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女子は髪が8割!だから、高級ドライヤー総まとめ

(パナソニックナノイー、リファ、リュミエリーナ、復元ドライヤー、ダイソンのドライヤーについてレビューしています。動画もつくってみました🎥)


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去年の冬、コロナがここまでになるとは誰も予想しなかった頃、わたしは年甲斐もなく学校に通った。

2ヶ月みっちり、若者に混じって寝食を忘れて(忘れてないけど)没頭した。

50を過ぎてまさかこんなことになるとは思ってもみなかったが、学ぶことはやはり楽しい。

頭をフル回転させる日々にはエクササイズのような爽快感があった。

とはいえ困ったのは、その間の白髪染めだ。

いつもはヘナでじっくりゆっくり染めるわけだが、休日も勉強に追われてそんな時間は取れない。

仕方なく美容室で染めることにした。

ほんとは美容室でヘナを塗ってもらい、そのまま部屋に帰って数時間おいてから自分で洗い流したかったけれど、近くにそういうサロンはなかった。

仕方なく一般的なカラー剤(なるべく髪が傷まないやつ)で染めた。

美容室は目の前の山林を借景にしたとても素敵な空間で、男性の美容師さんの接客もほどよく、何よりカットが上手くて気に入った。

カラーリングも傷まず、色もよかったと思う。

東京に戻ってもしばらくはヘナをする元気が出なくて、近所で再度ふつうにカラーリングした。つまり合計2回、一般的な白髪染めをしたことになる。

その後、髪の状態は春までは良かったが、夏になると傷みを感じるようになった。

今年は自粛生活で紫外線はほとんど浴びていない。ヘアケアも丁寧にしていた。椿油粕で頭皮を洗い、髪には植物性ヘマチンをスプレーしてからトリートメントで仕上げた。

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ちなみにわたしの髪質は毛量多めのくせ毛で、すぐ乾燥するドライヘアである。縮毛矯正を勧められるが、あのストンと人工的なまっすぐ感が苦手で、なんとか矯正なしでまろやかなストレートヘアになりたいと模索している。

だから傷むようなことはせず、むしろ髪にいいことばかりしていたのだが、やはり2回のカラーリングが良くなかった。傷んだ髪特有のゴワゴワした感触に変わってしまった。

そして、秋。今はもうはっきりダメージヘアだ。

ところで、美容ジャーナリストをしていると、化粧品だけでなく美容家電を使わせていただく機会も多い。


今回はPanasonicから2020年10月1日に発売されたナノケアの最新ドライヤー、ナノイーモイスチャープラス EH-NAOE-Aをお借りできた。

パナソニック ヘアドライヤー ナノケア 高浸透「ナノイー」搭載 ネイビー EH-NA0E-A

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(2020年10月現在 ¥29,980/Amazon)

(2021年6月現在 ¥22,929/Amazon)


実際に1週間使ってみたところだが、これはいい。 できれば返却したくないくらい。(笑)

現在発売されている高級ドライヤーは、ざっくり大きく2つに分けられる。「マイナスイオン系」と、「遠赤外線系」だ。

どちらも髪によい作用を及ぼすわけだが、ブランドや機種によって、マイナスイオンや遠赤外線の種類、出方、量が異なり、それがドライヤーの違いを生んでいる。


パナソニック ナノケアドライヤー


最新ナノケアは、すばり「マイナスイオン系」である。高浸透「ナノイー」×ダブルミネラルが髪に水分を与える。今回ナノイーの噴出量が大幅にアップし、さらにミネラルマイナスイオンがより髪に密着するよう設計変更された。

ちなみに化粧品の世界では、ミネラルは保湿や育毛効果に使われる。ナノケアドライヤーからは2つの亜鉛電極から発生するミネラルマイナスイオンが発生するという。

まずはくせ毛でつやがなく、しっかり傷んでいるわたしの髪が、最新ナノケアドライヤーでどうなったかご覧いただきたい。

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↑いつものドライヤー + くるくるドライヤー(パナソニック ナノイー イオンチャージ)


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↑ナノイーモイスチャープラス +くるくるドライヤー(パナソニック ナノイー イオンチャージ)

ナノケアで乾かした髪は、わずかだがつやが出て、髪型もふんわりしながらちゃんとまとまっている。触り心地もやわらいでなめらか。ゴワゴワ感が改善されて潤いすら感じる。

いつもはドライヤー+くるくるドライヤー+カーラー、翌朝アイロンと、けっこう手間をかけているのだが、ナノケアならカーラーやアイロンを省いても、髪型がいい感じに決まる。これは時間短縮になりそうだ。

ちなみに、本体の重さは525g。持ってみるといつも使っている復元ドライヤーと10gしか変わらないのに、とても軽く感じる。

おそらく持ち手や本体のバランスがいいのだろう。

ちなみにわたしの髪は3分50秒ほどでほぼ乾いた。(ほぼ、というのは、その後くるくるドライヤーでセットしたから)しかもターボでは強過ぎて、一段弱いドライという風量で乾かしてこの早さである。

とにかく早く乾かしたい人は、ターボにすれば相当早く乾くのではないだろうか。


では機能を見ていこう。

髪の水分量が上がったのは、高浸透「ナノイー」×ミネラルの効果。これがキューティクルのわずかな隙間から髪の内部に浸透する。

この水分量増加率が、なんと昨年の機種EH-NA9Bの1.9倍も確認できたという。なので今回、「ナノイー」×ミネラル の前に、’高浸透’の文字が新たにプラスされたというわけだ。

これだけの違いを生んだのは、ナノイーの発生方法そのものを変えたから。その結果ミネラルマイナスイオンの発生量自体は従来の18倍になったという。

確かにスイッチを入れると、ものすごく濃い「何かすごく良さそうなもの」の匂いがする。

マイナスイオン発生装置や、サンセベリアなどマイナスイオンを大量に生み出すグリーンをそこら中に置いた空間(最新設備のクリニックとか)にいる、あの匂いを何十倍にも濃くしたようだ。

さらに、高浸透ナノイーとミネラルの吹き出し口をより近くしたことで、ミネラルマイナスイオンが周囲に逃げてしまうことなく、より多く髪に当たるようになったという。

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↑この上の部分の設計が変更された。


こうすることでキューティクルの密着性が高まり、髪内部のうるおいをしっかり守れるのだ。

このようにキューティクルが剥がれにくくなるとカラーリングの色もちも良くなり、紫外線やブラッシングによるダメージにも強くなるとか。

その結果 枝毛が低減され、継続的に使用すればなめらかでツルツルの手触りになっていくそうだ。

わたしはまだ数回しか使っていないが、すでに髪の手触りが変わってきた。まるで良質なトリートメントをしたように、ツルツルしっとりと変化したのだ。

その感触は翌日にも持ち越され、このドライヤーがもたらすうるおいの持続力に驚いた。これを使い続けたら大きな変化が期待できそうだ。

さて、このドライヤーには5つのモードがある。写真でご確認いただけるだろうか。

まずは、髪にツヤを出す「温冷モード」、特に毛先の傷みが気になるときは「毛先集中ケアモード」、暑い季節のドライヤーを楽にする「インテリジェント温風モード」、頭皮にやさしい「スカルプモード」。

注目は、1日1分顔に当てることで肌のうるおいを保つ「スキンモード」だ。高浸透ナノイー×ミネラルは、肌にも浸透するという。


だからドライヤーを掛けながら、同時に美顔器ケアまでできてしまうのだ。

じっさいスキンモードを顔に当ててみると、わたしは目の疲れがほぐれるのを感じた。髪にいいものは肌にもからだにもいいというわけだ。

パナソニックのナノイーシリーズは、発売当初から何台か購入して使ってきたが、やはりこの最新機種は目覚ましい進化を遂げている。いろんな高級ドライヤーに浮気をしてきたが、一周回ってパナソニックがまた、いい。

うう、欲しい。である。


リファ ビューテック ドライヤー


さて、ここからは、今まで買った&試したプレミアムドライヤーの感想をお伝えしたい。

最初は、リファ(ReFa) BEAUTECH ドライヤー。こちらも「イオン系」である。

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MTG(エムティージー) ヘアドライヤー ホワイト

(2020年10月現在 ¥34,570/Amazon)

(2021年6月現在 ¥36,300/Amazon)

こちらは「レア髪」がコンセプト。発売当初に数週間ほどお借りして使ってみた。

レア髪、というだけあって、髪の内部に水分がたっぷり残っているのが分かる。まさにレアな髪だ。

これはたっぷり噴出される「ハイドロイオン」と、60℃以上に温度が上がらない「プロセンシング機能」によるもの。

この水分たっぷりなうるおい髪が評価され、数々の美容賞を獲得している。

くせ毛でドライヘアのわたしが使うと、このたっぷりの水分によって、髪の内部にしっかりうるおいが蓄えられると感じた。このうるおい感は、今回取り上げるドライヤーの中で一番ではないだろうか。

とはいえ、しばらくするとクセが戻る気がする。

わたしはくせ毛のくせにストレートヘアが好きなので、このクセが戻る感じが好みではなかった。

これは、ふんわりしたカールヘアに嬉しいのではないだろうか。パーマヘアやクセを生かしたヘアスタイルなら、リファが与えるたっぷりの水分がきれいなカールが出るはず。

例えば、クセ毛を生かしている(と噂)タレントのYOUさんのような方には、まずリファを試してもらいたい。

ちなみにリファは、ストレートアイロンもおすすめである。熱源がむき出しではないので火傷の心配が少なく、まっすぐはもちろんのこと、手首をかえすことでナチュラルなカール感を出すこともできる。わたしのようにモタモタしがちなアイロン初心者でも、ダメージ少なく使えるのがうれしい。

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MTG リファビューテック ストレートアイロン ホワイト

(2020年10月現在 ¥19,800/Amazon)

(2021年6月現在 ¥21,500/Amazon)


リュミエリーナ バイオプログラミング レプロナイザー


次は誰もが気になる高級ドライヤー、レプロナイザー。こちらは「遠赤外線系」となる。(一部、マイナスイオンも同時に発生しているという口コミもある。確認が取れ次第ご報告いたします)

現在、4D plusまで発売されているが、これは美髪に導くバイオプログラミング機能の強さである。2Dよりも3D、3Dよりも4Dの方がバイオプログラミングの密度が高くなるという。

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【バイオプログラミング】 レプロナイザー 4D Plus

(2020年10月現在¥57,200/Amazon)

(2021年6月現在¥57,200/Amazon)

言わずと知れた、超高級ドライヤーである。髪の傷みやクセに悩んでいるなら、やはりレプロナイザーだろう。

価格は高いが、縮毛矯正をかけ続けるコストを考えると決してコストパフォーマンスが悪いとは言い切れない。アウトバストリートメントをつけないほうが効果が出るとも言われているので、その分の費用が浮くと考えれば自分を説得できそう。


ネットや動画の口コミをさらっていくと、「ブリーチを定期的にしているハイダメージヘアが生き返り、ストンときれいにまとまる」「髪自体はタイトにまとまるが、地肌に当てれば根元がしっかり立ち上がり、ハリやコシも感じられる髪になる」といった声が目立った。

一方でそれほど効果を感じないという声も。これはわたしの考察だが、最初からツヤツヤのストレートヘア、しかも健康毛という方の場合、そこまでの実感は得られないように思う。


わたしが実際に使ったのは、雑誌の撮影時。ヘアメイクさんがこれでスタイリングしてくださった。クセでよれよれの髪がするんとまとまり、ツヤツヤ天使の輪が写真にもちゃんと写っていて、それはそれは驚いた。

それまでキューティクルが開いて水分がどんどん蒸発していたであろう状態が、一瞬にしてキュッと引き締まったうるツヤ髪に変化したのだ。

わたしのようなタイプには、まさに髪質改善となり得よう。

ここまでの効果をもたらす仕組みをホームページで探したのだが、見つかったのはこんなくだりだ。

「リュミエリーナの技術理論である『時空の物理学理論』を使って“物質の場”をプログラミングすると、それぞれの物質の中に存在はしているけれど、まだ発現していない新しい作用を導き出すことができます。

金属や水やセラミックスあるいは繊維など、どんな物質であっても、“原子の場”、あるいは“分子の場”、または高分子で構成された“生命体の場”を変化させることで、本来知られている機能とは全く違う機能を引き出せる可能性があることが解っています。」(Bioprogramming Club ホームページより引用)

むむ、難しい。物理はどんなに勉強しても58点以上取れなかったわたしの頭では、全く理解不能である。

平たく説明してくれているブログを行き巡ってわかったのは、独自の「バイオプログラミング技術」で髪の細胞や遺伝子に分子レベルで働きかけ、髪そのものの水分子密度を高める、ということ。

さらには壊れてしまったタンパク質にも働きかけてリセットするというから凄い。単に髪のダメージを補修するのではなく、髪そのものを作り変えてしまうらしい。

もちろんそこまでのことはホームページでは謳えないから、上記のような説明になったのだろう。

この作用は髪だけでなく肌にも働くので、肌質が改善したという口コミも数多い。「生理前の肌荒れが出ません」「顔がリフトアップしました」などなど。

水分を与えるだけでなく、分子レベルで水分密度を高め、タンパク質をリセットするのだから、そんなことが起きても不思議ではないのだろう。

で、これだけの効果をもたらす正体は、セラミックだという。セラミック。包丁などにも使われる、土や粘土を焼いた陶磁器、セラミック。

あまりにも身近な素材に拍子抜けするが、もちろん特別な処理が施された特殊セラミックである。細胞の分子レベルに働きかけるよう特別にプログラミングされた他にはないセラミックだ。

ここから発生した遠赤外線が髪や肌に共振作用を起こし、細胞の運動エネルギーが向上することで頭皮の血行促進や肌の新陳代謝を促し、肌や髪の健康が促進されるのだ。

長々と書いたが、レプロナイザーはハイダメージの方、ストレートヘアが好きな方、髪質改善をしたい、縮毛矯正を卒業したい、といった方に向くと分析する。

もちろんわたしも欲しいし使えば確実に髪質が変わると思うのだが、なにせ価格が高いのと重いこと(最上位機種の4Dplusが750g。他の機種も700g以上)、さらにドライヤーの筒が長くてちょっと使いにくそうと、いうので躊躇している。

ダイソン


もう一つ、みんなが気になるドライヤーに、ダイソンがあるだろう。

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Dyson Supersonic Ionicヘアドライヤー (ブラック/パープル)¥42,900

(2020年10月現在 ¥49,000/Amazon→2021年6月現在Amazonでの取り扱いなし)

こちらもかなりの高額である。そこまで高い理由が何なのか知りたくなる。

一言で言うと、このドライヤーの魅力は風量である。さすが吸引力のダイソン、パワー出力はお手のものである。だからとにかく早く乾くのだ。

ここまでの風量は、ダイソンの「羽根のない扇風機」に使用されている「エアマルチプライアー」技術によるもの。ダイソン史上最小で最軽量のモーターが、取り込んだ空気を約3倍に増幅させて、高速で高圧な気流を吹き出す。

何回か試したことがあるが、あまりの風量に地肌がパックリ割れるほど。ここまでの風量があるから低温でもすぐに乾き、結果として髪を傷めない。

しかも軽い。約500gと一般的なドライヤーと大差ないのだが、とにかくコンパクトで持ちやすい。重心バランスが良く、ヘッドも短いから、実際の重量以上に軽く感じるようだ。

こちらにも髪のダメージを考えた仕組みがある。100℃以上にならない「インテリジェント・ヒートコントロール」機能だ。

ヘアケアのための機能は「マイナスイオン系」となる。これが静電気(プラスに帯電)や髪の広がりを抑えるというが、髪質改善や水分アップなどは積極的には謳っていない。

ダイソンは基本的に、髪を傷めずに素早く乾かすことに特化したシンプルで使いやすいドライヤーといえよう。

とにかく早く楽に乾かしたいという、短くて健康な髪の方には最適だ。ドライヤー時間さえ惜しい忙しい人には理想ではないだろうか。アタッチメントをつけずにそのまま使えば根元がしっかりと立ち上がるのも、短髪の、特に男性に喜ばれそうだ。

とはいえ、付属品のアタッチメントを活用すれば、ロングヘアを含むいろいろなヘアスタイルに対応できる。

まとまりよくツヤツヤのストレートヘアにする「スタイリングコンセントレーター」、取れかけたパーマも甦る「ディフューザー」、地肌がパックリ割れないように工夫された「スムージングノズル」、細い髪や弱い地肌にやさしい「ジェントルケアリング」がある。

夫は素早く乾かしたい、妻は髪型にこだわりがといった家庭が一台選ぶなら、ダイソンだろう。


復元ドライヤー


髪だけでなく、頭皮や顔のリフトアップ、肩こりにも効果があるとされるのが、ルーブルドー 復元ドライヤーである。

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DR-RF365 K [FUKUGEN DRYER(復元ドライヤー) ブラック]

(2020年10月現在 ¥29,800/Amazon→2021年6月現在Amazonでの取り扱いなし)

こちらは「遠赤外線系」と「マイナスイオン系」を両方発生するタイプだ。その効果で細胞を回復させるという。だから復元ドライヤーというのだろう。

ちなみにわたしが現在使っているのがこのドライヤーだ。友人の髪が急にツヤツヤになり、ボリュームもダウンしたので聞いてみたら、復元ドライヤーだと言うので早速購入した。

が、今回じっくり調べてみて、自分がずいぶんと間違った使い方をしていることが判明した。まさに宝のもちぐされである。

ます、これは慌て者(わたし)には向かない。遠赤外線がじっくり肌細胞を回復させるのをイメージしながら、ゆっくり髪と地肌に当てる必要があるのだ。

と言うのも、熱で乾かすのではなく、水分を風で吹き飛ばすから。だからドライヤーは「しっかり当てる」「近づける」「振らない」ことが必須。そう、1箇所ずつ丁寧に当てていくということになる。

そんなことをすれば髪や頭皮が焼けてしまうと思うが、実は吹き出し口付近は80℃、髪に当たる部分は60℃の超低温なのだ。

その間に遠赤セラミックが発する遠赤外線の一種である「育成光線」が、頭皮を血行促進しや細胞を活性作用していく。

と同時にマイナスイオンの中でも上位の電子イオンが水分を与えながら髪にツヤを出していくのだ。

わたしはこのドライヤーを、ふつうのドライヤーのように使っていた。ばんばん振って、「なかなか乾かない、重たい」と文句を言っていた。

あ、しかし重たいのは事実である。535gとそれほど重量はないのだが、取っ手と本体のバランスのせいか実際以上に重たく感じる。

だから付属、もしくは別売りの台にセットしテーブルの上などに置いて、じっくり使うべきなのだ。そしてこの方がむしろ早く乾くという。

ちなみにこの復元ドライヤーには、’復元ドライヤー灸’という言葉が生まれるほどに有用な使い方がある。

そう、全身に使えるのである。

その場合は低温モードにする。こうすると電磁波がカットされるので、安心して使えるという。その他のバスト、ウエストケア、ヒップケア、美脚ケア、首・肩のケアなどができるというが、わたしもこの効果は実感している。

このドライヤーを使うようになってから、首こりや肩こりが軽くなっているのだ。そんなに丁寧に首肩に当てたりしていないが、明らかに楽なのである。

もちろん顔にも使えて、ほうれい線に効果を感じる人もいるという。わたしの動画には、復元ドライヤーを当てていたら、目がぱっちりしたというコメントもあった。

これほどの効果を生むのは、「温光石」。これが育成光線を大量に放出するという。岩盤浴に使われる一般的な鉱石より多量だそうだ。

そうか、こうやって使うものだったのか・・・。今夜からは慌てて頭全体に風を当てるのではなく、机に置いてじっくりと当ててみよう。

復元ドライヤーがどんな人に向くかと問われれば、わたしのようなせっかちではなく、遠赤外線や電子イオンが働くのをイメージしながら使える、丁寧な方に向きそうだ。

髪の美しさはもちろんのこと、全身の美容と健康にいいものを求める方なら最大限に使いこなせるだろう。

まとめ

高級ドライヤーを色々分析してきたが、いかがだっただろうか。どれも特徴的で、個性があることをお分りいただけただろうか。

最後に、どんなドライヤーでも髪にうるおいを与えるポイントをひとつ。それは、「髪を洗ったらすぐに乾かす」ことと「最後に冷風を当てる」こと。こうすることで洗髪によって開いたキューティクルを素早く引き締めて水分を髪の内部に閉じ込めることができる。

シャンプー後すぐに乾かさなかったり、自然乾燥させるのは、開いたキューティクルからうるおいがダダ漏れしてしまう。美容室でもそれほどタオルドライをていねいにせず、場合によってはビショビショのままドライヤーを当て始めるのにはこういう理由がある。

そして最後に冷風を当てれば、さらにキューティクルの密着度が高まり、いつまでも熱がこもることによるダメージも防げる。

どんなドライヤーを使うにしても、その特性を知り、適切な使い方をすることがいちばん大切である。(と言いながら、自分の復元ドライヤーの雑な使い方を反省するのであった)


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