ロールプレイングとは

一般的なファッションの販売員をされている方は、この“ロールプレイング”というものを入社後、またトレーニングの一環として行っています。

ロールプレイングって何をするの?

はい。
いわゆる擬似接客です。

時間を決め(だいたい3分から6分)、入店から退店までの一連の流れを販売員役、お客様役に分かれ行います。人数がいる時はオブザーバーや講師などが立会います。

演技が終わると、お客様設定の開示や感想をもらう。演技者も感想を述べ、最後の講師からフィードバックを元に実際の接客販売に活かす技術、マインドの習得をする場です。

恥ずかしくないの?

参加される殆どの方が恥ずかしく、苦手だと感じています。人前に慣れていない事もそうですが、日頃の接客の技術、マインドが浮き彫りになります。

どんな時にするの?

営業時間だと、支障が出るので基本開店前、閉店後に行います。また、本社研修など場所を変え、終日行う事もあります。

ロールプレイングをすると具体的にどんな効果があるの?

まず、自分の技術のなさに気付かされます。その中で自身の強み、弱みを知り、接客の難しさ、奥深さを改めて実感します。

次にその強みを活かし、弱みを解消する為の方法やアドバイスをもらいます。

その繰り返しで視野が広がり、少しずつ理解し、行動に変わっていく。

そういった効果があり、水準の高い販売員になれます。

水準の高い販売員ってどんな人?

お客様にとって一生懸命になれる人が必須条件。

他には…

●おもてなしの心を持ち、気遣いが出来る
●話しやすい
●穏やかで明るい
●話すスピードをお客様に合わせられる
●センスが良く自身のスタイリングも素敵
●提案力があり、常に新しい発見をさせてくれる
●頭の回転が早く理解力がある
●採寸、アフターケアの知識がある
●商品知識はあるがひけらかさない
●お連れ様への配慮も出来る
●お客様の購入した商品を覚えている
●お客様の趣味趣向性を理解している
●顧客様が多い(人気がある)
●こまめに連絡をくれる
●丁寧
●プライベートが充実している
●人として魅力的
●向上心がある
●人懐こい
●謙虚
●所作が綺麗
●拘りがある

など…。
挙げ出すとキリがないことに気付かされたのでこの辺りで留めます。

要するに、安心して気持ちよく買い物ができる環境を提供でき、また(会いにも)来たいと思える人の事です。

ロールプレイングをする事でそんな販売員になれますか?

大切な事に気付き、努力される方でしたらきっとなれます。

大切な事とは?

知識・技術が全てではなく、マインドありきの知識・技術を持ち合わす事。結局は人なんです。おもてなしのマインドがあり、技術が付いていけば自ずと素敵な販売員になれます。

ロールプレイング大会について

ロールプレイングには協会や地域、館が設けた大会がいくつか用意されています。ここ7.8年くらいで認知度、レベル共に上がっています。

参加する会社は本腰を入れ、社員にトレーニングの機会を与え、まるで甲子園並みの白熱した盛り上がりを見せています。

機会があれば調べて見てください。

大きな大会でしたら観戦出来ますよ。

最後に

ロールプレイングが上手くても、売れない販売員もいます。それは、技術があるのにおもてなしマインドがない、お客様に興味が無い方に見られます。

色んな販売員が世の中にはいます。

どうか皆様のお買い物される際に、素敵な販売員に巡り会えるよう心より願っております。

ななつほしむし



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