公演を終えて

『谷間の姫ゆり』の公演が終わりました。公演の準備段階で本当にたくさんの方々に…迷惑に近いくらい、お世話になりました。

すこし振り返りたいと思います。
まず、キャストの目星もつけないまま、私が書きたい事を戯曲を書き、完成した戯曲を大阪在住のA級missinglinkの土橋さんに読んでもらい方言に間違いはないか確認をお願いしました。
そして福岡の演劇仲間にこの役に合う役者を知らないかと助けを求めましたね。その中で14+のヨウ手島さんから福澤さんと、山本さんをご紹介下さり、初めてお二人にお会いして出演交渉をさせて頂きました。コーヘイ役については大学演劇には疎かったので、大学演劇祭や大学合同公演に初めて伺い(学生演劇を知るきっかけにもなりました)末廣さんに怪しまれるのを承知でお声かけしました。理想のキャストが揃ったと言う気持ちは今思い返しても刺激的です。

とにかく、無理をしてでも公演を通して観客と触れ合わなければ私の劇作家としてのモチベーションが保たれない。これが今回の公演をやった正直な気持ちです。演出をしたのもその延長線上で、観客としてではなく発信者として観客と共有することに渇望していたんでしょうね。

かなり強引でもありましたが、おかげさまで小規模ながら公演を通じて観客と触れ合えることが出来ました。アンケートの回収率も大変良く、観に来て下さったお客様の感想はちゃんと私に届いています。本当にありがとうございました。これからも戯曲を勉強して書き続けます。

また演出家に依頼し自主公演を打つ形に戻ると思いますが、年1ペースで出来たらいいですね。
演出の仕事はとても面白かったですよ。狙いが外れたり、思惑通り行かないのも面白かったです。私に演出を頼みたい方がいれば快く引き受けたいくらいです。

長くなりましたが、公演に関わって下さった方、応援して下さった方、観に来て下さったお客様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。

宮園瑠衣子

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