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Lies of P 2週した所感まとめ

未クリア時点で酷評レビューを見て
「言ってる事わかるけどよく分かんねぇ。そんなに言うことなくね?お前が下手なんじゃね?」
みたいなお気持ちを述べたら流石に
「クリアしてから言えボケ」という旨を伝えられたので全ボス完走した上で書き散らします。

当時の時点でもチャプター9終わりの所まで行ってたので
「そんな言うくらい終わりの方やべーんかなー」くらいに思ってました。
まぁ。気持ちはわかるくらいにはヤバいです。

どんなゲームかと言われたら。

前述したレビューの方の言葉を借りれば
SEKIROとBloodborneのシステムを組み込んだキノピオロボがダークソウルをする闇鍋ソウルライク。闇鍋ソウルライクという言葉に全てが詰まっているくらいにはそのまんまである。

良かったとこ

・ピノキオという誰もが知ってる童話の取っ付きやすさとスチームパンクでソウルで陰鬱な世界観を詰め込んだこと。世界観から既に闇鍋状態だが発想とまとまり方はそんなに悪くない。

・エルデンリングで自由を与えられて困った死にゲー好きのドMには十分供給たりえた所。

・ブラボでセキロでダクソでピノキオなシステム面の闇鍋状態はどれも原作に比べると中途半端だが闇鍋状態の割には上手いこと組み込まれている。
ブラボのリゲイン、セキロ体幹弾き辺りが主だろうか。
・回復アイテムがエスト方式でスターゲイザーに触れる度無限補充されてもし戦闘中枯渇しても時間や与ダメで追加される。
これは神。まだ舞えるの鬼。
ブラボは初見死にまくり輸血液稼ぎ銀弾稼ぎキツかった。

・キャラがイケメン、美女、カッコイイ。古今東西のイケ枠を引用してるだろって思う。AI生成的な。

微妙なとこ

・ロードは普通だけどマップに放り出してからの読み込みは遅い。
敵とか扉とかのオブジェクトが読み込まれておらず待つことになり不便。
そして待ってると突如読み込まれた敵に殴られる理不尽さ。
(初期バージョンではボス前のスターゲイザーに起動直後ホテルから飛んで走り込むとボスがスルー出来た)

・攻略ルートが少ない。
ソウル系は割と1箇所からルート分岐が沢山あり、ある程度敵の強さで方針は定められてるもののプレイヤーがビルドと己と相談しつつ攻略順を決められる。
しかしピノキオにそんなものは無かった。
キツいと思ったらレベル上げが基本中の基本だがダクソは違うエリアに行って楽しみつつレベリングが出来た。ピノキオにそんなものは無かった。
一生見たことある場所で楽しくもなく楽でもない雑魚狩り。
・自キャラに強靭的な概念がほぼ無いので特大武器を担ぐロマンがロマンどころじゃなくそもそもでお話にならない。
自分は別に特大ロマンは持ってないので気にならないが十分欠点たりうる要素だと認識はしている。
ボスでは特に役に立たない。唯一褒められるのはガード受け値がちょっと高いくらい。

悪いとこ

・嫌がらせの対処法が用意されてない。

後半は嫌という程一本道に大砲が使われておりどこに行こうと不利な状況で戦わされる。ダクソでもあったがダクソは前述した通りルート取り次第で大砲から処理出来る。
ピノキオはそんなもの無い。
なんなら大砲の裏ちょっと過ぎくらいまで走ってしまえば別のスターゲイザーがあるのでアクションとか死にゲーとかソウルライクとか関係なしに敵避けながら走るゲームになる。
ロード直後なら読み込まれてないし走り放題。ゲームとしてオワってる。

・敵のモーションとか含め戦闘システム

これはもう本当にそのまんま全部。
別にクリア出来るしキツくないけどそのキツさに納得はいかない。っていう点で悪。
敵は時折赤くなって「ジャスガ以外は全て殺すぜ」という回避行動の無敵すら殴る行動を取るのだがこの「回避不可だぜガー不だぜ」という指標がありながら何故かコマ投げは普通の攻撃扱いで赤くならない。
ガー不なら赤くならんかい!中途半端なんじゃ!
一応その赤いのも回避できるようになるアクセサリがボス泥との交換で得られるが武器と交換しちゃったりしてたら次の入手機会は次の周。

・ジャスガでもスタミナ減る

中盤のボス以降は大体が連撃を持っており受ければ死に、回避すれば後隙を殴られ、ガードだと削りがキツく体幹が壊れ殴られ、じゃあジャスガしかないな!となるがジャスガもスタミナが削られるので中途半端なスタミナだとこれまた全部持ってかれて殴られる。ナニコレ?ロミオの浮舟渡り意味わかんない。なにあれ。
連撃がディレイまみれでジャスガさせる気ないし死なないようにそこはかとなく受けるのが正解ってのは微妙。
SEKIROの百足知らんのかお前。

・致命までが遠い
ピノキオは攻撃にある程度体感崩し値がついてるようでタメの強攻撃やフェーブルゲージを使った攻撃をするとかなり相手の体幹にダメージを与えられる。相手の体幹ゲージとかないし見えないけど。
一定量体幹にダメージ蓄積すると相手のHPゲージが白くなりこの時にフェーブル攻撃または「強攻撃の最大タメ」を当てることでスタッガー状態(膝崩れ)にする事ができ致命の一撃を叩き込める。
読んでても分かるかもしれないが体幹を崩して白くなろうがまだ膝崩れはしてないので普通に戦ってる状態である。この時に強攻撃の更に最大タメを当てる必要がある。
相手バクステとかするし連撃とかしてるしそれ受けてたら相手の体幹回復してんですけど。みたいなことがめっちゃある。
結構クソ。
とはいえ体幹が回復するのは100が0になるのではなく100になると一定時間100で維持して(白い状態)時間が過ぎると99、98と減少していくようで白くなくなったところでもタメをすぐ当てることが出来れば取り返すことは出来る。救済なのか分からないけどそもそもが鬱陶しいシステムではある。

・ダウン後の回避が強化要素。
これはマジでゴミ。あって然るべきだろバカ。

+‪α‬悪いとこの擁護

・2週目以降に追加される強化要素(フェーズ6)1週で強化しきらないクソシステムのような気がするがこれは「2週目やる上で流石にキツいだろうから」の補助的なシステムだと感じた。

・結晶トカゲ枠の蝶がやたら固く種類によっては爆裂して抵抗しそもそもいる位置が鉄球ゾーンだったり敵まみれだったりクソ
これは別にとる必要ないから追ってストレス溜めるだけ損だと思う。
取れるとこのだけ取ってスルーしてても十分溜まるしアイテム収集しっかりしてれば強化素材は店売りに出来る。

・翻訳がなんか所々変。1番目につくもので変なのは人間性獲得時の「温もりが感じる」
テキストも所々変だが、まぁ、うん。ってレベル。流し読みしてる分には気付かないレベルのものも多い。

・落ちてるアイテムは大抵美味みがないので落ちてるアイテムを収集しないと気が済まないタチの人には非常にキツい。良いものは良い箱に入っている。集めるならそっちをメインにすべきだろう。ミミックはいない。

まとめ

ロミオ武器となんか属性付きの軽いもの(サラマンダーとか酸性の槍とか)をメインに育てていくと幾許か楽になる。自分は積載サボってたので2丁持ちは重すぎてロミオ鎌しか持てなかったが。
ロミオ武器のタメ強攻撃やフェーブル攻撃は他に比べてそれなりに強靭がついてるのかまま耐えることがある。
左手はスリングとファルコンアイズをメインに使っていたがファルコンは比較的安全に体幹にダメージを与えられスリングは最大強化すれば結構なダメージと体幹ダメージが得られる(後隙の理解度次第ではスカりまくる)
この辺を抑えつつ嫌なところは走りつつで特に嫌なところを味わわずにクリアした。
ダクソ経験してれば狙撃される毒沼もクズ底闇村に比べれば小さいし極論アマナの祭壇を知っていれば結構生ぬるい(アマナの祭壇級のエリアがあったらどんな要素を含めてもクソゲー判定するが)
狙撃される蟹だらけの沼とかに耐えてしまった自身を含むM野郎共はクソ要素をクソ要素だなぁと思いつつも走り込み等で特段気にしないのでこの程度の評価になるバカ。

ダクソにもあるならいいだろじゃなくてダクソの悪いところを改善して昇華させるのがソウルライクの役目だろって意見も見て「そうだなぁ」と思いつつもやっぱりゲーム作ってる本人は本人で作りたいゲームがあるからあくまでソウル風なゲームであってソウルの悪い所を改善するのはソウルライクの役目じゃなくてフロムの役目だと思った。ソウルライクならダクソにある悪い所も作ってこそソウルライクだと思う。言葉的に。

総評


俺は好き

イタリアおじとかスチームパンクとか好きだし今後のアプデ次第で結構改善されそうだし意欲作的なとこでみたら相当いいとこじゃね?感で。
お読みいただきましてありがとうございます。

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