Libra

FBも参加する暗号通貨LibraをめぐるG7財務相・中央銀行総裁会議、どんな議論になるかとても注目しています。

インターネットが爆発的に広まった時の「国境を超えて一瞬にして情報が伝達される」ことに感じたワクワク感に似たものを感じています。

「銀行がなくなるのかな」とか「円の価値はどうなるんだろう」という漠然とした不安感はありますが、もしLibraが世界経済で一定の地位を占めるようになれば、インターネットの登場、iPhoneの登場に続く3つ目の大変革になるのではと思っています。

既存の経済秩序を構成するアクターからすると当然脅威に映るわけで、各国・国際機関首脳クラスが懸念を示すのはそれだけの可能性があることの証左でもあります。

仮にLibraが頓挫しても、誰かが必ずこのプラットフォームを引っさげて挑戦してくるはずです。FBが規制されている中国がLibraにどのような対応を取るのかも気になっています。分からないことの方が多いですが、これまでの「おカネ」の歴史にとって大きな分水嶺になる事案だと思います。

私が「交換」について真面目な議論に初めて出会ったのは、マリノフスキー(泉靖一・増田義郎編訳)『世界の名著 59 マリノフスキーとレヴィ=ストロース』所収のマリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』で出てきた「クラ交易」でした。

いわゆる貨幣や紙幣、また実用的な物ですらない物体の交換が、一定のルールのもとで地域に一定の秩序を形作っていく様子に、「共に平和に生きるために交換を続ける」というコミュニケーションの最も根源的な形態を表しているなぁと感心させられました。

我々は何のために交換をするのか。そのために必要なルールは何か。

アイドルとヲタクもそうだと思うんです。最初は「喋りたい!」「握手したい!」という純粋な衝動に突き動かされて握手会に行って、推しメンとコミュニケーションをとるわけです(事故って即死することも多々ある)。慣れてくると、「認知されたい!」とかいろんな欲求が出てきます。でも私は最終的には、「推しメン長沢菜々香さんと時間を共有するためにコミュニケーションをとる」というところに行き着きました。そのためには最低限のルールは守らねばならない。

そして何より、「いつまでも いると思うな 推しと嫁」ですよ。

会える時に会う、やりとりを交換できるときに交換しないと必ず後悔します。

おカネも推しも愛妻も、「いつまでもこのままであって当然」と思っていては、知らぬ間に自分の存在価値が大暴落してしまうんだろうと、変化を迎えた国際経済を眺めて思ったのでした。

   ↑仮想通貨"nanacoin"のロゴ(嘘

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こんなヲタクにスキを下さり、ありがとうございました!
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ロト⊿

妻子に隠れて欅坂46ヲタをしてバレた一方で、近現代パレスチナにおけるユダヤ教を宗教学や社会学の視点から研究しています。最近の興味は、私立探偵濱マイクとプログラミング、暗号通貨です。
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