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「異常に気付く陳列とは」

この飴の種類すごいですよね?若干2フェイスでごまかしているところありますが、そこらへんのスーパーさんたちには負けません。

ちょっと5分の1ほど端と下が切れてしまっているので、実際はもうちょい目に飛び込んでくる衝撃は大きいです。

この裏はBRになっていますが、BRでPC触ってると、よく「この飴の種類ヤバくねっ?」とか「飴がいっぱいあるね~」とかの唸り声が聞こえます。

今回は飴の多さを自慢したいのではなく、テトリス陳列によって縦と横のラインが揃ったときの統一感を映像で知ってもらいたかったからです。

この画像を見て、「異常」にすぐ気付けた方は少なくないのではないでしょうか?

そう、一番右側の上から5番目です。これを穴といいます。

陳列がバラバラだったり、前出しができていなくて売場の凹凸が激しかったりすると、この異常に気付くことがなかなかできません。そうなると、対処も遅れてしまい、穴はどんどん増えていくことになります。

なので、綺麗に見せる陳列、テトリス陳列はなにも視覚的な満足だけの話ではなく、お客様を唸らせる陳列だけの話でもなく、「異常に気付きやすい」というオペレーション的な側面が強いのです。

テトリス陳列の詳細はこちら


この飴の陳列をスタッフにお願いしたときもそうでしたが、やっぱり大事なのは仲間を優先するのではなく、大きさや高さなどの形を優先することです。

炭酸系は炭酸系、フルーツ系はフルーツ系、黒糖系は黒糖系で隣同士でまとめたくなるんですが、それよりもやはり形です。上の画像でいうと、「いちごミルク」という商品が2つありますが、よく見ると相当離れていることに気付きます。隣同士にしたいのですが、大きさが全く違うからこうなるのです。だからといって、「なんだよ!いちごミルクが離れてんじゃね~か」など不快になって買わないことなんてないですよね??いちごミルクを見つけることができないこともないでしょう。トイレコーナーにいちごミルクが陳列されていたら別ですが。

これから実店舗を運営するに当たっては、この目に飛び込むアイテム数という概念が今まで以上に大事です。みなさんもレッツ!テトリス陳列!!




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