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今年も神代桜を見に行きました

かれこれもう15年は通っているだろうか?
もっとかもしれない。

今年も北杜市山高神代桜を見に行った。

常に夜明け前に自宅を出る。

これだけ毎年通っていると、自宅周辺のソメイヨシノの開花状況と、一宮辺りの桃の開花状況と、神代桜の開花状況がほぼ同じて言うことに気付く。

夜が明けていたので、釈迦堂で一旦車を降り、桃の様子をチェック。

ふんわりと桃色。

空は曇天だが、夢心地の桃色の雲が広がっているようだ。

素晴らしい!

甲府盆地は広い。
中央高速を行くと常に実感する。

その甲府盆地はずっと雨だった。

今日の天気は雨らしいとわかっていたが、流石の“私が遊びに行くとき雨が降らない伝説”は20年位続いていても、破られるかと思った。

インターを降りても雨。

そしていつものように、日野春駅前を通って釜無川へ降りる。

お?雨、降ってないじゃん

そしてまっすぐと、裏手から実相寺へと向かう。

まだ8時前だし、こんな雲行きでも、もう人が来ている。

すっかり見慣れたはずの、しかし毎年感心する様々なさくら色。

それと一面の水仙畑。

今年は背景に、雪が残る甲斐駒ヶ岳は望めなかったが、本当にどこを切り取っても絵になるお寺。

その境内の奥の方に、数えきれない支柱に左右に大きく広がった枝を支えられて、堂々と、そして神々しい雰囲気をも放って、満開の神代桜は立っていた。

明治時代には、物凄く樹高が高かったそうだが、今は中央の幹は朽ちてしまい、広がった枝振りと幹の太さで、その姿を想像するしかない。

維持するために、土を入れ換えたり、色々と手を施されているそうだ。

今年の花は数年前より数が多くて立派な気がする。

樹齢2000年のエドヒカンサクラ。

様々なものを見てきただろう。

たくさんの人々に、その美しさで笑顔や感動を与え、癒してくれていたのだろう。

多分この辺りの冬は寒くて厳しい。

冬が終わって春が来たと、生命力と喜びを伝えてくれる。

やはり来年もここに来るだろう

常に、神代桜を見ただけで帰路に着く。

帰りの甲府盆地も雨だった。
隣をオープンカーが走っていてビックリした。

これは例年と違う。

っていうより、雨の中のオープンカーなんて始めてみた!

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