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結婚しない選択

私は小学校…6年いやもうすこし早かったかもしれない。その時から結婚は絶対にしないと決めていた。
親や親戚からは「わからないよ?結婚しちゃうかもしれないじゃない」と言われた。むしろ未だに言われる。きっと未来はわからないよ?という可能性を提示したいのだろう。わからないのは何故、結婚するのが明るい未来かのように言うのかということだ。自分たちは離婚してると言うのに。甚だ疑問である。
私が結婚しないというのはひとつの信念からか、または性格か…それとも親を反面教師にしたためか…いろいろあるが、大事なのは結婚をしないと決めているという点である。
しかしながら近年、少々結婚しないということについて不安に思うようになってきた。それは大きく分けて二つ。金銭的な問題と感情的な問題である。
私はバリバリのエリート!というわけではない。少ない給料をやりくりしてるような身分で、貯金も雀の涙である。そんな私一人で大丈夫なの?という不安だ。
そんなの人に頼るんじゃない!と言われたらそれまでだ。でも独身の方でお金なくて、不安だなあって方は多いのでは?と思う。物価はあがるわ、給料あがらないわで、やっていける気はしない。
だからといって、他人を頼ってお金が安定するかは相手しだいだし、そんな理由で結婚なんてごめんである。離婚するのがオチだと私は思うからだ。だから金銭的な不安は少ない給料を少しづつ貯めて時間が解決してくれることを願うしかないと思っている。これこそ、自分でなんとかしなければならない。そう簡単に世界は変わらないだろう。
私はあまり認めたくはないが、時間が解決してくれるかわからないのは感情的な問題のほうだ。
結婚しないということは独りでいること。独りでいるのは想像するよりずっと孤独で寂しいのではないかという点である。こればかりはコントロールできない。いつ感じるか、それもわからない。寂しさを埋めるものとは?耐えられるのか。きっと感じるであろうその感情を予測はできる。だが、解決策がないのだ。
いつか独りになる。それが私の頭の隅にずっとあって離れない。だが、ずっと一緒にはいられない。わかってるのに解決策は未だにない。

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