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Korean University Studentに教わった世界の現実

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こんにちは!73eatsプロジェクトマネージャーのShinjiです!僕は今インバウンドゲスト向けに「世界中のメニューが誰でもわかるアプリ 73eats」を開発しています。

前回は初ゲスト&初ムスリムでいきなり登場したビールを飲む、なんちゃってムスリムのインドネシアンを紹介しました!

今回は、その後すぐに卒業旅行で来てくれた韓国人大学生3人組をご紹介します!


深夜便だから羽田空港お迎え、でもわかるわけないじゃん!

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この頃はまだ勝手がわからない新米ホストの僕。出発前に聞いたらどうやら羽田着深夜便で来るらしい。日本の空港施策はイケてないから空港が深夜便離発着OKになっても、肝心の空港までのアクセスはない!だから空港のベンチで一夜をあかすようなゲストが大勢発生してしまう。

そんな状況は知っていたので僕は”彼女”に提案した。

「往復の高速代3000円払ってくれたら迎えに行ってあげるよ!」

もちろん”彼女”は喜んでOK!


で、僕は羽田の到着出口で、このプロフィールの写真の”彼女”を待っていた。(おっちゃんは若干鼻の下を伸ばしつつ!?)

中々出てこないなぁ~と待っていると、ヘッダーに載せた”いかにもオタク”な”彼たち”三人が声をかけてきた!

「あなたはシンジさんだよね?」

「ん?誰だキミ?僕が待っているのはキミたちじゃないよ!」

「ちがうちがうこの写真は僕が好きな日本のアイドルだよ!」


「そんなん判るわけないやろー!!!」


オタクでも兵役義務、これが世界の現実

彼らは5日間ステイ。毎日アキバ&池袋に行ってたくさんフィギアやマンガを買っていたくらい正真正銘オタク。

彼らに晩ごはんをごちそうしてあげた時に、Google先生に手伝ってもらっていろいろ聞いて判った。

・彼らは大学の卒業旅行で日本に来た

・彼らはこれから2年弱兵役で軍隊に行かなきゃならない

・オタクの彼らは誰がどう観ても兵隊向きではないし、彼らも嫌がっている


そんな話をしていたら彼らは口をそろえて僕に言った。

「兵役のない日本がうらやましい!」

よく日本人は平和ボケとか言うし、僕も吹聴することがある。でもお隣の国韓国では、行きたくもない軍隊に行って、なりたくもない兵隊にならなきゃならないのが当たり前っていう現実がスッポリ僕の頭から抜けていた…

でも、彼らとこんな話もした。

「オタクの僕らが兵隊になっても戦えるはずない」

「だったら世界中にオタク文化が広まれば戦争はなくなるかもね!?」

ところがどっこい、最近はステルス機やソルジャーロボットを使って、ゲーム感覚で戦争が出来るところまで戦争技術が発展しちゃっているっていうんだから、オタクの彼らでも戦争はできちゃうかもしれない。OMG!!


人生初のバレンタインチョコ!

彼らがステイしたのはちょうど2月の中旬。バツイチおっちゃんの僕には関係ないが、世の中はバレンタイン一色。ちなみに韓国も日本文化大好きだからバレンタインチョコイベントは存在するらしい。

そこで、僕は良いことを思いついた!

チビのおやつ用に買ったチョコパイがあるじゃあーりませんか!チビに声をかけて、チビから彼らに「はいっ!これバレンタインチョコあげる!」とプレゼント!


「オー!アリガトウ!ハジメテ チョコレート モライマシタ!」


うちのチビが女の子じゃなかったのは残念だったけど、彼らは喜んでくれたとさ!笑


日本人の普通は世界の異常⁉?

ファーストゲストはビールを飲むムスリム。セカンドゲストはこれから兵役に行くオタク。

早くも僕は気がついた!

「外国人相手対して、日本の”普通”ってことばは通用しない!」

僕ら日本人は無意識に「普通」ということばを使う。それは標準的とか平均的とか他の人と同じといった意味で。

でも、ことばも文化も人種も違う外国人相手にはその”普通”ということば、概念が通じないことをたった二組で実感した!


まだまだ続く、波乱万丈異文化コミュニケーション!

ということで、次回はサードゲストの台湾女子ふたりをご紹介します!

こんな感じで、本当に来る人来る人みんなスペシャルな人。最初は毎回驚きの連続でしたが、そんな中で、今振り返っても彼女たちとの出会いは笑撃的だったのでお楽しみに!

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