485社で働いた私の便利な多重人格スイッチ ③『フォークリフトの運転手の人、助けに参った』
2012年。東日本大震災の翌年。
私は「日本がどんな状況になろうとも働けるように」と、フォークリフトの免許を取った。
その頃、物流倉庫を渡り歩いていた働いていた私は、物流の大切さを認識していた。
「物流が止まったら、日本は大変なことになんのよ」
ある日、フォークリフトを運転している女性を見て、私も
リーチ式のフォークを運転してみたくなった。
以前田舎に住んでいた時、ほとんど求人情報の無い中、魚市場のフォークリフトだけは高い時給で募集していたので、フォークリフトの免許があれば、日本の何処の地域に行っても働けそうだと思っていた。
動機がたくさんあったので、勢いでフォークリフト免許を取得した。その後に平和島のヤマト運輸で、リーチ式フォークの練習をしたいと思っていたが、申し込み方法が長らくFAXオンリーだったため、2023年になった今日まで行けていなかったけど、今見たらWEB予約可能になってるーっ!!!!!!!
やる気が出たら、是非とも技能向上コースを受けてみたい。(今は肩を痛めてるから無理!)
私は運転が好きだったので、レンタカーなども使い、15車種の車に乗った経験がある。
だが、これから語る事件のせいで運転をしなくなった。
事件と言っても、タイトルにあるように私の中の「フォークリフトの人」が助けてくれたから、無事だったんだけど。
【事件その① 】ポンコツ過ぎる恐怖の軽トラック
レンタカー好きな私は、大きな荷物を購入した際、近くのホームセンターの軽トラックを借りてみた。
軽トラ、かわいいから一度は運転したかったのだ。
古いホームセンターだったので、貸し出ししてる軽トラは、おんぼろ車だった。
「まあ、少しボロいくらいなら」と公道に出たら、驚いた!
「こいつ、ブレーキがマトモにかからん!」
ブレーキはカパカパとしており、少し力を入れれば、キュッと効いて急ブレーキになる。
力を入れなければ、ブレーキはかからない。
「なんという恐ろしい車だ!!!車検に出してるの!?」
雪国でマニュアル車を運転していたスキルでもキツかったけど、私はフォークリフトも運転したことがある!
しかもボロボロのガタガタの、最悪なカウンター式フォークだ!
ボロ車によって、車体感覚が鍛えられていたため、なんとか恐怖の軽トラをコントロール出来たので、無事故でホームセンターに返却出来た。ボロ車について文句を言おうとしたが、ホームセンターの職員が捕まらず・・・。
鍵を返したパートさんに文句を言っても仕方がないし。
「あー、怖かった!!!」
心を落ち着かせるために、ジョージアを飲んで、ボーっとするしかなかった。
【事件その②】 丸太
ステーションワゴンタイプのレンタカーを借りた時のこと。
東京なのに、左折したら、道のど真ん中に"丸太"が転がっていた!
「えーーー!何!?丸太???」
隣の駐車場の車止めに使っていた丸太が、強風に飛ばされて、道路に転がってきたのだろう。
乗り上げたが、フォークリフトの運転経験のおかげか、細かい車体操作が出来たおかげで、壁に激突せずに無傷で済んだ。
またもや自分の中の「フォークリフト運転手の人」に助けられた瞬間であった。
マニュアルで免許を取っておいてよかったし、フォークリフトの免許も取っておいて良かった!
これらの相乗効果がなければ、軽トラで事故り、丸太でも事故るところであった。
自分の中の「フォークリフト運転手の人」ありがとう!
2度、命を救われたわ。
不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。