「大好きなものの終わりをしっかりと見届けてから消える」こと

と、

「大好きなものに終わりが来てしまう前に消える」こと

どちらを選ぶことが最善か
幼い頃から常にずっと考えている。


これは自分の人生にとっての永遠のテーマだ

生きている中で苦手なものの上位に入る

帰宅ラッシュの満員電車

スーツに身を包まれたお疲れの方々や
学校帰りの学生達に囲まれ

わたしはいつものように大好きな音楽を聴こうとした

今日はスタジオの使用時間ギリギリまでレッスンをしていた関係で
レッスン着やスタジオ用のシューズを大雑把に入れてしまい、リュックの中は散らかっていた


直ぐに取り出せる場所にイヤホンがなく
大荷物を抱えていることも、今のこの状況も最悪だ


ましてやどの場所に入れたかすらも覚えていない中でイヤホンを取り出すのは難儀だった

何度もドアが開いたり閉まったりを繰り返す程の満員具合と
次の停車駅まで数分間止まらない急行電車


今にも倒れそうなくらい苦しくて
冷や汗が止まらなくなってしまう




やっとの思いでイヤホンを取り出し
再生したのはMIGMA SHELTERさんだった

音楽を聴きだし、徐々に息苦しさも解消され
間もなく最寄り駅だというところで

無期限活動休止という文字が目に入ってきた

ここ最近は3月に入ったということもあり

仲の良いアイドルさんや
活動歴が近いアイドルさんの脱退や卒業が多く


自分の中でダメージが蓄積されている事は
気付いていたが、耐え切れず泣いてしまった

初めてミシェルさんのRAVEを観た時、
あまりの格好良さに衝撃を受けた

格好良すぎて笑いが止まらない程だった

その数年後の昨年、
自分たちが出るサーキットイベントに
友人が来るとの事だったので色々なアイドルさんを一緒に観ようと誘った

初めて観るライブに、フロアの雰囲気も相まって
楽しかった！と興奮気味に感想を言われた時は何故だか誇らしかった

その約1ヶ月後

またいつか一緒に観ようね、と
この前会った時にも話していたので
今日の知らせを見た時はすぐにこの子に連絡をした

ライブアイドルに詳しくない人でもこうやって魅了することの出来る表現力とパフォーマンスに
わたしはとても憧れていました

こういう発表を見る度に、
自分たちが終わる時にはどうやって・どのタイミングで・どういう表現で発表をするのが良いのか
そんな事を考えながら文章に目を通しています

自分たちも、いつ その時が来ても良いように

″今日が最後かもしれない″と、

常に覚悟を決めながら日々を全力で生きないといけないと改めて思った

そんな日でした

それではまた

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