最近聴いてる合成音声ONGAKU 2019.4

こんばんわ。noteに書くのは2年振り位でしょうか。知らない内に#vocanoteタグでボカロ関連文を書く人も大増員してて、皆思い思いの”好き”が書き連ねてあってどのコラムもとても素晴らしいです。これもひとえにめの人のリスナーを巻き込むパワーと未だ日々投稿されるボカロ新曲の賜物だと感じます。

さて、自分は前年度末辺りからどん詰まりな感じでSNSであまりボカロを語れてないのですが、少し吐き出したくなったので、久し振りにnote書いてみる事にしました。とはいっても最近よく聴いてる曲をただ並べるだけですが。もしよろしければ少々お付き合いくださいませ。

ユズキナナメ - トーメイニンゲン/音街ウナ

これは久々にズドンと来ました。奔放なウナの歌い回しが楽しいポップロック。もちろん伴奏も歯切れ良くてクオリティ高いのですが、この緩急をつけた歌のリズムの素晴らしさときたら!!なかなかそこらで聴けるもんじゃないです。この曲のウナの節回しはメロディ本来の魅力を引き出すだけでなく、何倍にもする力を持ってると思います。あと自分が好きなボカロP、100回嘔吐さんの楽曲とイメージの近いものがあるのがお気に入りの理由ですね。自分でツッコミ入れつつ徒然に自分の気持ちを語るスタンスとか歌メロとか0:19のキメとか。その辺同じこと感じた人と語ってみたいところ。

Oth - No.9841/GUMI

オズさんの投稿5作目になるダウナーなR&B。日々悲観しながらも明るい方を目指して歩いて行こうとする健気さを感じる一曲です。この曲もGUMIの歌い回し、リズムが心地良くて気に入っています。サビの”ナイン、エイッ、フォー、ワン”がとにかく好きで、聴きながら口ずさんでしまいますね。”たとえこの身が壊れようと”自分に言い聞かせてる感じがなんか元気出るんです。

シロムーン - シアター/初音ミク

シロムーンさんの投稿2作目、リバーブの効いたカッティング、キュートなエレクトロニカのエッセンスが彩りを添えるポップソング。爪先まで行き届いた上質アレンジでもう夢見心地です。2:44からのギターポップな間奏ときたらもーたまらんです。前作「街灯はさびたまま」はイントロ雑踏から入っていましたが、今回は電車の音からスタート。そういうちょっとした生活感を混ぜることで曲とリスナーの距離が縮まったりするのでしょうね。

餃子、でしまるあや、koji - ニンフのぬけがら/初音ミク

二年前の曲ですが聞き逃してまして、catnapのお二人のカバーver.から辿って原曲も好きになり、三月の後半はこの曲とZOMOZのハクチュームをずっと聴いてたりしました。弾むような楽しさの中華ポップスに軽妙洒脱な極上アレンジ、ずーっとリピートしてしまう飽きない魅力があります。サビ前とかに鳴るシャ~ン...カアーッ!!て音(1:13辺り)がスゲー好きで、サビのバッキングピアノもめちゃめちゃいいしシタールの音も……ホント好きな音ばっかです。音そのものよりも歌詞の世界観が語られることの多いボカロ曲ですが、やはり自分はサウンド自体に魅了されるヒトなので、こういう深くてセンスのあるアレンジに出会えるのは無償の喜びです。いつまでも聴いていたい。

*Luna - アンチリアリズム/v_flower、音街ウナ

いやー凄いですこれ。一聴しただけで男性アイドルグループがステージで歌い踊る様が目に浮かびました。詳しくないのでそれがジャニーズなのか韓流なのかは分かりませんが。巷で流れてても全く違和感の無い垢抜けたメジャー感がそこにはありました。それは伴奏のクオリティの高さだけじゃなく、観客に呼びかけるような歌詞であったり、ウナと花ちゃんのパートチェンジによるグループっぽさの妙であったりと楽曲の様々な部分から感じるものです。何か久々にボカロ曲で留まるには惜しいなとすら感じる一曲でした。

とりあえず今回の紹介は5曲で。放置してたリーディングガイドの方も少し続き書こうと思ってますので、その時はまたよろしくお願いします(いくつか修正と、ジャンル一つ追加しました)。