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【プリキュア】好きなものマジプレゼン!!【ひろプリ】

好きなものマジプレゼン!!

パチパチパチパチ「わー」「よっ!!」「待ってましたっ!!」(例の画角)

すんません!!プリキュアの話をさせてください!!
どうせお前らプリキュアはロリコンの趣味だと思って自分には関係ないと思っているんだろう。
その認識を今日変えてほしい。日曜朝にプリキュアが放送されていることをもっと自分事として捉えてほしい。そうやってひとりひとりが当事者意識をもって真剣に向き合うことでしか世界って変えられないから。


プリキュアとの出会い

TLで「ひろがるスカイ!プリキュア」がくそ面白いと流れてきたので「早起きのきっかけになればいいな~」くらいの心持ちで観始めたのがきっかけだった。
当初はここまで続くとは思っていなかった。「俺ロリコンじゃねーし、プリキュアはしょせん自分事じゃない」という認識だった。
でもいざ真面目に観てみると、ひろがるスカイ!プリキュア、面白過ぎる。覇権アニメだと言い切ってもいい。こんな面白いコンテンツが確実に丸一年供給ある異常性と安心感。

ひろがるスカイ!プリキュア

ふ~~~ん、NHKで大人になったプリキュア5のキャラクター達を描いた「キボウノチカラ~オトナプリキュア」っていうのやるのか。
じゃあそれまでに「Yes!プリキュア5」と「Yes!プリキュア5GoGo!」観ないとな……

Yes!プリキュア5GoGo!

シャニマスのPカップ走ってる間の作業用アニメがいるな……アマプラで全部観られるから「デリシャスパーティ♡プリキュア」観るか……

デリシャスパーティ♡プリキュア

そんなわけでここ8か月で4作品のプリキュアを観た。それでも20年の歴史を刻むプリキュアシリーズのうちのたった4作品だ。
「その程度でマジプレゼンしようなど片腹痛いわ」と思われるかもしれない。でもできる。たった4作品しか見ていなくても人に伝えたくなる引力がプリキュアにはある。

プリキュアの魅力①:最大の魅力

まずお前らに聞きたい。

どうせお前らはこの世界の行く末になんとなく絶望し、なんとなく性悪説を信じて生きているんだろう。知ってます。
でも俺は違う。プリキュアを観てるから。
それはプリキュアという作品が徹頭徹尾

であるからだ。
プリキュアたちが仲間との絆で強くなっていく過程、強い優しさで困難を乗り越えていく過程には全く嫌味なく心を打つものがある。
そしてそこにちゃんと説得力が付与されていて、「人へのあきらめ」を吹き飛ばしてくれる。
こういう「大人になって初めてそれを作っている人たちが込めた思いに気がつく」みたいなのってプリキュアに限らず大人が子供向けの番組を観ることの醍醐味だと思う。

プリキュアの謳う人間讃歌を凝縮した空前絶後の1分40秒貼ったから見て。

「なんでもできる、なんでもなれる」
成人男性だから本当はそんなことないということは流石に理解している。今プリキュアを観ている子供たちでもそんなものはまやかしだと思っている子もいるんだろう。
でも子供にはせめて子供でいる間だけでも「根拠のない全能感」っていうものを大事にしていてほしい。そういうのって大人になったらどんどん「根拠に基づいた無力感」に変わっちゃうんだから。
プリキュアの発する「なんでもできる、なんでもなれる」という言葉には、たとえまやかしだとしても、子供たちにそういうメッセージを伝え続けていくことはとても大切で道徳的意義があるんだと納得させられるパワーがある。

プリキュアの魅力②:キャラクター

プリキュアは主人公の卓越した魅力がその人間讃歌を支えていて、どの作品を観ても真っ先に主人公のことが好きになる。
これはすごいことなんじゃないかと思う。ダヴィ恐も言ってたけど「オタクってポケットに手を突っ込んで闘技場に現れるキャラが好き」で基本的に主人公のことを好きになることないから。
プリキュアの主人公ってどこまでも真っ直ぐで情熱的でウジウジ悩むということが少ない。茂野吾郎とか飛信隊の信みたいなタイプ。
もしかしたら碇シンジみたいな主人公が好きな人には受け入れがたいかもしれない。
まあ長々と抽象的な魅力を熱弁してもイマイチ伝わらなさそうなので、具体的に大好きなキャラクターを三人ほど紹介させてほしい。


夢原のぞみ/キュアドリーム

「Yes!プリキュア5」および「Yes!プリキュア5GoGo!」の主人公で「大いなる希望の力」のプリキュア。
ウルトラマンメビウスと並んで俺が最も好きなヒーローの一人だ。
20年の歴史を持つプリキュアシリーズの中でも特に「夢」を象徴するプリキュアといえる。
普段は明るく優しく天然な恋する美少女だが、それでいてプリキュア随一の鋼のメンタルと無比のカリスマ性を持っている。
敵の圧倒的な絶望の力を希望の力でただ一人跳ね返し仲間を救う様、敵の精神攻撃で仲間を馬鹿にされたときは「そんなことない!」の一言で一蹴したのち敵を舌戦で圧倒し反撃に転ずる様、その在り方すべてが本当にかっこよくて胸を打つ。
どんなに絶望的な状況にあっても決して諦めない強いまなざし、時には敵にすら手を差し伸べる優しさがまさに「大いなる希望の力」をくれる。


ソラ・ハレワタール/キュアスカイ

ヒーローに憧れる「ひろがるスカイ!プリキュア」の主人公。
青キュアの異世界人というプリキュアの主人公としてはかなり異色の設定になっている。
メンタルはやや弱めだが、自分が目指すヒーロー像に対して勇往邁進する姿は愚直なまでに真っ直ぐだ。
ニチアサでヒーローに憧れるキャラって反則だろと思う。ヒーロー好きなオタクがヒーロー好きなキャラクターを好きにならないわけがないんだから。
敬語、運動神経抜群、たまにアホの子、ましろさんに対して見せる彼氏力の高さ、犬っぽさ、エルちゃんに対して見せる母性、姉……と属性がメガ盛りで誰しもどこか刺さる部分が必ずあるキャラクターだと思う。


ブンビーさん

「Yes!プリキュア5」および「Yes!プリキュア5GoGo!」に登場する敵役。
プリキュアシリーズで最も人気の敵幹部だろう。
パワハラ気味の中間管理職として登場するが、次第に組織のやり方に疑問を抱くようになる。
部下のアラクネアが危険な力に手を出そうとしたときは本気で心配するが、身を挺して止めるところまではいかない。ガマオが失踪したときもその身を案じるけど自分から必死に探したりはしない。クソつよ上司のカワリーノさんに「俺たちは駒じゃない!!」と反抗するけど睨まれたら反射的に謝ってしまう。結果が出せずに窮地に陥った同僚のスコルプさんを助けるために共闘を持ちかける。
「結局は我が身が一番かわいいんだけど悪い人じゃない」ところが極めて人間臭くてなんだか憎めないキャラクターだ。

プリキュアの魅力③:演出

このやたら長い変身、必殺技演出は女児先輩に対しておもちゃの販促で作られているものだが大人でも何度見ても飽きない。
何もないところからフリルやリボンが出てきたり、水や炎の力で敵を攻撃する映像は何歳になっても心躍るものがある。月ノ美兎も最近プリキュアの変身シーンめっちゃ見てるって言ってた。

ちな俺が一番好きな変身シーンは「キュアスカイ」。

キュアスカイの片マントめっちゃかっこいい

必殺技演出は「プリキュア・サファイアアロー」が好き。単純にキュアアクアが美人過ぎるので。


プリキュアの魅力④:楽曲

楽曲に一つもハズレが存在しない。
月ノ美兎も最近プリキュアの主題歌すごい聴いてるらしい。
俺もプリキュアの楽曲は昔からめちゃくちゃ好きでよく聴いてた。だからまあ楽曲だけ楽しむというプリキュアとの関わり方も悪くはない。
だが、プリキュアが人間讃歌であるならば、プリキュアの主題歌もまた当然ながら人間讃歌だ。だからプリキュア本編を観ていたほうがその主題歌の歌詞もより刺さりやすくなる。

月ノ美兎が好きな楽曲は『まかせて★スプラッシュ☆スター★』らしい。
俺は『プリキュア5、フル・スロットルGOGO!』が一番好き。わりと無名で聴いたことない人が多そうな曲の中だと『ココロデリシャス』が好き。


正しい人間になるために

最後に、ここまで読んだ人には俺がプリキュア好き過ぎておかしくなった人間に見えているかもしれない。
それは逆だと声を大にして言いたい。プリキュアのおかげで正しい人間になり、この世界と今までの自分が間違っていることに気が付いたのだ。
みんなも正しい人間になってほしい。正しい人間をもっと増やさなければならない。今は少なすぎる。正しくなって善いことをしましょう。

あとみんなプリキュアオールスターズF観て。多分もうそろそろ上映終わっちゃうと思う。
プリキュアいっぱい、名台詞いっぱい、必殺技いっぱい、削ぎ落とし一切無しの「足し算の美学」って感じの映画でくっそアツいから。


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