北斗の拳

好きなお金の種類は一万円札 錦鯉 長谷川まさのりです!


僕が中学生の時、週刊少年ジャンプで北斗の拳の連載が始まりました。

北斗の拳の人気は凄まじく、連載わずか3ヶ月でジャンプの発行部数を50万部伸ばしたなどの逸話があります。

学校でも、友達が北斗の拳ごっこをよくしていました。

友達が秘孔を押して、秘孔を押された人は、

『あべし!』『たわば!』『ひでぶ!』

などと言って、死んでいくのです。

僕の好きな敵の死ぬ時の言葉は『にちゃ!』でした。

そんな北斗の拳がアニメ化になり、更に映画化が決まりました。

映画化を記念して、ケンシロウ決めゼリフ募集の記事が新聞に載っていたのです。

『お前はもう死んでいる。』

『悪党に墓標はいらん!!』

『てめえらに今日を生きる資格はねえ!!』

ケンシロウは、かっこいい決めゼリフがたくさんあります。

僕は興奮しました。

自分の考えたセリフが、スクリーンでケンシロウが言ってくれる。

僕は考えに考えて、かっこいいセリフを思い付きました。

敵の秘孔を押す。

『お前を乗せた地獄行きの列車は、もう発車している。』

敵が爆発して死ぬ。

『終着駅だ!!』

僕はこのセリフをケンシロウの絵も描いてハガキで送りました。

これはかっこいい。自信がありました。

ケンシロウが、神谷明が、これを言ってくれる。

ワクワクして発表の記事を新聞で見ました。

該当作品無しと書いてありました。

募集しといて誰も選ばれない。そんな事が世の中であるのかと、びっくりした記憶があります。

僕は『にちゃ!』と言って、死にました。









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