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従業員が楽できる売場を目指すこと

直営の部長。いわゆる全国に800店舗ある直営店を統括する長ですね。

この方に昔、私の店舗に巡回しに来たときに言われた言葉の1つに

「従業員が楽できる売場になっている・・・」という言葉がありました。補充量が明らかにお客様目線になっていないというところで発せられた言葉ですが、詳しくは以前の記事にまとめていました。

店長、お客さんのこと嫌いだろ?


ちょっと前に本屋で目に留まったコンビニの現状をまとめたビジネス雑誌があり、その中に人員不足への対応としてコンビニはどう取り組んでいるのかという特集がありました。

読む前に、レジの無人化、キャッシュレスなどを日本の小売の最先端をいくコンビニがどう取り組んでいるかを妄想しながら読み進めました。

すると、驚くことに、棚をスライド式にして補充の効率化を図ったり、棚を斜めにして商品が手に取られれば自動的に商品が一番手前に滑り落ちてくるようにしたりと、まだまだそのレベルだったのです。

がっかりした半面、いまだにそのフェーズなんだと、この現実を上司とシェアしたところ、自社もそのようなスライド式の棚を頼めるということだったのです。

普通の棚板よりも3倍ほど高額にはなりますが、その棚にすることで、従業員の効率があがれば、それは投資するべきコストだと考えます。

それで、その棚を使用した画像がこれになるわけです。

翌日、すぐに担当スタッフから「そうそう!店長にお礼言わないと。あの調味料のところすごく品出し、前出しがしやすくなりました!ありがとうございます!!」と。

コンビニが直面しているように、私たち小売はイノベーションを起こしていかないのと同じくらいにムダの削減や人に頼らないオペレーションの構築、効率化を進めていかないといけません。

それは従業員が楽できる売場を目指すことでもあるのです。



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