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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ16日目:怒りと濡れながらの日帰り世界遺産

2018年1/16ティボリ

久々の5:30am起き。今日から連続で、ローマ近郊の日帰り世界遺産巡り。初日はティボリへ。電車で出掛けた。ガイドブックは混乱させる様な書き方だったから、最初はメトロの方に行ってしまった。昨日予め買った切符にはテルミニ→ティボリと書いてあって、鉄道駅のインフォメーションに尋ねると、7:15am9番ホーム発と知った。あと5分。危ね。

伊で初の鉄道。発車して少ししたら、駅でもなんでもない所で停車した。ま、想定内。美しい景色の中を走って行く鉄道。

駅に降りると、もの凄く怪しい天気。こりゃ降るわ…。地図の読み取り間違えて、初っ端から迷うとかね…。ガイドブックに載ってた通りの世界遺産ハドリアヌスの別荘行きのバス停があった。バスチケットは近くのカフェで買えたが、肝心のバスはいつ来るか分からないとか…。バス停に来たバス片っ端から聞いてみたら、3本目のバスがそこへ行くとの事。

って、マジ糞伊人。フザケンナ💢世界遺産に全然最寄りでもなんでもない所で降ろしやがって💢ここからどうやって行くかのロクな説明もない。雨の中何人もの人に聞いて、30分以上歩いて。ダウンには泥跳ね。フザケンナークソドライバー💢ガイドブックも、もっとわかりやすいバス停名書けよ💢◯◯行きと書いてあるのに乗れとか。

なんとか着いた。ヴィッラ・アドリアーナ。世界遺産ハドリアヌス帝の別荘。ティボリのもう一つの世界遺産も行かないとならないから、バスの時間気にしながらの見学スタート。ってか、ここマジ広いんっスけど。バスが来るまでの2時間強で見終わるのか?雨が降ったり止んだりの天気。ここに着くまでの無駄な歩きに加え、見学箇所は広い敷地。入場してから早速上り坂…。入口から遺跡まで遠いって事はバス乗り場まで戻る時間も確保せねばならん。

ハドリアヌス帝が色んな所を旅行して気に入った場所を再現すべく、この別荘を建てたらしい。鳥のヴィッラ。名前も素敵だが、遺跡もステキに残ってた。ポイキレという、中央に池がある所から見学始めて、テキトーに周った。大浴場跡や皇帝の宮殿、そしてカノプスは本当に美しかった。世界遺産検定のテキストの様なイケてる写真は撮れなかったけど。説明パンフが用意されてないから、その場の解説をiPadで写メったりするのは、雨の中煩わしかった。まさかその場で読んでる時間もないし。エーゴだし。

12:20pmのバスに間に合う様、12:10にはバス停に着いておいた。カップルがよくわからない質問して来た。彼らはここをもう一つの世界遺産エステ家の別荘と勘違いしてたらしい。まぁ、どっちもヴィッラとつくからね…。バスの時刻表教えたら、「どこを見れば良いんだ?」と彼氏。こんなアタマ悪い彼氏、イヤだね…。普通の国であれば、左側が平日の記載、右側は休日じゃね?よくこんな男と旅行してられんね、彼女も。彼女の荷物を持ってあげてる点は評価するが。バスは20分遅れで来た。次の目的地に大体13時に着けば良いと思ってたから、許容範囲。

世界遺産エステ家別荘、入場料の支払いにクレジットカード使えないのはチョット…。家の内側は大したことない。ここの売り、世界遺産に登録された訳は、庭園。噴水。確かに百の噴水は圧巻だった。16Cの作品との事で、水草や苔がその年月を物語っていた。高低差を生かして、あちこちに点在させてる噴水。そして笑っちゃうくらい強まってる雨…。自分は雨で濡れてるのか、風で煽られた噴水のしぶきで濡れてるんだかなんだか、もはやわからない状態。自分にヒットしたのは、おっぱいから出てる噴水。珍しい。かなり気に入った。

ここはそこまで広い庭園ではなく(ヴェルサイユ宮殿くらいあったらどうしようかと思った)、予定より早く見学終了。雨宿りがてら、屋根付きの所でサンドイッチランチ。世界遺産の庭園でいただきます。帰りは駅まで歩いた。駅でケージ持ってるおばさんがいた。ケージの中には2羽のふくろうさんがいた。ふくろうさんと旅か…。

今日は肉を食べたい。中華レストランではなく、ケバブ屋でチキンケバブラップ4ユーロ。オリーブ入ってるのが伊っぽい。明日は朝早いから、またまた生ハムとスモークサーモンのご褒美ランチを作って、21:40就寝。


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