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ディスプレイの考え方

DPをする上で大事なことは2つ

1つは

唸らせること

これだけ、この言葉を発信していると、もはや私の言葉だと思って使ってます。

「この店ヤバっ!」とか「すげぇ!」とか「わぁお!」とか思わず声に出ちゃう声で表現されることが特徴です。だいたいビックリマークがつきますね!

人は驚いたことに強烈な記憶が残ることは周知の事実で、型にハマったというか、画一的というか、そういうDPの適用は自己満足に終わります。

例えば、クリスマスのDPといえば、クリスマスツリーに飾りを付けてDPするのが型なので、そんなDPしても記憶にはなかなか残らないんですよね。ホンモノの木とか、バカでかいツリーとか、凄まじく光るとかの型からはみ出れば出るほど記憶に残るわけです。

それにコストは比例しなくて、閃きが重要です。ちょっと適当ですが、ツリーを用意して、欲しいクリスマスプレゼントをお客さんに書いてもらって短冊で埋め尽くし、何じゃこれ感を出すとか。唸らせるとはこんな感覚です。

もう1つは記憶に残ること

唸らせることがこれでもあるので、この2つはセットなのですが。

記憶に残れば、シーズンとはある程度先の需要なので、実際に購買意欲が発生したときの店舗選択に選ばれる可能性ですね。

これが売上を上げる行為なのです。DPの意義です。

DPの話ではないですが、私は床が綺麗で、あるべきものがある場所にあり、クレームや不快とは縁のない売場よりも、通路にうんこが落ちている売場の方が良いとしています。これも何度も発信しているので私の言葉です。

それは、どの店も前者を目指しており、それが標準となり、型となり、そんな店舗で溢れすぎているからです。それを目指して、逆に選択される方が難しい。それならば、うんこが落ちていて「あの店うんこ落ちてたぜ」なんて噂されて記憶された方がまだいい。

わかってもらえているとは思いますが、ホントにうんこが落ちていたらたぶんまずいです(笑)

接客もそうです。丁寧な接客なんてものはどの小売でもやってますよ。こんな小売にしたのは完全一部消費者のせいなんですが。お客様が一生懸命働いたお金で給料もらっているわけだから精神ですね。

タメ口の店とかの方が面白そう。顧客は絞られそうですが・・・

そういえば、言葉遣いで値段を変える居酒屋がありましたね。

「おいビール持ってこい」は1000円で、「ビールお願いします」は500円だったと思います。そういう感覚。

この唸らせることと、記憶に残ること。この2つを目的にDPをしてみると、有効かもしれません。






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