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カラー診断の波に乗ってきた話

パーソナルカラー診断は、間違いなく平成最後に吹き荒れた旋風の1つと言えるだろう。美容垢の界隈ではもはやカラー診断は定番中の定番、最低限のラインとなって、骨格診断とイメージコンサルティングまで受けているのが半ば常識と化しているように思う。オタクも推しキャラがグランデオールミルクチェンジキャラメルソースエクストラパウダーアドホイップ抹茶ティーラテなスタバ呪文を言えるか考察している場合ではないのだ。時代はブルベ1st春ビビ2nd冬クリファッグレ顔エレである。解読できねえ…。

とは言え私自身がPC(パーソナルカラー)診断に興味があったかというと全くそんなことは無く、うざったくすら思っていたというのが本音である。

突如として薬局の化粧品売り場に現れた「ブルベ向け」「イエベ向け」の表記。雑誌を開けば洋服の右上にブルベイエベ。なんのフィルターもかかっていない色の洪水から、私のための1色を見つける楽しみを奪われた気がした。

私があれやこれやと試してしっくりいく色を見つけて喜びたいと思っているところに、急に割り込まれて「ブルベですか?イエベですか?」と聞いてくるPC診断に興醒めさせられるのが嫌だったし、本来自由なはずの服とか化粧というものにいきなり枠を作られて、みんなその中で生きなくてはいけないという雰囲気が生まれたのが嫌だった。

幸い、幾人かのフォロワーに「10色から1色を選ぶ作業が苦痛な人は、まずPCという概念が確実に似合う5色に絞ってくれるお陰で、逆に好きな色を選ぶ幸福を味わえる」という視点を教えて頂いて以来、激しいアレルギーは収まった。それからは必要な人にとってはすごく便利なものなのね〜という感じで、目くじらを立てるわけでもなく特にそれ以上の興味を抱くわけでもなく過ごすことになる。私は10色から1色を選ぶのが好きだし、似合う色も似合わない色もそこそこ判断できている自信はあるから、わざわざ診断受けるまでもない訳だ。


だが衝撃のオレンジ事件を境に、その自負はだいぶ揺らぐこととなった。
果たして私は本当に自己を把握できていたのだろうか。それともただそう思い込んでいただけの痛々しい人間だったのだろうか。そこを知りたい。そしてまた「私…こんな色が似合うんだ…!」体験をしたい。

行くか…!パーソナルカラー診断…!

ここで今回この衝動に付き合ってくれたフォロワー2人をご紹介しておこう。お前フォロワー以外に遊びにいく人 いねえよ!

イカれた面子を紹介するぜ!
・ななこ
説明不要だが俺。生まれついての謎に白い肌のせいで青春時代のプリクラでは友人らのレフ板と化し、自撮りでわかるPC診断では毎回違う結果が出る女。手持ちのリップは8割がたがブドウ色かベリー色。似合わない自負があるのは緑と黄色とオレンジだが、テラコッタリップとの奇跡の出会いを果たしそれも揺らぐ。最近髪色をハイトーンにしてからカラフルな服が着たい。

・ゔぇちゃん
誰しもが認めるアシガメッチャナガイ女子。初めて会った時は腰位置の高さで記憶を埋められて顔面を覚えられなかった。いつもハイウエストのスキニーパンツと黒いヒールでモードでクールに決めているイメージ。このたび久々に会ったらモードな黒髪ショートから紅茶色のエレガントロングパーマヘアにジョブチェンジしていて最高だった。

・こじろさん
前回のNOSESHOPに続き再登場こじろさん。何だかんだで毎月のようにあっちこっちに付き合って頂いている優しいフォロワー。私が今回唯一、ブルベ冬ではという予想を立てていた相手でもある。ぬばたまの黒髪に大きな目、くっきりとした顔立ちに、ファッションも青のカラーマスカラや紫のインナーカラーと本人にもバリバリブルベ冬の自覚があるように思えるが、結果は如何に。

肝心のサロンだが、これまたフォロワーのぴっぷちゃんに紹介してもらった『Colorcle カラクル』さんにお願いした。
私はカラー診断の先生といわれて勝手にツヤッツヤの黒髪に鉄壁なメイクを施したガラかめの月影先生的な美魔女を想像していたのだが、インターホンを押して出てきた先生はふわふわしたブラウンのロングヘアにグレーのワンピースを纏った可愛らしいお嬢さん。マヤちゃんの方だった…。ちなみにベルばらならロザリーちゃんである。私の春風…!
サロン内もジルスチュアートやFrancfrancを思わせる可愛らしくも親しみやすい雰囲気。憧れの白ドレッサーに座って診断してもらえるのポイント高くない?

花とゆめでマーガレットな話はこれぐらいにして、診断の内容を簡単に説明しておこう。
1. 前準備
事前にLINEで先生より注意事項が送られてくる。眉メイク程度なすっぴんでの来店が推奨だが、ばっちりメイクして行きたい人のためにもクレンジングは用意してあるので安心。ちなみにこの日私は集合時間に目が醒めるという災害級の寝坊をやらかしたため、取り繕いたくとも取り繕う暇がなかった。
診断時には白いドレープをかけてくれるので服の色は自由。

2.カウンセリング
雑誌や資料を見つつパーソナルカラーについて説明を受ける。アシスタントさんの出してくれた甘い紅茶が寝坊ダッシュの身に沁みました。
好きな色やなりたいイメージ、悩みや相談をカウンセリングシートに記入。なりたいイメージが特にない(いろんなイメージの服が着たい)マンなので悩んだ果てに「ミステリアス」という明らかな選択ミスをした。大人しくモードとかにしておけばよかったけど「ミステリアスになりたいなら…」みたいに触れられなくてよかったです。多分適当に選んだのバレてた。

3.診断
鏡の前に座り、50枚の色とりどりの布を次々に合わせてもらう。例えば同じ青でも彩度や明度、色相の異なる複数色が用意されていて、「青が似合う・似合わない」ではなく、「青の中で合うのはこれ」というように診断が進む。顔に透明感が出る・くすんで見える、シワやクマが濃くなる・薄くなる、などなどを解説してくれながら、先生がPCや特に似合う色を決定していく。その後、アクセサリーの色と形、チークの色についても診断。

そもそもPC、パーソナルカラーとはなんぞやと言えば、『生まれ持った色と調和する色のグループ』になる。先生曰く「ナチュラルで目立たないメイクをしたいなら自分のPC内の色だけを使ってメイクすれば良く、逆にわざと目立たせるためにPCから外れた色を選ぶのもあり」とのこと。要は自然に馴染む色たちってことだね。そして『似合う色』は、肌や雰囲気を明るく見せたり、健康的に見せたり、望む印象を作り出してくれる色となるわけだ。

そんな説明を受け、1人ずつ診断タイムに入る。待ってる間はかわいいカップで茶をしばきつつ雑誌を読むも後ろから野次を飛ばすも自由である。

ではいざ尋常に、勝負!

1番手はゔぇちゃん。私的に予想のつかないダークホースである。胸の高鳴りを抑えつつ見守る。実際には私は彼女の診断が始まったあたりで到着したので、これは普通にダッシュによる動悸である。頑張れ心臓。

結果

初っ端から結果に放心する人が出てしまう。1stイエベ春、2ndイエベ秋のバリバリなイエゔぇちゃんである。「うまく並べたら永谷園では」と混乱するゔぇちゃんの隣でパーソナルカラーとして並べられたドレープを見ながら、(これ…トランスフォームでガッチャンガッチャンな感じの…てか木村*…木村カラーでは…)と思ったもののジルスチュアートな空間での理性が勝ち、声には出さなかった私は偉い。あとからサロンのツイッター見たら先生もオタクっぽかったけど。ヒップホップでマイクなジャンルのオタクっぽかったけど。
ゔぇちゃんは黄色や緑のうち明るいポップなイエローやアップルグリーン、そして今年の流行色コーラルピンクが「かわいさ爆上がり」とのお言葉。今まさに店頭に出まくっているミントチョコみたいな配色のアイシャドウやイエローグロスが自分の為にあるの、流石に羨ましすぎない?ハイウエストやスキニーの似合うスマートさに追加される鮮やかとキュートが今後楽しみである。

* 木村良平、高じてTFにおけるバンブルビーやんを指す語。みんなの木村隊長。

▲映画『バンブルビー』公開中!

2番手はこじろさん。最初の数枚の時点で「なんかもう全然俺の時と違うんだけど」の悲鳴が横から上がっているが結論はどう出るだろうか。そして今回唯一持ってきた私の予想は当たるんだろうか。ブルベ冬…来い…!ブルベ冬…!

結果

ななこ大当たり!やったぜ!1stブルべ冬、2ndブルベ夏。黒やロイヤルブルーやフューシャピンクを全身で纏える、正にこじろさんみのある耽美な結果に。深みのある鮮やかな色や黒を当てても負けないどころか己の魅力にする様があまりにもロイヤルだった。衝撃だったのは「(自分は)イエベだと思ってた…」というこじろさんの一言。化粧品も基本は黄色みのあるものを選んでいたそうで、似合わないだろうなと思いつつ好きでつけてた青や紫が大正解という、本人にとっては意外な結果に。絶対ブルベ冬の自覚あるんだと思ってたのでめちゃくちゃびっくりしてしまった。
とにかくロイヤルブルーのワンピースを先生に激推しされていたこじろさん(「もういくつになっても似合います!」)、是非末永く仲良くしていただいて白髪にブルードレス、大ぶりシルバーアクセな姿を見せて欲しい。かっこよすぎるでしょ。ゔぇちゃんに至っては「こじろさんの孫になって箪笥からロイヤルブルーのドレスを見つけたい」と口にしていた。わかる。エモすぎるシチュエーション。

ここまでの2人は「ベースメイクは艶肌、シャドウは大粒でどんどんギラギラさせちゃって」との診断も下っていた。これ、何気にかなり役に立つアドバイス。色がわかっても次は質感で悩みがちだし、何より色に比べて自分で似合うか分かりにくいのが質感。これは本当に有難い。


さて、ラストは私である。眩しいスポットライトに照らされて、鏡に映った顔は引くほど白かった。多分寝坊して朝飯食いそびれたせいもあるのだろう。正直今までの2人で先生が教えてくれてかつ素人目にも見ても感じられた「これは顔がくすんで見える」とか「目元に影が」とかが全く分からないし先生も口にしない。おそらく全体に変化が見られたのは、濃い黄色がそのまま肌に映って顔が黄色くなった時ぐらいだった筈だ。
いきなりだが、私にとっての自分の顔の好きじゃないポイントの1つが頰の赤みである。皮膚科と資生堂のお姉さんに口を揃えて「毛細血管が透けてる仕様」とウサちゃんの赤い目とお揃いな理由を告げられがっくりきたこのコンプレックス、だが今回指針となったのが主にこの赤みであった。合わない色は赤みが広がって濃く見え、合う色は赤みの範囲が狭まって自然な血色に見える。ここに来て初めて役に立ったなお前。今までこれのために私の頰に居座っていたのか…。

結果

※写真のドレープはブルベ夏の色。PCとは外れるけど特例で似合う色も、逆にPCだけれど似合わない色も個人個人で異なる。これらの色についても診断の中で先生が教えてくださるので安心だった。

結果は1stブルベ夏2ndブルベ冬。リップやチークなら青みのあるブドウ色やピンク、ベーシックな色としては白、グレー、黄みの少ないブラウン、逆に喧嘩したのはほとんどすべての緑と黄色、そして黒。

…知ってたなコレ。

これだけは似合うと診断された緑が私が1年間で唯一着る緑であるMA-1の色まんまでちょっと背筋が冷えた。私はパーソナルカラーとは離れた場所で生きていると思いながら既にずっぽりパーソナルカラーの枠組みの中にあったのか…?

そして知ってましただけでは終わらないのが面白いところ。似合わない色に関してはほぼ「もう見た…」って感じだったものの、似合うと言われた色には結構な意外性があった。
まずは色みの明るい水色やピンク。最近カラフルな服やメイクをしたくて手を出していた色なので、他者から似合う認定を受けたのは純粋に嬉しい。ピンクの中でも似合う似合わないがあるのも不思議に思っていたのだけれど、正体は黄みのあるなしにあったと判明。今まで棚に戻してたのはいわゆるコーラルピンク、オレンジとピンクの間にいる色だったのだ。似合うのは純粋な赤に白を入れたピンク。桜色だ。春〜!さくらラテ飲みてえ〜!先生曰く「透明感が爆上がり」とのことである。爆上がりか。なら着るっきゃねえな。
次に紫全般。どのシーズン、どんな紫でもだいたい似合うという嬉しいお知らせ。紫、好きな色なのに化粧品や服では全然もってないことに気づいた。よかった…!まだ世の中には俺の知らない俺に似合う色があったんだ…!
メイクの質感は「セミマットな陶器肌、大粒ラメよりパール系のアイシャドウ」。先日長年使ってたリキッドからパウダーに乗り越えてこっちのがしっくりくるな!とかウキウキしてたらコレである。なんか悔しい。大粒ラメやグリッターアイシャドウがどうもうまく扱えないのも技術的な問題じゃなかったのだ。わたしのせいじゃないんだってば。

その後、余り時間で各自メイクをしつつ先生にアドバイスをいただく。プチプラからデパコスまで幅広いコスメを教えて頂いたり、実際似合う色をどう着るか相談したり。アイブロウ難民になりがちなブルベ向けのセザンヌ眉パウダー、ミントチョコみたいなRMKのイエベ春なアイシャドウ、フラロッソの紫アイシャドウ。ゔぇちゃんにはちゅるちゅる系のオペラリップ、こじろさんにはダークな黒や紫リップ、私にはシアーな紫シャドウと出てくる出てくる。雑誌を見ながらこれが似合うあれが似合うと言い合うのはめっちゃ楽しい。座ったままテーマパーク気分である。

アドバイスも豊富だ。PCから外れた色(特に黒は着るのを避けがたいことが多い)は出来るだけボトムスに着ること。トップスに着るなら軽い素材や明るい色を選ぶか、ネックレス等のアクセサリーで視線を散らすこと。コスメなら薄く塗ったり得意な色と合わせたりして使えること。「PCじゃないから着ないつけない」でないこれらのアドバイスは、私がPCに対して抱いていた不自由な感覚をかなり解決してくれた気がします。 (※追記参照)

そしてなんとColorcleさん、診断後もずっとLINEでパーソナルカラーに関する服やコスメの相談に乗ってくれるという驚異のアフターサービス付き。先日さっそく、ハイトーンの髪色にも合うブルベ向けのアイブロウマスカラも教えて頂いた。

大丈夫かこんな至れり尽くせりで。サロン出るときに出されたけど食べてなかったお菓子も持って帰らせてくれたんだけど。満足すぎるでしょ…。

感謝の気持ちを込めてColorcleさんのリンクを貼っておきます(PR記事ではないぞ!)。
今回は3人割で21,000円、約2時間のコースでした。複数人(最大3人)で行く方が安いし、自分よりも人の診断見るのが楽しいとこあるのでおすすめです。なんならオフ会におすすめ。やっぱりグループやカップル(男性も診断可)で来店する方が多く、かつそういう場合しばしば診断結果が被るそうで、「今回みたく全員バラバラは珍しいです!」とのこと。

(間違いなくオタクのオフ会だからだな…)

オタクのオフ会、服の趣味も化粧も雰囲気もバラバラになりがち問題。


その後のデニーズ会議で「まずはデパコスの前にプチプラで試すべき」という結論に達した我々は新宿はルミネエストに出動。タピオカを抱えたガール達に混じり、主にEtudeHouseとPLAZAを堪能した。個人的にエチュードハウスはコスメ界の安いうまい回転が早いな日高屋って感じで好きです。

瞼にピンクオレンジのグリッターを置かせてもらった瞬間に全身の雰囲気がぱっと明るくなって私をビビらせたゔぇちゃん、BKの色番号がついた深い深い赤のティントをゴリ押しさせてもらいインナーカラー入りの黒髪とダークな唇の対比が最高な姿を見せてくれたこじろさん。私は私でラベンダーカラーのアイシャドウと、くすみピンク、ミルキーパープルのティントをゲットした(表紙はこの時の戦利品である)が、ほぼ殆ど妖怪これ絶対似合うから付けてみババアと化していた。

自分と似合う色が全然違う大好きなフォロワーに絶対似合うコスメ勧めるの、めちゃくちゃ楽しくて大満足でしかなかったのだが、どう考えても有難迷惑だったので申し訳ない。めっちゃ楽しかったです(大事なことは2度いうオタク)。

最後に文句をひとつ。
PC診断の利点として、「買ったはいいもの似合わなかった・あまり使わなかった」を防げるということがよく挙げられている。確かに、今まで買っては似合わないを繰り返し、着ない服や使わない化粧品が増えてしまっている人にとっては、かなり節約にも繋がるだろうと感じた。精神的にも買って使わないが減る方がハッピーだと思うし。
但しそれはそういう人の場合である。私みたいに「これ絶対私に似合うわ〜ほらやっぱ似合うわ〜買っちゃうか〜やっぱ最高に似合うなコレ」みたいな生き方をしてた奴がPC診断を受けると、「これ絶対似合う!ハイ似合った!先生も似合うって言ってたもんね!ハイ買い!」になるだけである。そういう人間は他人からの診断という大義名分を貰った瞬間から加速しかしない。 
現に「紫!水色!ピンク!ハイ買い!」のせいで紫ショーパンとexcelのアイシャドウ新色を迷わずゲットしてしまったこの4月である。件のオレンジリップは「(イエベ)秋系の色ですね〜…」と言われたが、塗って似合うしそもそもオレンジのドレープなかったしPC以外の色をポイント使いするの全然ありって言ってたもんねみたいな感じで引き続きメイクにオレンジは使いまくっている。その無駄なポジティブをもっと他の場面で活用できないのかお前は。

締めとして後日談を少し。

現実から各々のツイッターに帰ったあともこれが似合うあれが似合うとリプを送り合っている中で、「パーソナルカラー、だいたい自分が創作に使ってる色な説」が浮上した。特に背景や文字、小物、はたまた一次創作など、キャラクターにあまり依存しない部分がかなり先生が敷いてくれたドレープの色たちに須らく一致。そもそも推しキャラがパーソナルカラーで出来ていがちなんですが…怖…。
今後はパステルカラーと紫に溺れつつこの説を検証していきたいので私のフォロワーはカラー診断に行ったら自分の創作物との関連性を考察して呟いてくれると助かります。

今回の結論:PC診断で節約はできない(個人差あり)

余談だが私とゔぇちゃんが其々まめたさんチョイスで頂いていたアイシャドウパレットが双方とも診断結果にドンピシャ、まめたさん聖母疑惑が更に強まる結果となった。いったい何者なんだ…。


※別に読まなくてもいい追記  

たぶんこの診断の本質は、個人個人と数ある色の相性を見ていくことなのだろうと思う。実際PCが同じでも合う色は様々。おそらくブルベイエベや春夏秋冬(診断の種類によってはもっとあるが)はPCを簡易に説明したり利用したりする上で必要なため存在していて、その枠は必要な時にだけ取り出して使えばいいのだろう。枠に入れられるというよりは、自分用の定規としての枠を貰うというのに近いと感じた。これは診断を受けねば誤解ゆえのアレルギーを抱えたままだっただろう点なので、やはり百聞は一見に如かず、価値観や考え方のアップデートは意識的に行わねばなと反省しました(急に真面目…)。

ただ、枠を与えられた以上、自分で使おうとしなくても脳裏に浮かぶことは避けがたいのが人間、そこから外れることに恐怖や葛藤を抱いてしまうのも事実。診断の本質が枠組みに分類することでなくても、個人が自分で自分を枠に入れて考えてしまいがちなのだ。そういう意味では、私が「PC診断のせいでみんなが枠組みに押し込められている」と感じていたのも、完全に間違っていたわけではないなと思った。ここら辺に関しては診断の際によく説明を聞いて会得しておかないと危ない部分かもしれない。

※追追記

ありがたいことに多くの人にご覧いただき、引用リプ等で質問をいただくこともあるのだが、なにぶん私は専門の人ではないのでご容赦願いたい。ひとつだけお答えするなら色黒色白とパーソナルカラーはまるで関係がないそうです。先生曰く「松崎しげるさんはブルベで橋本環奈ちゃんはイエベ」。



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