうって状況はネタギリッシュナイトSPの時ときっとほぼ同じで、そう考えればこのネタをやろうと思うのは自然なことだったのかもしれない。

衣装がまた単独の時のキャットスーツみたいなのに戻ってたのでびっくりした、ネタギリッシュナイトで着てたボンデージすごく良かったけど借り物だったのかな(´・ω・`)
あと単独では尾関さん、黒のワンレンのウイッグだったけど、今回はダークブラウンの前髪ありの新しいウイッグに変わってた。ついでに安全拾得器も柄が黒いやつに変わってた。
D51のおもちゃはネタギリッシュナイトで使ってた大きい方だった。
オチは単独Ver.に戻ってました。
尾関さんが昼も夜もセリフ、というか路線名を思いっきり間違えてたな……(・∀・;)それぞれ別のところで。
あと夜公演、高佐さんが何故か眼鏡かけてなかった。


★田本清嵐 with ザ・ギース&ラブレターズ&阿佐ヶ谷姉妹
事務所で一番若手の清嵐さん。
そしてそれを応援?するために一緒に舞台に上がってくれたという、ラブレターズと阿佐ヶ谷姉妹。
清嵐さんは、尾崎豊の「I Love You」を歌いながら、大きなトランプで3段のトランプタワーを完成させてみせると宣言する。
なんで歌なんだ、俳優なのになんで芝居じゃないんだ、とかいろんなガヤが飛ぶ中、塚本さんの「どういう演芸?」ってシンプルなガヤに笑いました。

曲が始まり、まずは歌い始める清嵐さん。上手い!!!
自分に酔いしれるようにうっとりとメロディーを紡いでいくも、ラブレターズと阿佐ヶ谷姉妹に急かされて、ようやくトランプタワーを作り始める。
けれど、手は震えていてなかなか形にならず。
やっと一段成功したと思ったら、ふいに指先が触れただけであっけなくタワーは崩れて、また振り出しに戻る。
そうこうしている間にもどんどん曲は進んでいて、歌い終わる頃に机の上に立っていたのは、タワーにはほど遠い形の、申し訳程度に組まれたトランプだった。

それでも、はい!できましたー!とどや顔の清嵐さん。
当然厳しい野次が飛ぶ(笑)
そんなんだから4月のお給料を袋ごと無くしちゃうんだよとラブレターズに暴露され、
お財布も無くして私たちの単独ライブのグッズのティッシュケースを代わりにしてるしね、とエリコ姉さんに暴露され、
「清嵐」で「そらん」はちょっと読みづらい、とミホさんからは理不尽なクレームを受け(笑)
なんでそんなこと言うんですか!と負けじと清嵐さんも言い返す。
皆の語気は徐々に強まり、舞台上にあわや一触即発の空気が流れ出したとき――
すっと現れたのは、ハープを傍らにした高佐さんだった。
ギリシャ神話のようなローブを身に纏い、頭には月桂冠(みたいなもの)。

神妙な面持ちで高佐さんがハープを奏で始めると、は、と皆が我に返る。
ハープの音色を聴いたらなんだか落ち着いた、言い過ぎたよ、いやこっちこそ、と謝りあう一同。

高佐さんの出てきたときの衝撃は言葉では言い表せないな……超笑ったな……。
もしかしたら今日ハープ弾くかなとは考えてたけど、まさかあんな衣装で出てくるとは夢にも思わず。
しかも、ハープ高佐が乗ってる台ごと下手の袖からしゅーって滑るようにして出てきたのもめちゃくちゃ面白かったです。
観た人は分かりますよね!?あの無音で滑り出てくるのがすごい笑えた。
あと溜口さんまで「ハープ高佐……」って呟いてたのにも笑いました。どこまで浸透してるんだ「ハープ高佐」って呼び名。


優しいハープの音色で皆が冷静さを取り戻したのを見届けて、次に高佐さんが奏で始めたのは、もはやおなじみ?の「糸」のイントロだった。
エリコ姉さんがおもむろにマイクを持ち出して歌い始める。
と、曲がBメロからサビに入ろうかというところで、突如舞台後方の幕が開き始めた。
後光とともに現れたのは……
ドラムを叩く清嵐さん。
キーボードを弾くミホさん。
熱唱するラブレターズのふたり。
そして、その4人の乗った台をロープで牽いている、古代ギリシャ的な布切れを纏った尾関さん。

ほんとこの光景を観た瞬間「どういうこと!?」って思いました。舞台上の情報量が多すぎる!!!!!(笑)
たぶんこの光景、文章で全然伝わらないですよね……。
私は夢でも見てるんだろうか……って思いました。そして笑った。
あ、さすがに尾関さんの力だけで4人乗った台を牽いてたわけじゃなかったです。ちゃんと後ろからスタッフさんも押してた。
高佐さんのハープ→エリコ姉さんの歌の流れは5月のコントメンでもあったし、私も予想の範囲内だったんだけど、まさかこんな壮大(?)な展開になるとはな……
尾関さんの衣装は、後にエンディングで誰だったかに「奴隷みたい」って言われてたけど、今にして思えば奴隷ってよりドラクエのギガンテスみたいだったなと思いました。ギガンテスかわいいですよね。

最後は、皆が清々しい顔で演奏を終えて暗転……大団円……(?)

エリコ姉さんは背中にマイクを隠してたっぽいんだけど、夜公演、衣装のどこかに引っかかっちゃったみたいでいくら後ろ手に探っても出てこなくて、結局マイクなしで歌い始めたときはおおっと思いました。
でも、皆ヘッドセットのマイク?正式名称が分かんないんだけど、こめかみのあたりからにゅっと出る小さいマイクをつけてたから、もしかしたら手持ちのマイクはダミーだったのかもしれない。実際のところは分かんないけど。

あと、もしトランプタワーが成功してたらどういう展開になってたのか気になりました。
それとも、成功しそうになったらそれとなく崩して失敗ルートしかないようにしてたのかな?さすがにそれはないか……。

他の演目は「お芝居」とか「ネタ」って感じだったけど、この演目に関しては「出し物」って言葉が合ってるんじゃないかと個人的には思いました。
稚拙だとかいう意味じゃないです。良き「出し物」感。
観た人になら分かってもらえると信じたい……!


★シティボーイズ「赤ん坊待ち」
面白かったーーーーー!!!!!
なんかもう感想を書くのが恐れ多いし下手な感想は書けないなと思うので……簡潔に素直に書きます、最高に面白かったです。いっぱい笑いました。
好きなシーンはたくさんあったけど、特に好きだったのは、終盤のベビーベッドでの、
きたろうさん「かわいい」
斉木さん「かわいい」
のシーン。あーでもお湯が出ちゃうとこも捨てがたいな……!あと麦茶勧められすぎて大竹さんがキレるところも。
現実に即した、無理のない設定の役なのがうらやましく思いました。
この年齢まで続けてきたからこそできるコント。
ギースが20年後とか30年後、こういう風になれてたらいいのになあ……と思った。

大竹さんのセリフ?アドリブ?で、
昼公演は「これがシティボーイズ最後のコントになるかもしれないんだぞ!」
夜公演は「これがシティボーイズ最後のコントなんだぞ!」
って言ってたけど、いずれにせよ最後だなんて寂しいこと言わないでー(;∀;)
無理は言えないけどまだまだ頑張ってほしい……!


★エンディング
まずはシティボーイズ以外の全員で登場。
阿佐ヶ谷姉妹はいつものようにピンクのドレスだったけど、それ以外の面々はモノトーンのシャツ(みんな柄は違う)で統一しててめちゃめちゃ格好良かった!
ASH&Dってここぞという時ちゃんと衣装さんつけてくれるイメージあるな、だいぶ前の「99プラス」のASH&D芸人回の時もそう。

ムロさんから「今日はどのように締めますか?」と振られた尾関さん、
「いつもなら僕がエンディングはどうするか決めてるんですけど、今日は……高佐にやってもらおうかと」とまさかのキラーパス。驚く高佐さん。
高佐さんは、ええ~と悩む素振りを見せつつも、「ASH&D数え歌ならあるんですけど……」と、腹は決まっている様子。

というわけで、5月のコントメンでも披露されたASH&D数え歌を披露することに。
高佐さん、ばっちりマイク隠し持ってたし、ASH&D数え歌の映像もしっかり用意されてたし、要は前述の流れも既定路線なのでした。
社長命令で「やれ」と言われたらしい。
昼観たときは本当に予告なしに高佐さんに振ってるのかと思って私まで焦った。見事に騙された!!(笑)
映像で出てきた大水さんの写真、ラバーとトンツカタンのツーマンライブの物販の生写真?のやつで、このためにわざわざ新しい写真を借りたんだ……と思った。
夜公演のとき、内輪ネタ濃いところで私の左隣の人は爆笑してたけど右隣の人はぴくりともしてなかったな(´・∀・`)

ムロさんは夜公演、ライブの後半を客席の後ろのほうで観てたらしい。
「楽しかったですよ」と話すムロさんに高佐さんが「いいな~」と呟いて、「出番いっぱいあったから無理でしょ(笑)」と返されてたけど、
そりゃあ演者さんだってこんなお祭りみたいなライブ、お客さんとしても観てみたいに決まってるよなあと思った。


その後はもちろんシティボーイズの3人も迎えて。

「桑野さん」の話題になり、桑野さんと2人で海に行ったこともありますと話す古関さんに、「こえ~~~」と細く声を漏らす尾関さん。
そんな息子に対して何も思わないのか、と問われたきたろうさんは、別に……みたいなのんびりとした反応で、
「言った方がいいですよ!」「おかしいですよこの人!」とかやいやい言うラブレターズが可愛くて面白かったです。

大竹さんはこの日の物販のPRにやけに熱心で、
「調べによると、ライブに来た人の30%が物販を買うっていうデータがあるんだよ」
と言うと、最前列に座ってる人たちを順に、
「買う、買う、買わない、買う、買う……」
と指さし始める。
慌てて、指ささないでください!!!と止める若手たち(笑)
私まで指されるかと思ってちょっとどきどきしたけど来なかった(・∀・;)ちょっとほっとしたけど、大竹さんにならせっかくなら指されたかった気もする。

昼公演は買う人と買わない人の配分が逆になっちゃってて、きたろうさんが優しく「それだと買わない人が30%になっちゃうよ」と指摘をしていた。あれを言える人はきっときたろうさんしかいない……。

で、阿佐ヶ谷姉妹の本に、ムロさんのDVD、きたろうさんのDVD、ギースのコンプリートライブのチケット、そして大竹さんの本……と一通り紹介したあと、
大竹さんが一人のお客さんに「あなたは物販買うならどれを買いますか?」と問う。
「きたろうさんの……」と答えるお客さん。
それを聞いた瞬間、大竹さんが脱いだ革靴で殴りかかる真似をして、また皆が止めて。
そのわちゃわちゃ感がほんと最高でした。

大竹さんが頑張って物販をPRしていたのは、どうやら自分の著書「俺たちはどう生きるか」が2刷になるかかどうかの瀬戸際だったかららしい。
それに対して「本屋さんで売ってますから」ときたろうさんが水を差す(笑)

きたろうさんの限定のDVDは、300枚用意したのが昼公演でかなりの数売れてしまったらしく、
「(物販の話になったとき)黙ってたのはね、昼にほとんど売れちゃったの」
と控えめに言うきたろうさん。
そのDVDを、買ったよーと出して見せているお客さんに対して、
「嬉しそうに見せてくれて嬉しい♡」と言っていて優しさを感じました。そして癒された。

夜公演では、大竹さんの本がCDになるらしく、その音声を担当してくれたのが風間杜夫さんとのことで、
(※すみませんここ超曖昧です。自分で情報を探したんですが確かなものが見つかりませんでした。正確な情報分かり次第修正します)
「風間杜夫が今日来てます!どこだ?」と客席に呼びかける大竹さん。
すると立ち上がって手を挙げ応える風間さん!H列のドセンにいました。
風間さんにすぐさまピンスポ当てた照明さん超GJだった。
「風間~!!」って嬉しそうに舞台上から手を振る大竹さんが超可愛かったです。ハートがいっぱい飛んでる気がした。


その他文章にまとめきれなかったやつを書き散らかし↓
・シティボーイズのコントはみんな袖で見た。お湯が出たところでみんな爆笑
・昼も夜も香盤順に不満を漏らしていたラブレターズ、溜口さん「斉木手当て欲しい」
・阿佐ヶ谷姉妹のthe Wの賞金の使い道、
 ミホさん→奥歯の銀歯をセラミックに変えた
 エリコ姉さん→豆苗を普段なら1パックしか買わないけど4パック買った
・桑野さんの話をする古関さんに対して大竹さん「あいちトリエンナーレに出せばよかったのに」
・高佐は今日はハープとかピアノとかいろいろやったな、と大竹さんに言われた高佐さん「僕は何者なんですかね?」
・客席いじりをする大竹さん「目のしわにファンデーションが溜まって……」
 すかさずラブレターズに「きみまろさんじゃん!」と突っ込まれ、「一昨日ラジオに来たの」と笑う


夜公演の最後には作・演出のふじきさん&向田さん、涼太マネも舞台上に上がって一言を。
向田さんは「しげると朋子」を作ったことに対して、なぜか客席に「皆さん、すいません」と謝っていた(笑)
向田さんがああやって人前に出てくるとは思わなかった!びっくりした。


そんなこんなでたっぷり2時間弱×2公演、特濃すぎるライブは幕を閉じたのでした。
昼公演では大竹さんの「またお会いしたい!」って言葉があって嬉しくなりました。私にとっては「10月突然大豆のごとく」ぶりに聞く生の言葉。

終演後にはギースのふたりがコンプリートライブのチケットを手売りしていて、売れ行きも順調だったようで何よりでした。
夜公演後には持ってきていた分の11/1が完売、10/31がラスト1枚になっていて、高佐さんがどうにか売り切ろうとあの手この手で呼びかけてたから、
もうチケ持ってるけど買ってしまおうか……って結構迷ったけど、当てのないチケットを買うのも失礼かと思って手が出なかった(´・ω・`)


ライブが終わって……
なんだかメリーゴーランドに乗っているような気分だったなあと思いました。
なんだかふわふわした、夢見心地の幸せな時間だった。
芸人さんも俳優さんも一緒くたで事務所ライブができるのって本当にすごいことだと思います。
このライブを作り上げてくれた演者さん、スタッフさん、その他全ての制作・運営に関わった方々に心から感謝したいです。

そして、ギースがASH&Dの所属で本当に良かったとしみじみと感じました。
このライブの出演者にギースが名前を連ねていたことを嬉しく、ファンとして誇らしく思う。

これだけ楽しかったら当然また次回の開催も期待しちゃうけど、
あんな大がかりなライブ頻繁にやれないだろうし、頻繁にやっちゃうと逆にありがたみがなくなっちゃうから、3,4年に1回くらいやってくれるのがいいと思う(真顔)
私は気長に次を待ちます。
どうかそれまで誰も欠けることなく皆元気でいてくれますように……。