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【白猫TCG】サブマリンフェスタ優勝3回 赤茶熊デッキ解説

■はじめに


第10弾が発売して最初のイベントとなる
サブマリンフェスタが各地で開催されました。

私は5月~6月にかけて行われた
前回のサブマリンフェスタで
とても悔しい思いをしました。
キャトラ・モンスターを合わせて
10枚近く引いてしまい、
相手とのダメージレースで負ける試合を
2度経験し、2か所で優勝を逃しました。

しかし今では、この敗北に
大きな意味があったと言えます。

今回ご紹介するデッキは
この経験をもとに生まれ、
そこから半年間の研究を経て
ようやく完成したデッキです。

結果、今回のサブマリンフェスタを
3度優勝することができ、
そのうち2度は最大である32名規模で
あったこともあり大変嬉しく思います。

また、今回のデッキは秩父で行われた
ガンスリンガーイベントでも使用しており、
その結果も12勝2敗とまずまずな結果でした。

実はこの記事は9弾環境のまとめとして、
秩父ガンスリイベントの辺りで
すでに書き終えていました。

しかし、10弾が発売し
サブマリンフェスタを終えた今も、
勝ちを求められるシーンでこのデッキ以上に
握るべきデッキを思いつかない状態です。

せっかく記事を書いたものの
広まってほしいデッキではないということで、
今回は試験的にnoteの有料機能を
適用させていただくことにしました。

その分、
半年間かけて研究してきたデッキの解説を、
マリガンの仕方や他デッキへの戦い方など
普段はあえて書いていないところまで
余さず書かせていただきました。

このデッキは、レシピの内容を見ただけでは
100%の性能を引き出すプレイは
難しいと思いますので、
ぜひ一度ご購読いただければと思います。

さて、このデッキを語るうえで
申し上げておきたいのは、
私はミレイユが好きだから
このデッキを使っているわけではありません。

勝ちを追求していった結果、
ミレイユが採用されただけです。
このデッキの原型は8弾環境まで遡り、
ミレイユはほとんど入っていませんでした。

この記事はミレイユ好きだけでなく、
全ての「勝ちたいプレーヤー」に捧げます。

今後いつサブマリンフェスタのような
勝ちを求められるイベントが
開催されるか分かりませんので
今から練度を積んでおくべきだと思います。


■第9弾環境考察


ブースター第9弾発売後、秩父ガンスリまで
公式イベントが行われることはありませんでした。

名誉冒険家というルールが追加され、
新しくリーダーカードが登場し、
より面白いデッキタイプが増えましたが、
それを持ち寄る場が用意されないことは
残念に感じていました。

8弾環境で行われた猫ステフェスや
サブマリンフェスタでは
「ソアラ」が猛威を振るいました。
優勝したのはほぼ「ソアラ」デッキです。

9弾環境はここへ
名誉冒険家のルールが適用されます。
すなわち「ソアラ」は
≪覚醒ソアラ≫≪ソアラ≫≪バレンタインルカ≫を
1枚ずつしか入れられなくなりました。

しかし、
これで「ソアラ」が衰退するかと思いきや、
さらに厄介なことになります。

今までは一部のプレイヤーが採用していた
≪茶熊イグニ≫≪チタ≫の無限回収コンボが
標準搭載されることになったのです。

また、
9弾で≪SOKクライヴ≫が登場することにより、
既存の赤&橙だけでなく
赤&黄の「ソアラ」という
新しいタイプも生まれます。

赤&橙は≪チタ≫により回収するため
≪チタ≫が≪ヘレナ≫でサーチできるという
安定性が売りです。

対して赤&黄は
≪SOKクライヴ≫がサーチできない代わりに
≪茶熊イグニ≫≪紅の王≫と重ねることで
自分はキャラを回収しながら
相手のキャラを除去するという行動を
無限に行うことができます。

捨て山から回収する要素が限られるゲームで、
片方が無限に好きなカードを回収できれば
勝敗は明白です。

8弾環境は
「ソアラ」にあらずはデッキにあらずでしたが、
9弾環境でも結局
「ソアラ」でなければデッキではないと
言っても過言ではないと思います。

「ソアラ」一色の状況を打開しようと導入された
名誉冒険家ルールの追加は、
他のデッキからフィニッシャーを奪いました。

その結果ゲームスピードが低下することで、
皮肉にも「ソアラ」のパワーを
さらに助長させることになってしまった
というのが私の見方です。


■第8弾環境補足


そこまで言うのであれば
私が前回のサブマリンフェスタで使用したのは
当然「ソアラ」デッキかと思いきや、
そうではありません。

それは、元をたどれば
私が8弾環境で「ソアラ」を使うことを
一番の正解とは考えていなかったことに起因します。

その使うべきデッキとは自傷ダグラスでもなく、
もうひとつ温めてきたデッキです。

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