見出し画像

【VR】国内企業はどんなことしてるの? 面白い取り組みを調べてみた な話


※2019年8月23日 微修正 

こんにちは、撫子大和(@Yamato_7d45)です⚔️
VR・Vtuber・人生の考察をしています。イチナナで認証Vライバーとして配信活動しています。
【バーチャル流行らせよう会議】


 「VR企業って海外ばっかりじゃない?」という質問がありました。
確かに、ソニーのPSVRを除いたら 海外企業のVRデバイスがほとんどのような気がします。
最近話題のOculus Questもアメリカですもんね。


 先日、こんなツイートをしました!



・VIVEで有名なHTC社は台湾
・Oculusはアメリカ(Facebook)

有名どころのVRデバイスはほとんど本社が外国の製品のようです。


じゃあ「国内のVR企業はどんなことをやっているの?
という疑問が出てくるのも自然な流れなので、今回調べてみることにしました。


個人的に面白いと思った企業の取り組みを紹介します。


〇ハードウェア編


・Varjo VR-1


  キャッチコピーは”人間の目と同じ解像度

画像1

(画像:Varjo公式サイト より)

 

正確には日本の企業が作ってる訳ではありませんが、インパクトの強いキャッチコピーに惹かれたので紹介したくなりました。

フィンランドの"Varjo"というところが作っていて、"株式会社 エルザ ジャパン"が代理店として今年の9月ごろから販売するそうです。


特徴は何といっても人間の目と同じくらいの解像度でVRできること。
”視野角1度あたり60ピクセル”とのことですが、
HTC VIVE ProやOculus Riftと比べると約20倍 という圧倒的な数字。


体験談によると、バーチャル空間上の美術館の絵画を至近距離で見て、
ピクセルを一切感じることなく、筆遣いや塗料の質感を見て取れた とのこと。

ディスプレイで現実を見る 体験はぜひともしてみたいものです!


参考:CNET Japan より


 今年の9月に販売されるとのことですが、
気になるお値段はなんと 
およそ66万円 + 年間ライセンス料!!!

一般向け商品じゃないことが値段からも見て取れますね。主に一部のプロや技術者向けに作られているようです。
航空シミュレーターとか?


そして面白いと思ったのが、パーツ交換でMR(Mixed Reality)に換装できる点です。
しかもMRのやり方がとてもユニークで、

例えば、有名なMRデバイスだと
MicrosoftのHoloLensやMagic Leap社(アメリカ)のMagic Leapなどがあります。
これらの特徴は、レンズが透明になっていて実際の現実を見ながら、その上からバーチャルオブジェクトを重ねてMR としているところ。

一方Varjo VR-1のMRは、
現実の映像もバーチャル化して、その上からバーチャルオブジェクトを加えるという。
MRなのかVRなのか もはや曖昧になってきました(笑)

一口にVR、MRと言っても、その中身は様々であることが分かります。


参考:株式会社 エルザ ジャパン公式サイトより



 ただ、やはりハードウェアは海外のほうが強いと感じました。
そこで次は、ソフトウェア編。
国内の企業がどんなソフトウェアを開発しているのか、面白いと思った事例を紹介します。


〇ソフトウェア編


・NEUTRANS BIZ


 来ました、国内企業!
東京にある"株式会社Synamon "さんの事業です。

画像2

(画像:NEUTRANS公式サイト より)


ところで、僕は常日ごろから、
「今までは実移動せざる負えなかったことも、テクノロジーの発展によって移動コストを減らせるのでは?」
という疑問を持っていたりします。

毎朝の通学・通勤電車なんてストレスでしかないし、授業だってわざわざ学校で受ける必要もない。会議の度に集まるのも大変。 


技術の発展で幾分か解決できて、その方法の1つにVRやMRがあるのかなと。
(もちろんリアルで会いたいならリアルで会えばいいので、要は選択肢ができるのが重要で、共存できる)


人類は昔から 船→車→飛行機 と便利に移動できるようにがんばってきました。次に来るのはバーチャルではないでしょうか?。
(既存のリアル技術とも両立できる)

この辺は過去の記事で書いているので、紹介したいと思います。



 話をもどして、これらの課題に対して実際に取り組んでいるのが、
"Synamon"さんの"NEUTRANS BIZ"(ニュートランズ ビズ) だと思ったので、今回取り上げました。


NEUTRANS BIZの特徴は、バーチャルコミュニケーションを会議に特化しているところだと思います。


例えば
3Dイラストをその場で描ける
 →立体物として掴んだりして共有できる

・バーチャルルーム上の壁一面に動画を投影
 →プロジェクターがいらない

部屋の状態をセーブ・ロードできる
 →片づけ・準備の手間から解放

 などなど。
生身の会議とビデオ通話の良いところをさらに発展させたような印象を受けました。


そして、動画を見たほうが早いです。

参考:Youtubeより
「「VR会議」をライブ実演! ビジネス向けVR会議ツールの中の人に聞く“未来の働き方”【ITmedia NEWS TV】」
https://www.youtube.com/watch?v=or8z8Phd17U&t=1441s


 
 また、個人的にすごいと思ったのが、汎用性が高そうなところ。

例えば 建築物や不動産に特化したVRソフトウェアが他の企業が作ったりしています。
VR上で建造する・建物を360°見渡せる・歩き回れる ができますが、
この機能を会議に用いるとすると、少し重量過多なイメージがありますよね。

会議に使えるのなら、いろんな用途に応用できそうです。
ゲームの作戦会議とか、VRおしゃべりとか。


参考:Synamon公式サイト



バーチャルテクノロジーはエンターテイメント(VTuberなど)やビジネス利用(VR会議など)、そしてSNSの次の姿にもなると僕は思っています。

今現在、SNSはテキストや画像、動画が主流ですよね。
TwitterしかりInstagramしかり。
バーチャルが普及すればVアバター同士のリアルタイムコミュニケーションが流行る と見込んでいます。

今でこそ我々"VTuber、VLiverと呼ばれる人"たちと"視聴者"に分けられますが、境界が曖昧になっていく。

ット上にアカウントを作るように、バーチャル空間にVアバターを持つ

そんな未来のSNSの先駆けを取り組んでいる日本の企業があったので紹介します。


・ambr

 

 同じく東京の"株式会社 ambr"さんの取り組み事業。

参考:ambr公式サイト


まさしくVRSNSと言われていることから、日本製VRChatな感じがあります。

・ワールドたくさん
・ゲーム機能あり
・アイテム(武器やペット)あり

などなど、個人的にはSNSと言うよりかはゲームに近い印象を受けました。

アバターはあらかじめ用意されている・ambr内で購入できることから、無法地帯のVRChatと比べて著作権対策をしっかりしているふうに感じました。

画像3

(画像:amber公式サイト より)


現在は一部の人しか体験できない・2019年の夏にオープンアクセス開始とのことで、今後の発展に期待です!


最後に


・一口にVR,MRと言っても中身はさまざまであること
・ソフトウェアも設計思想の違いから同じように見えて全く異なること



しかし、いくら良いソフトウェアができたとしても、ハードが普及しなければ意味がないと言えます。
アプリだけあってもスマホがないと起動できないように。

なので、ソフト・ハード両方の普及が必要なんですが、
ハードウェアについては主な企業が海外にある以上、日本が何かをするのは難しいのかもしれませんね。

何にせよバーチャルの発展はワクワクするし、自分も貢献できたらなと思います。(しかし力がないっ!)


簡単にですが3つの事例を紹介しました。

今回のことを調べるにあたって、まだまだバーチャルは始まったばかり ということを改めて認識することができました。


ご意見・ご指摘などがあればドシドシ教えてくださると助かります。
フォロー・コメント・スキ・サポートなどしていただけるとモチベーションに繋がります!
ではでは⚔


この記事が参加している募集

コンテンツ会議

最後まで読んでいただきありがとうございました!