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【企画】ネタ帳の意味不明な小説メモを供養しよう(#ネタ供養)

あおはるさんの企画に乗って、小説のメモ書きを成仏させようと思います。私もEvernote利用なので、最終更新日とかもわかったりします。

東西線のパラドックス

最終更新日時:2014年6月19日 16:11

毎朝乗る満員電車。
両手で手すりをつかみ、お尻に力をいれ、押しこむ/押し込まれる。
せーの、ぎゅー。

都心にちかづくにつれて、降りる人が出てくるが、数人減ったところで満員電車には変わらない。ぎゅうぎゅうぎゅう。

僕は周りの圧力に抗うことを諦め、イヤフォンから流れる音楽に

ふと気づくと、下車駅の少し手前。
目の前の視野は開け、周りの人は少なくなり、空席も存在する。
あれ、満員電車どこいった。

おそらく禿頭のパラドックスをベースに、詩的な雰囲気とサラリーマンの満員電車の風刺を狙ってたと思われます。

発展もなさそうなので供養します。

あつ子とまこと(丸ビルにて)

最終更新日:2015年5月17日 16:02

「最初に○ビルで楽団とバレェを見たよ、カルメンだったかな」
「おお、私もそれを聞いたよ。」
「あ、やっぱり、昼過ぎのやつでしょ、2Fにいたでしょ」
「そうそう。見つけたの?」
「3Fにいて演奏が終わった段階ですぐに降りたんだ、そしたらエスカレータを降りたあたりで、後ろ姿を確認したんだけど、声掛けようと思ったんだけどね」
「声をかけてくれればいいじゃない。そんなんに私の両親と話すのが嫌だった」
「いや、そうじゃないんだ。直前までは話す気でいたよ。リハーサルも何回もしたんだ。『お父様、クラシックが御趣味とはとても理知的ですね』とか『お母様、ご想像の通りとてもお美しいですね』とか」
「よろこんだと思うよ、きっと」
「『お嬢様とは10年近くお友達をやっています、まあ友達と言うより、私がお嬢様の一方的なファンですね。ずっとラブコールを送っているのですが、一向に振り向いてくれません。何か秘訣などはありませんでしょうか』とかね」
『なに、それ』
「でも声をかけるじゃん、君が振り返るじゃん、その時驚いた表情を見せる。ここまでは想像がつく。でも、驚きの表情の下に、何が見えるのか分からなかったんだ。偶然あえて、喜びの色が見えたらいいなと期待して置きながら、『何こいつ?なんでここにいるの』っていわゆる引かれたらいやだったんだ。」
「私はそんな顔をしないよ」
「わかってる。分かってはいるけどね、そう思われてもしかたないじゃん。○ビルにご両親とランチを食べるって知ってって、クラシック好きならこのイベントに来るでしょう。そこに偶然を装って会おうとしてるんだもん。もしかしたら一家団欒に水さすかもしれないし」
「だってあなたはもともと行く予定だったんでしょう」
「そうだけど、1日じゅういろいろな会場でやっているイベントだ。○ビルの昼過ぎのイベントに合わせたのは恣意的だ」
「うーん、馬鹿みたい、考えすぎじゃない」
「まあそうかもしれないね。」

君は知らない。だってしょうがないじゃないか、僕は一日中君のことばかりを考えているんだから。

結構前に作成した短編小説の後日談というかサイドストーリみたいなもの

※ 現在はkindle unlimitedで公開のため、noteではさわりのみ公開

うーん、あまりにも個人的な恋愛感が出すぎているので供養します。成仏してください。。。

最後に

Evernoteは過去のメモをすぐに参照できるから便利です。私の場合は、なにかしたら自分が書いたものを "output" とマークを付けているので、さらに探しやすかったです。

これ以外にも、バリバリ恋愛モノで、愛の独白みたいな文章がも見つかりましたが、さすがにそれを晒す勇気はなかったです。成仏させず、黒歴史として抹消することにしました。

あおはるさん、面白い企画ありがとうございます。

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