大学病院での初診〜胎児心エコーの診断結果〜


妊娠後期のアラサー、おもちです。

今回は胎児の心臓に異常があるかもしれないとのことで紹介された医大での検査のこと、ついた診断名、その時の気持ちなどを記録していこうと思います。



大学病院の予約はそう簡単に取れない


今まで三次医療機関なんてかかったことがないので知らなかったのですが、大学病院の予約はそう簡単に取れるものではないということを知りました。

産もうと思っていた産院から予約を取ってくれるというので、
翌日には予約が取れて、週を跨がずに診てもらえるのでは?なんて思っていましたが大間違いでした。

実際に予約が取れたのは
「異常があるかもしれない」と言われた日から3日後。
診てもらうことができたのは1週間後でした。

この1週間がものすごく不安で長く感じました。
特に土日。
無駄に時間はあるし、でも何も説明されていないから状況が分からない。
ついネットで色んな情報を調べては勝手に不安になって泣いたり、眠れない夜もありました。
きゅうちゃんは大丈夫だろうか?と1日に2回はエンジェルサウンズで心拍を確認していました。


大学病院診察(妊婦健診)


週明けの月曜日。
旦那と一緒に予約時間の40分前に大学病院に到着して受付等を済ませました。

今までの産院と違って広くて、地下に行ったり2階に行ったり移動が大変。

初診だったこともあり、予約時間から30分ほど遅れて呼ばれました。
前回の妊婦健診から2週間経っていたので、胎児心エコーだけでなく妊婦健診もすることに。

産科の先生が胎児に気になるところがないかエコーで確認。
週数よりも少し大きめだと言われましたが成長曲線のぎりぎり範囲内。
小さいよりはいいのかな?

心臓以外気になるところはなさそうと言われ一安心。
4Dエコーで旦那は初めてきゅうちゃんのお顔を見ることができて喜んでいました。
心臓については専門の先生に詳しく診てもらう方がいいと思うので、もう少し待ってくださいと言われ妊婦健診は終了しました。


大学病院診察(胎児心エコー外来)


専門外来である胎児心エコー外来は本来午後からでしたが、
先生が少し早めに来られそうとのことで、妊婦健診が終わった後も待合室で30分ほど待機することに。

「お腹すいたな〜」と思いながら待っていると、12時半くらいに小児科の女性の先生に呼ばれました。

旦那と2人でエコー室に入ると既に2人の先生がスタンバイ。
1人はさっきの産科の先生。
もう1人は小児科の偉そうな先生(語弊あるかな?)。
実際にエコーをしてくれたのは女医先生でした。

専門用語で3人の先生たちが話し合いながら1時間近く胎児の心エコーをしてくれました。
きゅうちゃんがめっちゃ元気に動くから余計に時間がかかった。
1時間も半座位でいるのは流石にきつかった。
しかもモニターが右側にあるので途中から目と右後頭部が痺れる。。

エコーで一通りみてもらい、一度待合室で待つように言われたのでエコー室をあとにしました。
そして先生たちの意見がまとまった後で改めて診察室に案内されました。


診断名は?


現時点でついた診断名は

・心室中隔欠損症
・両大血管右室起始症
・肺動脈狭窄(しているかもしれない)

この3つでした。

診断名を聞いた時、1日で診断がつくとは思っていなかったので単純にすごいなと感心しました。

ここに紹介された以上、正常であることはないだろうとある程度の覚悟は決めて来たつもりだったのと、
少し先天性心疾患についてSNSなどで調べていたので、泣いたり取り乱したりせずに冷静に先生の話を聞けたと思います。

「何らかの異常がある」という状態だといろんな可能性を考えてしまうので不安でしたが、診断がついたことで異常が何なのかはっきりしたので私は少しだけ安心しました。


先生はとてもわかりやすく説明してくれました。


現時点では心臓以外に問題はなさそうなこと。
穴が大きめなので自然に塞がる可能性は低そうなこと。
大学病院で診ていく必要があるので前の産院には戻れないこと。
赤ちゃんは元気なので普通分娩で産めそうなこと。
産まれたらNICUで2週間は様子をみるため私と赤ちゃんは一緒に退院できないこと。
状況によっては姑息的な手術をするかもしれないこと。
1歳ごろを目安に心臓の構造異常を修復する手術が必要なこと。


いろいろわかった。

転院する前は「綺麗な病院の個室で〜、立ち会い出産で〜、美味しい食事とおやつがでて〜、母子同室で〜、、」
とか色んな楽しみがあったけど、
そんなこと言っていられないということもよくわかった。


無事に産まれてくるのが1番という気持ちに変わりはないけど、
1度夢見てしまった【憧れの産院で普通の出産】から頭を切り替えるのには少し時間が必要でした(医大が嫌だとかそう言ったわけでは全然ないんですけどね)。



先生の説明で大体のことはわかったので疑問点などが出てきたら次に聞くことにして診察は終了。
妊婦健診は2週ごとですが、胎児心エコーは4週ごとにフォローを受けることになりました。

お昼も食べずに時間は14時半になっていたので、急いで病院の食堂でご飯を食べて帰宅しました。

お会計ですが妊婦健診はチケットを使って自己負担なし。
胎児心エコーは保険適用になるようで3000円ほどでした。




診断がついたからにはあとはどうやって治してあげるか考えるだけです。
私のせいで…とか、健康な体に産めなくてごめん…とか、そんなこと考えても無駄です。
そんなこと考えて落ち込む時間があるなら、前を見て少しでも明るい未来を探す。
先生も言っていたけど、先天性心疾患は誰のせいでもないんです。

…とか強めに言える日もあれば、
どうしてもウジウジ考えてしまって、悪い方に考えて負のスパイラルに陥る日もあるのが実際です。
それは診断がついて3週間経った今も同じ。
多分ずっと、産まれてからも同じことを繰り返していくんだと思います。
初めての妊娠出産で赤ちゃんの心臓に異常があると急にわかったのだから当然ですよね。


でも幸いにも、きゅうちゃんの病気は手術で治してあげることができそうな病気です。

私にできること。
まずは子どもの病気をしっかり理解するところから始めようと思い、本を3冊ほど買いました。

次回は買った本を紹介しようと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?