こんにちは。おおかみの人です。

今回は、2/24(土)に開催した【みにきまっし!第1回あみぐるみの人形げき会@かなざわにじのま】の公演レポートです。

今回の会場は、こちら!

当日は、スッキリ晴れ!というわけではありませんでしたが、雨も降らずなかなか良い天気。
不安と緊張でカチカチになりながら、本番を迎えました。

さてさて、会場と本番の様子はどうだったのでしょうか?

以下に掲載する写真のうち、受付と、舞台を正面から撮影している写真は、観客としていらしていた知り合いのたかちさん・おまめさん夫妻に提供していただきました。すべて掲載許可を頂いております。素敵な写真を撮影していただきました!この場をお借りしてお礼申し上げます。

入口を入ると、お菓子担当のつばめちゃん自作のあみぐるみ達と、彼女のお気に入りのぬいぐるみ達がお出迎え。
にじのまにちなんで、レインボーカラーがかわいいカップケーキと、おおかみくんとこぶたちゃん達の顔が描かれたクッキーが、観客の皆様に配られました。
わたしもひとつ頂きましたが、管理栄養士を目指すつばめちゃんの腕は一流!とってもおいしいお菓子でした。

お客様はどのくらいいらっしゃるかな、と、ドキドキしながら待っていると…来るわ来るわ、たくさんの人、人、人!
定員30名のところ、合計36名のお客様にお越しいただき、会場は大入り満員!当日キャンセルもなく、皆さん人形劇を楽しみに来てくださりました。いやあ、嬉しいなあ!

いよいよ人形劇の始まりです!

まずは1本目【おおかみくんと3びきのこぶた】の様子は…

まずはご挨拶から。こちらが、誰がなんと言おうと、わたしの自慢のひとり息子のおおかみくんでーす!
お肉が大好きで、怖いオオカミになりたいおおかみくんの【ほんとにあった3びきのこぶた】って、いったいどんなお話かな?

わらの家を訪ねると…
「ちょうどよかった。そこのわらを取ってくれ!」
あれあれ?おおかみくん、お手伝い?

今度は中ぶたくんを食べに行こうとしましたが…
「あいてっ!」
けがをして、大きなたんこぶができちゃった!

今度は、れんがの家にちいぶたちゃんを食べに行こうとしたけれど…
あれあれ?おおかみくん、ほっぺが真っ赤だよ!

大ぶたくんのわらの家も、中ぶたくんの木の家も、ちいぶたちゃんのれんがの家も出来上がっちゃった!

おやおや?こぶたちゃんたちの新築祝いのパーティーが始まっちゃったよ!
おおかみくんは、子ぶたちゃんたちのことを食べられるのかな?

*　*　*　*　*

自宅で何度も何度も推敲を重ねながら稽古に励んだこの作品。
有名な【3びきのこぶた】をもとにしたオリジナルの作品ですが、「これ、ほんとに面白いのかな?」と、手探りで日々稽古をしてきました。

ところが。

当日は、最前列で見ていた子どもたちからのツッコミの嵐!

「ぶたをみっつにちょんぎって、ステーキにしちゃえ!」
「こうやっていえをこわせばいいんだよ!」

と、こぶたを食べる作戦をみんな思い思いに口にして、おおかみくんもその作戦を聞いたりと、アドリブ満載の劇になりました笑
演じながら頭が真っ白でしたが、大人の方からも何度も大笑いが。お肉が食べたいはずなのに、なかなかうまくいかないおおかみくんの様子が、皆さんの笑いを誘ったようでした。

物語の結末は、是非実際の舞台でお楽しみください♪

お次は、シークレットだった2本目の劇…その名も、【にげてきた　あおおにどん】です。

節分の日からなんと3週間も、人間から逃げ続けていたあおおにどん。豆を投げてこない優しい人間どんを前にして、自分の話を始めます。

「ああ、はらへったなあ」
「おら、みんなのたのしいはなしで、はらいっぱいにしてえなあ」

…というわけで、急遽観客の皆さんを巻き込んで、「徹◯の部屋」ならぬ「あおおにの部屋」のはじまりはじまり!

今回のお客様たちはとってもシャイで、なかなか手を挙げてくださる人がおらず…あおおにどんも、

「にんげんどんのせかいは、そんなにつらいことばっかりなんか!?」

と驚いたようでしたが…運良く2人のお客様が、楽しいお話を聞かせてくださいました。

「ルールル、ルルル…」
「あおおにの部屋へ、ようこそ〜」

1人目のゲスト、たかちさんは喫茶店巡りが好きなよう。ところがあおおにどん、「モーニング」の意味がわかりません。

「もーにんぐ、って、あさってことかあ?」

これには会場大笑い。

あおおにどんと話してくれたお客様には、あおおにどんから直々にささやかながらプレゼントをお渡ししました。

カードを開くと、それぞれ違ったメッセージが。
おみくじのような感じで楽しんでもらえるかな?と思いながら、ひとつひとつ心を込めてカードを手作りしました。

「あおおにどんのお土産のカードが子どもの宝物になったみたいです!」

と教えてくださったお客様もいらして、作ってよかったとほっこりした気持ちになりました。

おやおや?今度はみんなが頭に手を当てて、いったい何をしているのかな?

ぜひぜひ、本編は実際の公演でご覧くださいね!

*　*　*　*　*

実は、本番を迎えるまでほとんど、実際のやり取りの練習ができなかったこの劇。
稽古のときには、架空のお客様と架空の話題で会話をする練習をしていました。

本番では、どんなお客様からどんなお話が聞けるかわからないドキドキの中、なんとかお話ししていただける方を見つけての会話となりました。

相手の方の反応を見たりしながら、自分の気持ち…いやいや、あおおにどんの気持ちに正直にいろんなお話を聞けて、やり取りを聞いているお客様…特に大人の皆様には大変喜んでいただけた様子でした。

終始笑いが絶えず、終演後も「あおおにの部屋、すっごく面白かったよ!またやってほしい!」とのお声をたくさん頂きました!
もっともっとブラッシュアップして、この演目をさらに楽しく面白いものに変えていきたいなと思っております。

2つの人形劇を終えて、いよいよ人形との交流タイム!

子どもたちは、とにかく人形たちと喋りたい!と、猛烈なアプローチでおおかみくんやあおおにどんのところにやって来ました。

「ぼくのはなし、きいて!」という感じの子もいれば、あおおにどんが怖いけど、興味があるので恐る恐る近づいて撫でていく…というようすの子もいて、とてもかわいらしかったと同時に子どもたちひとりひとりの個性に気付きました。

子どもたちが熱烈すぎて(笑)、大人のお客様とあまり交流はできませんでしたが、写真を撮られる方や、人形の構造を見ていかれる方、「これ、編んで作ったの?」と、編み物に興味津々な方など、大人の方々にも喜んでいただけた様子でした!

こうして、たくさんの笑顔に囲まれて、無事にイベントを終えることができました。

この人形劇イベントの企画や運営に関わっていただいたにじのまの皆さんやつばめちゃん、人形劇製作のさまざまな点で作業を手伝ってくれたわたしの家族、その他このイベントでお世話になった皆様、そして人形劇を観に来ていただいたお客様…
皆様の支えがあってこそ、このイベントは大成功で幕を下ろせました。この場をお借りして、皆様にお礼を申し上げます。ほんとうに、ありがとうございました!

ここからは、ちょっとした余談です。

イベントが終わり、向かった先は…

ごほうびに、大好きな8番ラーメンに立ち寄りました!

心地よい疲れと空腹の中で食べる野菜らーめん醤油味、とってもおいしかったです。ごちそうさまでした!

そして、帰宅後は真っ先に…

おおかみくんをねぎらうことも忘れずに…笑

お風呂に入ったあとのおおかみくんは、前より少しふかふかになって、いい香りになりました!

おおかみくん、お疲れさま!

今回の公演レポートはここまで。

読んでいただきありがとうございます!

皆さんに喜んでいただけるものを今後も作ってまいりますので、応援の方どうぞよろしくお願いいたします!

それでは。

2024/02/28(水)　追記

このイベントの直前、2/21(水)に、神戸で【工房太郎】として劇人形の製作・神戸人形の復興にご尽力されてきた吉田太郎さんがご逝去されました。

わたしの人形劇活動を応援してくださっていた、わたしにとってメンターと呼べる方だっただけに、吉田さんを喪った悲しみは計り知れないものがあります。

きっと、今も製作作業に精を出していらっしゃることでしょう。
吉田さんの声援に応えるためにも、これからますます人形劇活動を頑張りたいと思います。

吉田太郎さんのご冥福をお祈り申し上げます。

昨年4月に、工房太郎のアトリエ【ウズモリ屋】に訪れた際のレポートを記事にしておりますので、よければそちらもご覧ください。