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ミャンマーのアカデミー賞に招待された話VOL2

ミャンマーのクリエイターたちの生活とは

昨年の12月に初めてミャンマーを訪れて、3日間ミャンマーのクリエイターたちとお会いした中で出会った方々で興味深い方々をご紹介します。

■著名漫画家 YangonBee氏

ミャンマーでマンガを描き続ける漫画家さんに会う機会があり、彼のスタジオにお邪魔しました。
ミャンマーでは日本発祥のマンガを国名と文字って「ミャンガ」と現地では呼んでいるらしい。ヤンゴンビー氏は自作「ミャンガ」をフェイスブックに無料で毎回上げていて、その影響力はすごい。

影響力のすごさを物語っているのは、彼のスタジオメンバーやその生徒数だ。聞いた話が間違っていなければ総勢2000人の生徒が彼の弟子となり、彼にマンガの描き方を学んできたという。

マンガの内容は、社会を風刺するような内容なのだが非常に濃いものでビルマ語が分からない僕らでも絵で伝わってくるような内容だった。
ただ、それだけではなく彼のマンガへの愛情と情熱がそこに来る生徒たちから慕われている理由だと思う。

日本で売上を上げるために必死に昼夜逆転生活を送りながら、マンガを描いている人やクリエイティブなお仕事をしている方々には申し訳ないが、本当に好きな人と好きな事で食っていくという人たちが集まっている集団という感じがあり、僕は感心した。

彼は物腰柔らかい人で、いろいろと日本の漫画の繊細さや自分たちももっと学びたいという意欲などを存分に語り合ったあと、僕に1点のイラストをわざわざ用意してくれていた。



ミャンマーにクリエイターたちは学びたいという姿勢がすごく強い。
謙虚でお金よりも「やりがい」に価値を見出す人種なのでは。。。とその時感じた。


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