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「ちょい!ちょい!ちょ~~~い!」

タイトルどおり、私の叫び声が売場に響き渡りました。

週に一度しか巡回しない店舗で売場のチェックをやっていたところ、画像にある「異常」に気付いた私は目を疑いました。

説明しますと、左のシングル布団用にはバルブ付きと記載されており、右側には記載されていません。ちなみにバルブ付きとは掃除機で空気を吸い込む穴がついており、圧縮するのが楽になります。一方、バルブ付きでないものは掃除機で吸い込む穴は付いていなくて、ジッパーの隙間から掃除機を刺して吸い込む形になり、バルブ付きよりも作業が困難です。しかし、入数に違いがあり、バルブ付きは1枚しか入っておらず、必要枚数によっては何枚も購入しなければならず、費用がかかります。

この2つはお客様のニーズによって買い分けられていくもので、この蓄積が店舗の品ぞろえの広さということになります。

そんな中、画像に戻りますと押し入れ収納ケース用の圧縮袋のバルブ付きがどこを探しても見つかりません。タブレットで商品マスタ検索をかけ調べると店舗在庫は10個以上ある状態。ただ、販売実績がここ3ヵ月ほど0なのです。おかしいと思った私はこの右側のバルブ付きではない、圧縮袋をガバッと取り出すと後ろから、バルブ付きの押し入れ収納ケースの圧縮袋が大量に掛かっているのが出てきたのです!

そのときの私の悲鳴がタイトルどおりです(笑)

もちろん、担当のスタッフが近くにいたから発したのですが、慌ててそのスタッフが私のところに来て「どうしましたか?」と言ってきました。

「〇〇さ~ん、これはダメだね・・・。プロの仕事じゃないよ。そこらへんのお客さんに品出しを頼んでいるなら別だけど、俺らの品出しでこんなことではだめだ。せっかく陳列を綺麗して、できるだけ多くのアイテムを店頭に並べても、商品がお客さんに見てもらえないのはかなりまずい」と。

意外とこのような、類似品の見間違いによるチャンスロスは実店舗においてはあるあるではないでしょうか?

大事なのはスタッフのプロ意識ですね。

「私たちの仕事なんて所詮、商品を並べるだけ」というマインドだと、このような凡ミスは形を変えてでも表に出てきます。「商品を並べるだけでも、ここが素人との違いなんだ」というマインドに切り替えるよう、指導者側は消費者側との差を意識させるような言動を連続させるべきです。


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