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【白猫TCG】9弾デッキ考察:黄編「御旗イエロー」&名誉冒険家についての話

9弾発売に伴い、
リーダーカードや名誉冒険家など新しい要素が増えてきたため、
ここらで各色それぞれのデッキを紹介したいと思います。
コンセプトは「この色でフレンドミーティング優勝を目指すなら」です。

9弾デッキ考察:青編「斧槍ダブルサーチ」はコチラ
9弾デッキ考察:紫編「斧コントロール」はコチラ
9弾デッキ考察:緑編「超進化緑」はコチラ
9弾デッキ考察:赤編「ミレイユシステム」はコチラ
9弾デッキ考察:橙編「イオリバウンス」はコチラ

前回の記事が6月末のお話だったので、
まだ名誉冒険家について触れていませんでした。
そして、名誉冒険家について触れるとすれば
やはりこの色でしょうということで、
最初は黄色についてです。


■名誉冒険家について

正直、ソアラに関してはもっと軽い制限を覚悟していたので、
それを考えれば良い内容だと感じました。
ただ、≪バレンタインルカ≫を使用せずとも、
このゲームには≪茶熊イグニ≫と≪チタ≫を組み合わせた
最強お手軽無限リソースがあるので
1枚制限になろうがあまり関係ない気もします。


≪シャルロット≫≪覚醒ティナ≫を制限した理由は
そのカードパワーもさることながら、
ゲームスピードを落とし
リーダーカードを使ってほしいのだと思っていましたが、
≪茶熊イグニ≫と≪チタ≫を駆使すれば難なく
名誉冒険家入りする前のソアラデッキの勝利を実現できるため
この≪覚醒ソアラ≫の勝ち方を残したのは少し疑問が残ります。


名誉冒険家入りする前のソアラデッキのように
最後まで攻撃してこないデッキというのは、
リーダーカードを素引きしないといけないためです。
ソアラを手札に確保するだけなら
≪ゴロレオン≫や≪ハルカ≫などでも可能ですが、
それらは「ソアラを手札に確保する」ことしかできないことに対し、
≪茶熊イグニ≫&≪チタ≫のコンボは何度でも好きなカードを拾えるため
「ソアラを手札に確保する」以外の用途も
補えてしまうのがダメなところです。
(≪グレイルジャガー≫を使いまわして相手の場を荒らしながら
 ソアラや山札を削るキーパーツを確保する、など)


≪茶熊イグニ≫&≪チタ≫に関しては
今後登場するカードにも大きく影響しそうなので、
早々に何か規制すべきなのではないかと思います。
禁止にはできなさそうであり、
かといって両者とも他のカードでサーチ可能であり
枚数制限も無意味なため、
例えば「両者を同じデッキに入れられない」くらいが良いと思います。


さて、先ほど少し触れましたが、
≪シャルロット≫≪覚醒ティナ≫が1枚制限になるのも頷けます。
一番最初に≪LCシャルロット≫が公開された時、
よっぽどカードパワーの高いリーダーでなければ
使わないだろうと思いました。
※LC…リーダーカード


なぜならリーダー化するコストが重過ぎるからです。
リーダー化したターンはリターンがないため、3コストが無に帰します。
会堂赤のようなデッキにそのような隙を見せるなど、
自ら「私の山札を削ってください。」と言っているようなものです。
そのため、リーダーカードが使えるようにするには
ゲームスピードを遅くする必要があるため、
軽い条件で大量のダメージを素早く稼ぐことができる
≪シャルロット≫≪覚醒ティナ≫は制限されて当然と言えます。


■カードが…ない!

さあ、そこまでは分かります。
しかし、1点だけツッコミを入れたいところがありました。
それこそが、名誉冒険家の話が
黄色のデッキ紹介にひっついている理由でもあります。


≪ルウシェ≫の1枚制限です。

黄色を使っている人は泣いていいと思います。
確かに、ブースター第1弾から黄色のデッキを組めば
必ずといって良いほど採用され、
拳キャラで固めずとも1ドロー能力でデッキを回転させるなど、
その汎用性の高さはピカイチです。
確かに優秀なカードではありますが、
≪ルウシェ≫の採用率が高い理由はそれだけではありません。


他に採用に値するカードがないのです。
ブースター第2弾の頃からはLv.1~Lv.2で戦うコンセプトのカードが登場し、
最近は手札のカードを捨てるコンセプトのカードが多く登場しています。
この両者のコンセプトが
白猫TCGというゲームと非常に相性がよろしくありません。

Lv.1~Lv.2で戦うコンセプトのカード群の主力となるのは
全て体力が3以下のキャラたちです。
それが何を意味するかといえば、
相手のダメージトリガーで全てのキャラが撤退するということです。
全体的にステータスが低いため速攻で勝負を決める必要がありますが、
全てのキャラがダメージトリガーで撤退するという矛盾を抱えています。

この矛盾を覆すようなくらいの
リソース確保ができるカードが登場してくれればまだ良かったのですが、
ついに登場することなく終わってしまいました。

そして手札のカードを捨てるコンセプトですが、
手札を捨てれば手札は無くなってしまいます。
それは当たり前ですが、それが損とならないように
多くの場合カードを引く効果が同時に付けられています。
そうすると、何かギミックを使うたびに山札が減ります。

手札の交換ができるため
≪リアム≫≪イサミ≫等の自傷カード群よりは100倍強いですが、
このゲームにとって山札は命であるため、
その命を削り続けることになります。


≪クロー レインボーVer.≫のように捨てることがアドバンテージとなり
自分のカードを+1するキャラが増えれば
まだ大いに化ける可能性が残っていますが、
現状ではどうしてもデメリットのほうに目がいってしまいます。


以上のようなことから黄色は不遇であると感じていましたが、
それも≪覚醒ティナ≫のパワーが頭ひとつ抜けていたため、
他の色とバランスをとるためであると考えていました。


しかしながら、≪覚醒ティナ≫がいなくなり、
そのうえ≪ルウシェ≫まで奪われたのでは他の色に太刀打ちできません。
黄色が小さいのを並べたり手札を捨てて遊んでいるなか、
他の色は様々なカードが追加されてきたためです。


ただ、名誉冒険家を考えている時期には
おそらく第9弾の内容は決まってしまっていたと思うので、
次のブースター第10弾で≪ルウシェ≫の代わりになるようなキャラが
登場することに期待したいと思います。


さて、そろそろ黄色デッキの紹介に移りますが、
散々≪ルウシェ≫の1枚制限に文句を言いながら
私の黄色には名誉冒険家の発表前から
≪ルウシェ≫は1枚しか入っていませんでした。


それどころか≪ティナ≫≪覚醒ティナ≫も1枚ずつの採用です。
その考えに至った経緯を説明しながら、
第8弾時点の黄色と、第9弾発売後の黄色を紹介したいと思います。

■8弾時点の黄色

≪ヘレナ≫×3、≪キャトラ≫×3、≪神主≫×2
≪エリオット≫×3、≪コリン≫×3、≪シェアハウスツキミ≫×1
≪覚醒エリオット≫×3、≪ルウシェ≫×1、≪茶熊マール≫×2、
≪覚醒ミオ≫×1、≪ツキミ≫×2、≪ネコフェスウィズ≫×1
≪ティナ≫×1、≪ヨシナカ≫×2、≪覚醒ルウシェ≫×1、≪虹コリン≫×1
≪覚醒ティナ≫×1、≪覚醒ヨシナカ≫×1
≪ビーチタートル≫×3、≪ゴールデンウッホ≫×3、≪がっかりボックス≫×2
≪拳術研究所≫×3、≪黄色ソウル発掘場≫×2、
≪新設・私立茶熊学園学生寮≫×2、≪アレスの御旗≫×3


以上がブースター第8弾の時点で考えていた黄色「御旗イエロー」です。
≪ツキミ≫や≪ビーチタートル≫を採用することで
ソアラデッキを意識しつつ、
軽めのLv.3で攻撃力が4ある層を厚くし
会堂赤などとの殴り合いも意識していました。
特筆すべきは、やはりルウシェやティナの枚数、
そして≪アレスの御旗≫でしょうか。


■ティナという存在を考える

第1弾から黄色のフィニッシャーといえばもっぱら≪覚醒ティナ≫であり、
それは今回名誉冒険家入りするまで
変わることのなかったことだと思います。
相手の場に特殊なキャラがいない限り必ず10ダメージを叩き込む性能は、
他のカードの追随を許しません。もはや黄色の代名詞でしょう。


ただしその代わり職業がクロスセイバーであり、
現状クロスセイバーの職業サーチは存在していないため、
≪ティナ≫と≪覚醒ティナ≫を両方揃えにくいという難点があります。
そのためこのカードをデッキに入れる場合は
できるだけ枚数を多く採用するというのが常でした。
(≪ティナ≫は3枚ほぼ確定、≪覚醒ティナ≫は2~3枚といった具合)

しかしそうした場合、
手札に被ってしまうと動きづらくなることが度々発生していました。
中にはそれが原因で敗北した試合も少なくありません。
同名キャラを登場させられないというルールに
どうしても足を引っ張られます。
確かに揃えば最強である存在ですが、
揃わなければ自らの首を絞める存在になりかねません。
諸刃の剣です。

そして、さらに勝率を下げる要因となるのが
このティナを揃えんとするために採用する≪宿屋≫です。
職業サーチに対応していない覚醒前と覚醒キャラの
両方を安定して揃えようとすると、
≪宿屋≫なしには難しいと判断していました。
最低2枚くらいは≪宿屋≫が欲しいため、
≪宿屋≫が序盤に建設されるテンポロスも勝敗に響く可能性があります。


また、せっかく揃えることができても
絶大な決定力を持っているとは言い難く、
防御されないことは確かに優秀ですが、
特に≪茶熊キャトラ≫が登場してからは
≪茶熊キャトラ≫やダメージトリガーによって
10ダメージを与えられるケースは稀になりました。


さらに、ティナの枚数を減らした要因となるのが
≪ビーチタートル≫の存在です。
第1弾から存在し、「黄タッチ青」というデッキ名が生まれるほど
<突破>や山札直接ダメージをもっていなかった黄色と相性が良く、
数多のプレイヤーがこのカードに涙したことでしょう。
≪覚醒ティナ≫で山札を減らして
≪ビーチタートル≫で〆る、というのは
もはや黄色の王道の勝ちパターンだと思います。


ですがここで待ったをかけたいのは、
「このティナ必要?」ということです。
振り返れば、揃わないティナを手札に抱えたまま
無理やり≪ビーチタートル≫で勝ちに行った試合が
少なくないような気もします。
≪ビーチタートル≫は自身を引くだけで単体で機能し、
場のキャラは何でもフィニッシャーとなりえます。


そこで、揃えることが難しいオーバーキル要素を減らし、
「揃えなければいけないキャラ」の枠を
「場に出していけるキャラ」へ変更することで
さらに勝率が高まるのではないかと考えました。
3色タウン≪新設・私立茶熊学園学生寮≫が登場し、
≪がっかりボックス≫が採用可能となり、
≪ビーチタートル≫へのアクセスしやすくなったことが
さらに拍車をかけます。
≪がっかりボックス≫は手札には加わりませんが、
膠着した状態で山札の一番上に置いてやれば
たとえ相手が一番上を落としにかかってきても
完全にケアすることは難しいでしょう。


また、第8弾時点だったこともあり
ソアラデッキを意識した場合、
ティナをドローのみで揃えないといけないため
(攻撃してこないので捨て山から回収できない)
揃うのが絶望的であることも
ティナの枚数を減らすことにした一因です。


覚醒と覚醒前が1枚ずつの採用であれば、
マリガンでキープしても絶対に被ることはありませんし。
フィニッシャーとして考えていないため
覚醒前をキャラに1ダメージ与えるカードとして気軽に使えます。
また、覚醒を6コストで素出しした次のターンに覚醒前を引いて
「もう1ターン待っていれば…」となることもほぼありません。


■ルウシェの重み

ルウシェの採用枚数は弾を追うごとに減っていき、
最終的には1枚になりました。
第3弾あたりまでは他にカードが無かったため
3枚必須レベルでしたが、
第4弾で≪茶熊マール≫という優秀な拳キャラが
登場したことにより減っていきました。


一番の理由はコストが重いことです。
1ドロー+1ダメージという性能に対して
5(3)コストというのは十分なのですが、
この場合の「重い」というのは
ゲーム速度に対する重さです。
8弾時点というのは皆さんご存知の通り
「会堂赤」の席巻により、
その速度についていく必要がありました。
そのためコストが軽く攻撃力4である
≪茶熊マール≫のほうが優先されています。


また、ソアラデッキに対抗するために≪ツキミ≫を
採用しなければならなかったため、
デッキ全体のコストバランスを考えた時に
自然と≪ルウシェ≫の枚数が減っていきました。


しかし、やはり1ドロー効果は優秀なため
手札のリソースを回復する意味と、
≪覚醒ミオ≫のため武闘家ネームを増やすという意味でも
最低1枚は必ず採用しています。
1枚あれば≪覚醒エリオット≫によって
手札に加えられるためです。


「そうは言っても、序盤に捨て山に落ちてしまったら
 回収カードが入っていないから手札に加わらないじゃないか!」
ということで、それを解決してくれるのが次のカードです。

■第3の無色タウン

強力な無色タウンといえば、
デメリットがあるものの好きなキャラを回収できる≪宿屋≫や、
デメリットなしで手札を増やせる≪怪談パーティ会場≫だと思います。
この前の「自傷ダグラス」の記事でもお話したように、
私は「強い時」と「弱い時」の振れ幅が大きい≪宿屋≫に
頼らない白猫TCGを続けてきました。


そうした場合、黄色と≪怪談パーティ会場≫の相性を考えた時に
なかなか3コスト以下で優秀なモンスターカードが黄色にはありません。
三色タウン≪新設・私立茶熊学園学生寮≫の登場により、
青タッチと無色タウンを両立することができるようになりましたが、
≪チェスナイト≫や≪バフォメット≫は中盤の攻防において
赤の≪グレイルジャガー≫ほどのパワーはありません。


他に何かないものかと考えていたところで
ひとつのカード名が浮かびます。
それが≪アレスの御旗≫です。


このカードが登場した当初は、
直接手札の枚数が増えたりしないため
≪怪談パーティ会場≫に軍配が上がると思っていましたが、
デッキによってはそうとも言い切れない気がしてきました。


まずは先ほどのルウシェ1枚問題です。
「手札に嵩張ってほしくないが、序盤に捨て山に落ちてほしくない」
というワガママを見事に解決してくれます。
また、このデッキには≪神主≫が採用されており、
サーチ先の「ツキミ」ネームを最低限の枚数にしても
「≪神主≫を後から引いたらサーチ対象がいなかった…。」
なんてことを未然に防いでくれます。


さらに、黄色はLv.2キャラに優秀なキャラが少ないため
自然とLv.2キャラの採用枚数が少なくなってしまいますが、
≪エリオット≫や≪シェアハウスツキミ≫を山札に戻すことで
疑似的にLv.2キャラの枚数を増やし、
デッキ内のコストバランスを良くする働きも期待できます。
覚醒キャラを戻すことはできませんが、
≪ネコフェスウィズ≫を戻すことで間接的に
覚醒キャラも触ることが可能です。


■9弾発売後の黄色

以上のようなことから、
ティナと≪ルウシェ≫の枚数を1枚に減らし、
≪アレスの御旗≫による再利用を考えていたところで
名誉冒険家が発表されました。


元々≪ルウシェ≫が1枚採用だったため、
8弾時点で考えていたことの延長部分もあります。
9弾発売後の黄色はついにティナが抜けました。
長期間お疲れ様でした。
9弾でついに使い勝手の良いフィニッシャーが登場したためです。

≪カルロス≫≪覚醒カルロス≫です。
手札を捨てる必要はあるものの、
待望の<突破>能力もち黄色キャラです。
なんといってもその出しやすさと、
ルーン条件の軽さがピカイチです。

覚醒前はバニラステータスというだけでも強いはずが、
限定的ですが1ドローというオマケ効果をもっています。
この素出しの軽さと相乗効果を発揮するのが、
覚醒後のルーン条件の軽さです。


ティナのように手札に揃うのを待たずとも、
覚醒前をあらかじめ登場させておくことで
ゲームが進行すれば勝手に覚醒し、
ダメージソースとなってくれるのが
≪覚醒カルロス≫の優秀な点です。
5/5とステータスも高く、言うことはありません。
手札を捨てないといけない効果も、
≪覚醒ティナ≫と最終的な必要枚数が同じであるため
そこまで気にする必要はないと思っています。


また、4/3という最低限のステータスを持ちながら
カルロスを捨て山から回収できる≪ファナ≫という
専用サポートの存在も大きく拍車をかけます。
今までなら素出しが5コストであるか、
ルーンを要求されていたことでしょう。
それくらいのパワーのあるキャラだと思っています。


そうした結果、
Lv.3以下を今まで通り武闘家で固めて、
Lv.4以上のティナだったところを
カルロスにするようなイメージの構築になりました。

画像1


≪ヘレナ≫×3、≪キャトラ≫×3、≪神主≫×2
≪エリオット≫×3、≪コリン≫×2、≪シェアハウスツキミ≫×1
≪覚醒エリオット≫×3、≪ルウシェ≫×1、≪茶熊マール≫×1、
≪覚醒ミオ≫×1、≪ツキミ≫×1、≪テニスツキミ≫×1、≪ファナ≫×2
≪カルロス≫×3、≪ヨシナカ≫×1、≪L化シエラ≫×1
≪覚醒カルロス≫×3
≪ビーチタートル≫×2、≪ゴールデンウッホ≫×2、
≪がっかりボックス≫×2、≪バフォメット≫×2
≪拳術研究所≫×3、≪黄色ソウル発掘場≫×2、
≪新設・私立茶熊学園学生寮≫×2、≪アレスの御旗≫×3
≪LCシエラ≫×1


以上がブースター第9弾の新たな「御旗イエロー」です。

◇≪ヘレナ≫×3
黄色は他の色に比べて、とにかくLv.2の性能が劣ります。
まともなLv.2がいないため≪エリオット≫にアクセスしやすいよう、
しっかりと≪ヘレナ≫の採用枚数を確保したいところです。


◇≪神主≫×2、≪シェアハウスツキミ≫×1、
 ≪ツキミ≫×1、≪テニスツキミ≫×1

Lv.2の性能が劣るのでLv.2の採用枚数を減らした分、
≪神主≫によって嵩増しする作戦です。
≪神主≫の強みは、
序盤はLv.2としてスタートを安定させ、
中盤以降はLv.3として戦線に参加できることです。
8弾よりもソアラデッキをそこまで意識する必要がなくなったため
≪テニスツキミ≫を加えてツキミの選択肢に幅を持たせています。
1枚ずつの採用でも≪アレスの御旗≫によって山札に戻ることにより、
序盤に捨て山に落ちてしまい
選択肢が減ることを防げるのが御旗イエローの強みです。
Lv.3のツキミはどちらも優秀で、
後述の≪覚醒ミオ≫と共に相手の場を制圧します。


◇≪エリオット≫×3、≪覚醒エリオット≫×3
序盤から戦線を維持してくれます。
≪覚醒ミオ≫や≪ルウシェ≫など、
武闘家は優秀なキャラが多いため
その場その場で最も必要なキャラをサーチすることが重要です。
黄色を使っていると4枚目の≪エリオット≫が
欲しいシーンがそこそこあったのですが、
≪アレスの御旗≫がそれを解決してくれます。


◇≪コリン≫×2
≪覚醒ミオ≫の効果を使いやすくするため、
≪エリオット≫以外のコストが軽い武闘家が欲しいところです。
8弾時点ではティナや≪ネコステウィズ≫が
視野に入っていたため3枚採用でしたが、
今回はそれらを必要としないため2枚に減らしました。

◇≪ルウシェ≫×1、≪茶熊マール≫×1、≪ヨシナカ≫×1
≪覚醒エリオット≫からサーチするアタッカーたちです。
1枚ずつの採用ですが≪アレスの御旗≫により山札に戻ることで、
欲しい時にサーチできない状況を作りにくくします。
また、同名キャラが1枚ずつの採用なため
手札から出せないという状況が存在せず、
≪覚醒ミオ≫にスムーズに繋がるようになっています。


◇≪覚醒ミオ≫×1
武闘家で固めることの最大のメリットだと思います。
自身が4/4という申し分ないステータスでありながら
相手のキャラを撤退させることができます。
序盤は武闘家を並べて、≪覚醒ミオ≫により
相手のキャラを撤退させることを
行動の指針とすると戦いやすいと思います。
≪覚醒ミオ≫やツキミで相手の場を荒らしたら、
いよいよ次の本命の出番です。


◇≪カルロス≫×3、≪覚醒カルロス≫×3
本命はそれぞれ3枚ずつの採用です。
このキャラの良いところは手札に同名キャラが被っても
能力を使うためのコストとして使えることです。
覚醒後を最大枚数採用することで、
覚醒前を場に出しておいて
ダメージで覚醒するという手段がとりやすいため、
その分の手札の枚数を得することができます。


◇≪ファナ≫×2
カルロスを捨て山から回収できる補助的な面を持ちながら、
ステータスが高めな優秀なキャラです。
黄色のアーチャーであるために≪覚醒温泉ルミエ≫と
組み合わせてアクセスしやすくするという手もありますが、
私はあまりオススメしません。
≪覚醒温泉ルミエ≫が補助カードの補助カードといった
立ち位置になってしまい、
最終的な目標である≪覚醒カルロス≫のアクセスまで
遠回りになってしまいます。

≪覚醒温泉ルミエ≫が4/3なら話は別だったのですが、
この3/4と4/3の差が大きく、
またそれをカバーできるほど
黄色アーチャーには優秀なキャラがいないため、
4/3である≪覚醒エリオット≫や
そこからサーチできる優秀な武闘家キャラにより
どうしても見劣りしてしまいます。


◇≪L化シエラ≫×1、≪LCシエラ≫×1
9弾で最も特徴的なのがリーダーカードだと思いますが
今回のデッキは残念ながらリーダー化することはほぼありません。
注目すべきはダメージでトリガーした時に手札に加わる効果です。
これにより≪覚醒カルロス≫の手札コストを確保することができます。

また、それだけでなく
たまに発生する≪覚醒エリオット≫が邪魔になり
次のエリオットが登場させられない場合、
Lv.4である≪L化シエラ≫によって名前を上書きすることで
解決することができます。


◇≪ビーチタートル≫×2
8弾時点の構築は何が何でも≪ビーチタートル≫でしたが、
今回はカルロスという優秀なダメージソースが
いてくれるので枚数を減らしました。
また、カルロスを覚醒させるために
自分がダメージを受けるシーンが多くなることを想定して、
ダメージトリガーの枠を増やすためでもあります。


◇≪がっかりボックス≫×2
こちらはダメージトリガーであるため
前回と同様の枚数を採用しています。
≪カルロス≫などにドロー効果がついているため
好きなカードを疑似的にサーチできます。


◇≪バフォメット≫×2、≪ゴールデンウッホ≫×2
黄色の4ダメージトリガーは存在しない(くらい弱い)ので
青から出張してもらいました。
≪バフォメット≫は終盤でしか活躍の見込みがなく、
≪ゴールデンウッホ≫は終盤以外でも活躍できるもののコストが重いため
それぞれ2枚ずつの採用となりました。


◇≪新設・私立茶熊学園学生寮≫×2、≪アレスの御旗≫×3
無色タウンを3枚採用しながら、
メインとする色以外の色を安全に使用できるのが
≪新設・私立茶熊学園学生寮≫の強みです。
デメリットもありますが、
≪アレスの御旗≫が山札を回復してくれるためそこまで気になりません。

≪アレスの御旗≫を3積みするメリットとしては、
対戦前から自分の山札が疑似的に46枚なので
精神的な余裕が生まれます(笑)


以上が御旗イエローのお話となります。
なかなか使いやすいデッキに仕上がったと思うので、
ぜひ使ってみてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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