復活したacerパソコンで困ったこと:BIOSのSecure Boot

前回は、壊れていたacerデスクトップが、ボタン電池の装着によって起動に成功したことについて書きました。
が、BIOSの立ち上げこそ成功したものの、そこから先には進めませんでした。

実は、このパソコン、何をやってもムダと思い定めていたので、HDDを抜き取り、初期化してしまいました。
やむなく、Linuxが入っているUSBメモリを挿して、そこから起動させようと思ったのですが失敗しました。
「起動できるディスクが見当たりません」的な英文が出るだけです。
DVDドライブからLinux系OSを起動しようとしても、結果は同じです。

そこで、Windows8のリカバリデータが入っているUSBメモリを使うことにしました。
もともと、acerのデスクトップにはWindows8がインストールされており、念の為にリカバリディスクとしてのUSBメモリを作成しておいたのです。

このUSBメモリを挿して、電源ボタンを押すと、ようやくBIOS画面から先に進むことができました。

その後、HDDをSATA接続して、USBメモリからリカバリデータをインストールして、無事Windows8が起動できるようになりました。

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Windows8のインストールに成功した翌日に電源を入れてみると、なぜかライセンス認証を求める表示が出現しました。
こんなものは無視です。
Windows8はサポートが切れていますからWindows8.1にアップグレードしなければなりません。
面倒ですし、そこからさらに膨大なアップデートの更新をするのはさらに面倒です。
そもそもWindows8/8.1の不便さは身にしみていますから、使えなくなっても構いません。

不思議なことに、ライセンス認証についての表示はこの日に出ただけです。

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問題は、Linuxがインストールできるかどうかです。

壊れる前は、Linux系OSが簡単にインストールできたのですが、なぜか復活してからはうまく行きません。

ブータブルUSBを試してみても、起動に成功したのはBasix5.0だけでした。
これ以外は、赤地に白文字で「invalid signature detected. check secure boot policy in set up」なる注意が表示され、先に進めなくなるのです。

ネットで検索すると、Windows8対応PCは起動時にOSのデジタル署名をチェックする「セキュアブート(Secure Boot)」機能があり、Linux等を拒否するらしいのです。

解決策は簡単でした。
BIOS画面で、「Authentication」タグの「Secure Boot」項目を「Disable」に変更するだけです。

そしてLinux系OSのnature OS 5.0をインストールして、Windows8と両方使えるようにしました。
いわゆるデュアルブートですね。

nature OSは実に便利で、豊富なソフトが予め組み込まれています。
不満を言えば、VLCメディアプレイヤーがないことぐらいですね。

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