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擇日はぼくたちの生活に根付いています

みなさんが意外とこだわっていることがあります。意識的にせよ、無意識的にせよ、意外とこだわっていて、とても興味がある。でも知らないこと。

四柱推命とか風水もそうなのですが、擇日も実はみなさんとても興味があることではないかと思います。

無意識に気にしていた今日はどんな日?


ぼくがまだ学生のころ、朝起きたらテレビの情報番組が流れていました。

母親曰く「時間が確認したいから」らしいのですが、テレビがついているとなんとなく見るともなく見てしまいます。

朝の情報番組を見るともなく見ながら、朝の支度をします。前日から準備しとけばいいものを、朝になってからいそいそとカバンに詰め込む。こういうことをするから忘れ物をしてしまうんだな、って思いながらも前日夜には別の思考になっていて、また次の日も同じ朝の繰り返し。

朝の情報番組には人気のコーナーがあって、それは今日の占い。たいていが番組の最後か、いい感じの途中にコーナーの時間になります。今日の占いがひとつの行動の指針で、このコーナーが終わったらイスから立ち上がって洗面台に行ったり、日によっては靴を履いて出かける時間になります。

朝の占いコーナーでたまたま1位だからいい日になったとか、10位だからラッキーアイテムを身に着けようとか思ったことはなかったですが、案外気にする人は気にするようです。


ほら、今日は朝の占いで1位だったのに結局特別にいい日ではなかった。

ほら、今日は朝の占いで10位だったのに大して悪いこともない普通の日だった。


そんな毎日だったように思います。

意外と気にしている擇日法


こういうのってぼくだけなのかな?って思っていたんですけど、意外とみなさんもそのようでして、意外と日にちを気にする。

今日は何をするのにいい日なのかな?

そういったことを気にするのです。少し年配の方だったりすると大安とか仏滅にはこだわられますね。

誰かがお亡くなりになった。お葬式やお通夜には仏滅や友引は避けたい、とか。

たしかにそういったことを知っていると、わざわざ仏滅や友引を選んでお葬式やお通夜をすることはありません。どうしてもというような諸事情を除いては、たいていは避けたいと思うものです。

日にちのこだわるというのは何も現代人に限ったことではありません。人間は古代から日にちを選んでいました。それこそ、狩りに向く日は狩りに行き、田畑を耕すのに向いている日は田畑を耕したのです。魚を捕るのに向いている日には魚を捕りに行ったのです。

もちろん、そればかりにこだわれることはなかったかもしれませんが、うまくいった日、うまくいかなかった日を集めて、並べて、整理していったのです。

そしていい日を選んで行動指針としていました。

吉の日を選んで、凶の日を避けることを擇日といいます。


擇日はぼくたちの生活に根付いています


擇日は思っているよりもぼくたちの実生活に溶け込んでいます。

現代でも先ほど述べたお葬式の日を選んだりとか、結婚式の日を選んだりとかしますよね?

6月の花嫁はジューンブライドというらしいです。その影響で6月は結婚式をあげるときの料金が割り増しされているとか。ちょっと高いんですよね?普段よりも。

ジューンブライドの逸話は詳しくないので書きませんが、とにかくぼくたちは何かにつけて日を選んでいます。

雑誌の占いでいい日と書いてあったとか、大安って書いてあったとか。

ぼくもこちらの記事で擇日について書きました。ぜひご一読ください。

毎日の行動の中に擇日法を加えるのも、いい考えだと思います。

たとえば吉日の中に開容(かいよう)というものがあります。これは美容に向く日です。

こういう日だとわかっていたら、美容室に予約の電話を入れませんか?開容はエスてなどにもいい日ですので、開容の日は仕事を休んで美容の日にしたいと思いませんか?

そういうことを古代からずっと研究し、文化にまで昇華させたのが擇日法です。

意外と実生活にも根付いていて活用可能な知識だと思います。


まとめ

吉の日を選んだり、その日に吉となるような行動をする。または凶の日を避けたり、凶となる行動を避ける。人間は日時、時間からくる影響を人間にとって都合のいいように活用しようとしてきました。

それが擇日法です。

現在では擇日法にはいろんな流派があり、これまでの伝統的な擇日法でもずいぶんと折衷されているようです。

しかし、擇日は本来は五行・干支・八卦に基づいているものです。

これらの理解は最低限必要です。

擇日法を活用することはこれまで古代人が実生活を豊かに安全に営んでいくための知恵です。


ここまで読んでくださってありがとうございます。おまけにあまり誰も知らないことをお教えします。

擇日をお願いするのに「吉の日を教えてください」とか「縁起がいい日はいつですか?」とかいう風にお聞きにならないように。

先ほどの例でもありました開容の日。この日は美容やエステ、マッサージなどにもいい日なのですが、開容の日は美容関係に使用します。開容の日だから宝くじを買いに行こう!って思わないでくださいね。

ですので、擇日をお願いされるときには「○○したいんですけど、○○するのに適した、吉の日を教えてください」と言われるといいと思いますよ。




本日もお読みいただき、ありがとうございます。




読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。