AlterLinuxで富士通PCが大変なことに

リサイクル店で4980円で購入した富士通のデスクトップPC。
ここ三年、メインPCとして使っていますが、私が持っているパソコンの中で最も質が高いです。
しかし、32bit機なんですよね。
おまけにLinuxとは相性が悪いらしく、使えるOSが少ないのです。

最近発表されたLinux系OSのなかから、使えるものを探した結果、これが良かろうというものを発見しました。
「AlterLinux Xfce 32bit」がそれです。


そしてAlterLinuxをインストールしたのですが、思いがけない結果となりました。
別のパーティションにインストールしてあったWindows VistaとSparky Linuxが起動画面から消えたのです。

大雑把に説明すると、HDDのパーティションを三つに区切って、1にWindows Vistaが、2にSparky Linuxが、3にUffiro zeroが入っていました。
今回は3をAlterLinuxに置き換えました。
正常ならば、パソコンを起動した時に、AlterLinuxの下にWindows VistaとSparky Linuxが起動可能なOSの候補として表示されるはずなのです。が、AlterLinuxしかないではないですか。

一瞬、茫然自失状態に陥りました。
AlterLinuxはあくまで試しに使ってみるだけです。Sparky Linuxが起動しないと非常に困るわけです。
Windows VistaとSparky Linuxはどうなったのでしょうか? 消えてしまった?

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AlterLinuxのファイルマネージャーを使ってSparky Linuxのパーティションを手繰っていくと、消滅していないことが分かりました。
ただ、起動時には表示されません。

となると、対策は簡単です。
AlterLinuxの3のパーティションに別のLinux系OSをインストールして上書きしてしまうのです。
Windowsに比べてはるかにインストールが楽なLinuxだからできる技です。

結果、Windows VistaもSparky Linuxも正常に表示され、起動することができました。
ひとまず安心です。

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実は、AlterLinuxをいきなり富士通デスクトップにインストールして不具合が生じたら困るので、前もってNECのノートPC、VersaProで試してみました。
VersaProは数年前に3500円で買ったジャンクPCですから、データがすべて消えても構いません。

USBメモリから起動したら、異常に重かったですね。
10分近くかかりました。真っ暗な画面が数分続きました。

肝心のインストールですが途中の「イメージ(中略)ファイル(中略)を解凍しています」という表示があらわれて、7%の段階でフリーズ。マウスポインタも動かなくなりました。
やむなく強制終了しました。

ブートローダを中途半端に上書きしてしまったみたいで、別のパーティションに入っていたPeppermint 10が起動できなくなりました。

翌日、再び挑戦。
前回は「パーティションの置換」を選んだから失敗したのだろうと見当をつけたので、今回は「手動パーティション」選択しました。
bootフラグのチェックは外しました。
インストールボタンは下のバーで隠れて分かりにくいのですが、真ん中(左右から二番目)をクリック。(Alt+spaceキーを押して「移動(M)」を選択してウィンドウを動かせば、隠れている部分が現れます)

無事にインストール成功。

アップデートのやり方が分からなかったのですが、適当にスタートメニューの中から当たりをつけました。
「システム」から「パッケージアップデーター」を選びました。
更新作業が開始しましたが、完了するまで1時間30分はかかりました。
他のLinuxなら30分程度で終わるのですけどね。

なお、Peppermint 10は選択画面に表示されるようになりましたが、起動ができなくなっていました。

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こういうことは書いておかないと本当に忘れてしまうのです。

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