見出し画像

200V電源工事のお話し:後編

昨日公開しました、200V電源引きましたよー、の後編です。
こちらでは工事費用や、さらにProcable(プロケーブル)さんのダウントランスを接続した音のレビューも書きたいと思います。

さて、前回の記事の最後が「壁コンセント接続でトラブルが・・・」というところで終わってしまったので、その続きから。

200V用の壁コンセントは形状が全然違った!・・・(´;ω;`)ウゥゥ

もうやるんだったら徹底的に!ってことで、Fulltechの壁コンセントやコンセントプレートを買ったんですね。

まず壁コンセントはこれ。

それに加え、壁につけるプレートはこちら。

さらに、コンセントカバーまで!!

というのを買ったのですが、あとで出てきますProcable(プロケーブル)さんのダウントランスの形状と全く合わないことで、昨日工事が終わった後に発覚。。。

いったんはこうやってつけたんですね。
※この時点では、\(^o^)/→ただ、この後、(´;ω;`)ウゥゥ。。。

で、Procable(プロケーブル)さんのダウントランスの電源はこれ。

全然合わない!!!・・・

もう泣きそうになりました。。。

で、急遽工事の方に本日朝に来ていただき、壁コンセントを変更していただき、無事に壁コンセント設置完了しました。

はぁ・・・疲れた。。。

では、いよいよProcable(プロケーブル)さんのダウントランスを開封!

これ、Procable(プロケーブル)さんのWEBサイトにも書いてあるんですが、「めっちゃ重い」です。※重さ38.5Kg。

運んできたのが佐川さんだったのですが、
「これ、めっちゃ重いんすよね!!」
と、なんか少しキレながら運んでいただけましたw

で、開封ー!

どーん!

真ん中の黒くてデカいのが、いわゆるダウントランスというもので、200V→100Vおよび115Vに変換してくれる機材になります。
※上段の6つが100V用、下段の4つが115V用になっています。

それ以外に、今回結果的に使うことになった壁コンセント&コンセントプレートと、説明書。あとはプレゼント品なのかもしれないですが、メガネ電源ケーブルをいただきました。※今メガネ型の電源を使えるものがないので、後日試せる機材を手に入れたら別途レビューしたいと思います。

いよいよ200Vコンセントに接続し、音出し!!

(当たり前ですが)無事に、ダウントランスの電源を200VコンセントにIN!

電源ON!!!!おーーーー!
無事、電源も入りました。
地味に、今何Vの電圧になっているかが見えるのも、素敵ですw

では実際に音出しをしてみたのですが、時間があまりなかったので、まずはiMacとオーディオインターフェースのApoollo X6だけを100Vの箇所につなげて、ひとまずヘッドフォンで今アレンジ&MIX中の音源を聞いてみました。

・・・

・・・・・・

おーーーー!ノイズがめっちゃ少ない!

あと、音の圧力というのか、押し出しが前に出てくる感じ!!

これが200Vのパワーなのか。。。しばし感動。

あくまで私の感想ではあるのでその点ご了承いただくとしまして、音が良くなるとかそういう類ではなく、まずノイズが非常に少なくなり音の膜が取れてる感じというのが表現として合っていると思います。

なので、非常にすべての音が聞き取りやすくなります。

このノイズが少ないということがすぐにわかったのが、経験がある方もいらっしゃるかもなのですが、オーディオインターフェースにヘッドフォンをつなげて音出しをするときに、特にサンプリングレートがあまり高くない(44.1や48)時に、ある程度ヘッドフォンのボリュームを上げていくと、何もなっていない時も「サー」という音が聞こえると思います。※ホワイトノイズっていうんでしょうか??

私の持っているApollo X6でサンプリングレート44.1の時に、ヘッドフォンにもよるのですがだいたいヘッドフォンのボリュームを11時ぐらいまでもっていくと徐々に先ほどの「サー」という音が聞こえて始めていたんですが、今回200V→100Vに変更したら、2時~3時ぐらいまでもっていってようやく聞こえるぐらいになったんですね。

これが結局電源に乗ってくるノイズをカットできている結果なのかなと。

あと音の圧力というか音が前に押し出してくる感じというのは、単純に100Vを二つ束ねて200Vで駆動することで電圧を押し出す力は2倍になっている(200Vで電子レンジを使うと、100Vの時よりも短い時間で温めが終わる、というのと同じ原理)ので、ダウントランスで100Vに落としているとはいえ、大元の電源パワーをこのトランスでできる限り効率を落とさずに伝達しているのかなと思っています。
※違っていたらすみません。。。

この2つが作用して、結果的に
「ノイズの少ない、パワーのある音に変わる」
→「つまり音の見通しが良くなり、低音から高音まで音がしっかりと出てくるので、結果的に音がよい」

ということになっていると思いました。

でこれはたくさん機材を使っていくとより顕著になると思っていまして、一つ一つの機材に乗っているノイズや見通しの悪さは小さいものかもしれませんが、いろいろな機材ですべて同じくこれが起こっているとすると、それを重ねていったときには、結構な量のノイズを聞いている状態になると思います。

それを、すべての音の根本になる電源からノイズを大幅に減少できていれば、最終的な出来上がった音源でのノイズも非常に小さいものになり、結果的にクオリティに跳ね返ってくるのかなと。

まだヘッドフォンだけでモニタースピーカーで聞けていない状態で恐縮ではありますが、今週MIXの作業があるのでそこでがっちり鳴らしてみて、また続編のレビューは書こうかなと思っています。

200V電源工事のまとめ

導入まで紆余曲折ありましたが、私個人としては大成功だと思っております。

あとこの記事を読んでいただいている方がもう一つ気になるのが「工事の費用」かなと思いまして、前回の記事を読んでいただくとお分かりいただけると思うのですが、露出させての工事ではなく、あえて天井裏に通して、かつ結構工事の時間がかかりました(壁コンセント設置完了までで3時間強)ので、相場よりも高いと思いますが、4万円ほどとなりました。

それに(結局使わなくなった(´;ω;`)ウゥゥ)Fulltechの壁コンセントやプレートが合計で4万円強、さらに壁コンセントを再度付け直してもらうので5千円、さらにProcable(プロケーブル)さんのダウントランスが¥118,000なので、合計20万円弱の費用が掛かった計算になります。
※工事の時間や200Vの線を引く距離が短い、かつ簡単であれば1万円台(もしかしたらそれよりも安いかも!?)で工事できることもあると思いますので、ご検討されている方はまず設置する現地を工事される方に下見をしてもらってがよろしいかと思います。
※ただ、200Vを引いてもダウントランスを使わなきゃいけなくて、これが結構高い代物なので、そこの費用負担が結構ぶっちゃけ工事よりもデカいです(私はそれに余計な壁コンセント関係がかかっている・・・)

ということで以上になりますが、また200Vのことは適宜気づいたことや、特にモニタースピーカーで出した時がどうか、などはアップしていこうと思いますので、引き続きこのnoteをよろしくお願いいたしますー!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?