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もし、Evernoteのマーケッターだったら?

こんにちは、PR&マーケティングディレクターの石本です。

今回のお題は、「もし、Evernoteのマーケッターだったら?」です。

やることいっぱいありすぎる!と思っていたのですが、さすがはEvenote、マーケティングはしっかりと行っていますので、プランニングをしづらいです。

まずは、公開情報から見るEvenoteのマーケティングはざっくりと以下のとおりです。

①オウンドメディアの活用

●個人ユース:個人の活用法について、ユーザーインタビューコンテンツを掲載し、メモの魔力でも話題になっている前田裕二さんが登場するなど、実際の使い方についても、イメージがしやすい内容になっています。

●ビジネスユース:Evernote Businessについては、しっかりと導入事例を記事化していて、課題になりがちな部署横断の情報共有の効率化についても活用できるなど、個人だけでなく、チームで活用していける事例もしっかりと提供しています。

●ビジネスハック:勉強会のツールとしても、共有で作成できるノート機能を活用して、事前のアジェンダセッティング、プレゼン、そして事後の議事録、学習メモなどを蓄積させていくことができる点などの魅力を書いています。

●上記のコンテンツを、Facebook、Twitter、Instagramでの発信もブログのコンテンツを中心に発信をしています。

②コミュニティマネジメントとMAによるサポートの充実

Evernote Communityというユーザーとevernoteの社員が入っているコミュニティがあり、最新のアップデート、ブランドムービー、活用法などが日夜アップされています。

入会前には、事前アンケートとして、入会したい目的や発信するモチベーションなど、発信マインドがあるかどうかが問われる設計となっており、ジョインしたあとは、コミュニティ入会者向けに様々な学習コンテンツが送られてきます。

コミュニティ内では、来るアップデートなど制作の裏側を語る「Behind the scene」シリーズを動画で流していたりと、ファンが喜ぶコンテンツが満載です。(※オフィシャルのコミュニティは英語版のみのようです。)

③コミュニティリーダーの存在

オフィシャルのコミュニティは 、英語版のコミュニティしかないのですが、コミュニティリーダーを中心に、Evenote Cafeという非公式と思われるFacebookグループも日本に存在しており、ユーザーが発信したり、勉強会をするといったファンが集って、発信するという自走的な仕組みもできています。

現状:ビジネスハックの側面が強い印象

いい悪いの問題ではなく、単純に穴があるなぁと思ったのが、プライベートでのEvernoteの使い方、があんまり語られていない点です。

ビジネスユースはできることはわかったけど、プライベートでもワクワクする使い方はないのか、という点です。

提案①:Evernoteをモテツールとして再定義する

Evernoteの機能としてすごく便利なのが、WEBページをノートに保存できるシェア機能です。

WEBページにて共有ボタンを押して、Evernoteを選択するだけで、お好きなページを保存することで、あとでキーワードをフックに検索することが可能となるのです。

通常、お気に入りのリストに入れると、一覧で見ることができる半面、フォルダ分けが複雑になり、あとからの検索性も良くないため、結局保存できる数には限界があります。

それに対して、Evernoteはもちろんノートブック(フォルダ的な位置づけ)を分けて、保存することもできる上に、WEBページごとテキスト要素も保存できるので、後日検索して発見しやすいのです。

ビジネスツールとしてのEvernoteをモテルールとして再定義する

が、私の提案です。

例えば、私は普段から、「グルメブランディング」のために、以下のような使い方をしています。

「グルメブランディングができるEvernote活用術」

①日常の情報収集・食べ歩き

基本的に、食べ飲み歩くのが好きなので、美味しいお店を聞きつけては、予約して行っています。

Instagramなどでその様子を発信していたり、まわりに美味しい食べ物の話をしていると自然と、逆にオススメされることも多々あります。

すかさずそこでググって、誰に紹介されたかなどの情報とともに、Evernoteに保存します。

そうすることで、食べログにはない、リアルなグルメ情報が手に入り、いわば「マイ食べログ」のリストがどんどん増えていくことになります。

そして、そこに行ったときは、紹介してもらった方に、報告とお礼の連絡を入れます。

そうすると、覚えてくれたことに感動するばかりか、食べることや飲むことが本当に好きなんだなぁ、という印象を持ってもらえます。

②必ず3つのお店を率先して提案

人と会うとなると、飲み会、デートなどで必ずと行っていいほど、人はご飯を食べることになります。

そういう場合は、場所や相手の好みをおおよそヒヤリングしたら、3つほど方向感の違うお店を提案してみます。

コスパがよいけど、カジュアル目なところ、オシャレ重視で少し高めなところ、食べログの評価が低いが実はとても美味しいところ、など分けて提案をしてみるのです。

そうすると、相手の好みや勘の良さなどがわかってきますし、こちらの提案の広さをさり気なく示せます。

もちろん、提案の幅が狭いことがバレることも多々ありますが、そのときはおとなしく、相手の提案に乗りましょう!それも経験です(笑)

③普段からのSNS発信を通じたブランディング

行ったお店のSNSでの発信はきっちりとすることが重要です。

私であれば、無類の牡蠣好きですので、インスタのストーリーには、よく生牡蠣を上げておりますし、美味しいお店に行ったときは、必ずインスタに上げるようにしています。

SNSとはおもしろいもので、頻繁に美味しいものを食べているわけでもないのに、たまに見かけるSNS上の投稿で、なんとなく美味しいものを食べている詳しい人という印象がついていくものなのです。

以上の、インプット・提案・発信のサイクルを回していくことで、好きな分野で情報通になれるし、聞いた話を忘れても後で検索性が高いため、しっかりと振り返ることができます。

そうすると、

①情報通=感度が高いと思われる

②マメさ=Evernoteという外部記憶に情報を保存して記憶

③気遣い=相手の好みを探ろうして、いろいろ調べて提案している姿勢

「こうした誠意が伝わり、モテる」みたいなインタビュー記事があれば、Evernoteを再定義できる!

前田裕二さんが、Evernote会食術とかEvernoteデート術とか書いてくれたら、売れると思います。(笑)

こうした訴求ができる手段は、様々考えることができます。

・インタビュー記事

・プロモーション動画の制作

・Twitter漫画家にコンテンツを依頼する(※数十万人フォロワーがいる方もザラにいらっしゃいます。)

施策はいかようにもできますが、まずはこうした需要を狙っていけるのではないでしょうか。

こうした努力は虚しく、私自身には、特にモテ現象は起きていないのが、残念なところですが、リア充的成功者がいらっしゃったら、そうしたインタビュー記事は読んでみたいですね。

提案②恋人同士でもマンネリ防止!?Evernote活用術

デートを重ねて晴れて、お付き合いすることになったとして、デートの行く場所がネタ切れになってくることは、お悩みの方も多いのではないでしょうか。

そんなときも、デートスポットや最新のポップアップストア、オープン仕立ての話題のお店など、お互いに共有ノートブックにストックをしていく、というのはいかがでしょうか。

それぞれのコミュニティで生活をしていて、様々なルートから情報が入ってくるけれど、なかなか流れていきがちです。

そんなときも、ググってすぐにEvernoteに保存です。

それも共有ノートブックに保存していくことで、そうほうのデートネタのストックが溜まっていきます!

そうすることで、今日はどうする?・・・を防止できるのではないでしょうか。

Evernoteによるよって、良好な関係を築くリレーションシップマネジメントができる、みたいなお話が、説得力を持って伝わる企画も良いのかもしれません。

ぜひ、みなさんもEvernoteを活用してみてはいかがでしょうか。


マーケッターとして、実践者の目線で記事を書いております。拙い内容もあるかと思いますが、応援をよろしくお願いします!