加賀美ハヤトのダイマをさせろ

 加賀美ハヤトは良いぞ、と言う話をしたい。
 限界オタクの呻き声は良い娯楽になると思うので。

※なお、この文章はすべて1オタクによる妄言なので解釈違い等あるかと思われます。ご容赦ください。

・はじめに

 加賀美ハヤトは「にじさんじ」に所属するバーチャルライバー(いわゆるVtuber)の一人だ。おもちゃ会社、加賀美インダストリアルの代表取締役社長。28歳。男。基本的には穏やかな好青年で敬語。たまに眼鏡。

 見た目だけでは女性向けのような印象を与えられると思うのだが、彼の配信傾向は男性向けと言っていい。

 ネットミームに染まりすぎた濃いオタク(守備範囲は主に少年誌と青年誌)であり、重機やメカに目を輝かせ、カードゲーム(MTG、遊戯王、デュエプレ)にはしゃぎ、福本漫画にハマりすぎてガチャ配信を30分間それっぽいノリで敢行しだこともあれば、今は絶賛ダークソウルにドハマりして脳筋プレイで夜通し朝までやってしまっている。

 何なら女心が分からなすぎて、視聴者からの意見を募って最強のボイスを取る企画では夏祭りに行くはずが銃撃戦を起こし、紅葉狩りに行ってクマとゾウが出現させる。またはバイノーラルマイクを購入して最初にやることが、ベイブレードとカードの効果を読み上げて名前を当てさせるクイズな男である。
 なお、「だがそれがいい」という女性リスナーも少なくない。

 お陰様で視聴者からは、オタクくん、足し算しかできない男、脳筋、A型殺し、と概ね愛すべき馬鹿扱いをされている社長だ。

 

 さて、Vtuberに求めるものは何か?と言われた時の答えは人それぞれだと思うが、自分にとっては娯楽だ。面白くて楽しい時間を求めている。
 そして、加賀美は純度の高い娯楽コンテンツであると思っている。
 ここではその好きな所を語らせてもらいたい。

 とはいえ自分も加賀美の配信の全てを追えている訳ではないので、様々情報が漏れていることはご容赦いただきたい。

 
個人的にはこんな人にオススメしたい存在だ。
・癒しが欲しい人
・楽しそうにしている人を見るのが好きな人
・安心したい、杞憂をしたくない人
・娯楽を見たい人

逆に
・ガチ恋をしたい人
・人間を見たい人
・スーパープレイが見たい人
には勧めにくいと思っている。

 とはいえ、あくまで個人的な意見なので話半分で聞いて欲しい。
 見てくださった方の人生の寄り道に、「加賀美ハヤト」という選択肢が入るのであれば、1ファンとしてこんなに嬉しいことはない。
 ただし、めちゃくちゃ几帳面で整理整頓がされていないとダメな人は加賀美の再生リストを見てはならない。これはガチ。



・好きなところ

 というわけで、そんな加賀美ハヤトの好きな所を10個ほどつらつらと上げていきたいと思う。


①目的のある配信をする

 配信を行う際にその配信における目的を設定してくれる。今回はこれをしますと提示して始まることが多いし、大抵はタイトルを見れば分かる。(ただしその通りになるとは限らない)
 エンタメとして視聴者が見て面白いかを考えて配信をしているので、配信映えしない状況を避けようとするし、楽しませようとする努力が伺える。


②下ネタを言わない

 性的なことを言わない。他者に振られても避ける。
 性癖の話をしない。ちなみに、好きな属性を聞かれて「目つきの悪い子」と答えたことはある。
 「どうぶつの森」のアイテム「うんこのかせき」ですら読み上げを躊躇う。
 極力言葉を選び、小学生レベルの下ネタすら触れないようにしている。
※ただし歌詞は例外。


③暴言を吐かない

 どれだけ理不尽な目に合ってもツッコミを入れたり派手にやられてエンタメにしようとする。
 他人を攻撃する言葉を吐かない。(例:死ね、くたばれ、殺す)
 語気を荒げない。
 プレイ中のゲームに対して否定的なことを言わない。
 対人でもNPC相手でもボコボコにされたら相手を「強い」「すごい」と褒める。

悪口のレパートリー:ひどい、小癪、卑怯者、ズルい、犯罪、最低


④褒める

 全方向をよく褒める。おもちゃもゲームも人も良いと思ったら間髪入れずに褒めている。

 レビュー動画などが顕著で、良い所を見つけて拾い上げる。欠点を述べる際はフォローを欠かさない。感性が少し独特なので「かわいい」の判定に審議は残るが好きなことだけはよく伝わる。

 ゲームはグラフィックや音響、小物などにも目をつけて言及する。イベント等のそのものを褒めるだけでなく、制作者の意図を推察して感心することが多い。シナリオを深読みして登場人物の行動を分析することもある。

 人に対してもすぐ褒める。ここが好きと具体的に褒めることが多い。ライバー自身を大好きと公言することも度々ある。

褒め言葉:すごい、えらい、すごく良い、ありがたい、素晴らしい、カッコいい、好き、愛おしい、かわいい、チャーミング、天才、神の末裔


⑤常に楽しむ

 配信が始まると常に楽しそうする。小さな成功を一つ一つ喜びながら進める。
 目の付け所が独特でゲームの小物にもよく気付く。(例:雑誌を読むことに執心しまくったDetroit:Become Human)
 ゲラでよく笑う。よく通る声で「アッハッハッハ!」と腹から笑うのでつられて笑ってしまう。
 苛立ちなど負の感情を配信に載せない。
 負けを厭わない負けず嫌い。負けても原因を分析し、次に生かす。「学びフェイズ」「勉強になった」という言い方をする。


⑥やられ上手

 加賀美はゲームなどでよく負けるのだが、その時の負け方が気持ちいい。
 相手が圧倒的な場合は相手を称賛しながら「学びだなぁ」と噛み締める。惜しい場合は「もうちょっとだった!」と全力で悔しがる。相手が悪い手を使った場合は、「おかしくないですか!?」と言いつつもめちゃくちゃ楽しそうに負けて、本気で悔しがる。どの場合も楽しそうに笑いながら負けることが多い。
 そしてどんな負け方をしても元気に「もっかい!」と挑んで、さっきの敗北を生かした動きをしてくれる。

 ちなみに、即落ち2コマ体質があるのでフラグを立てると即回収をする。イキると負ける。得意なカードゲームでも煽るとすぐボコボコにされて悲鳴を上げる。その時の情けのない悲鳴を聞くと変な扉を開きそうになる。


⑦出来ることをやる

 加賀美は(本人も言っているのだが)ぶっちゃけゲームが上手くない。
 特にFPS系のゲームは経験値が低いこともあり不得手だが、今の自分にできる最大限のことを探して実行する姿勢を見せる。
 例えばコラボであれば見つけた強い武器を譲ろうとしたり、キャラクターのスキルを積極的に使って役立てようとする。

 人から施しを受けた際も出来るだけお返しをしようとする。視聴者にも感謝を度々伝え、お返ししたいと企画をすることもある。


⑧自分の意志を貫く 

 悪く言えば頑固。配信においてコメント欄の意見を良くも悪くも参考にしかしない。「私はコメント欄が総意だとは思わない」とも明言している。

 ただしリスナーの声自体ははよく聞いてくれる。配信で音声や画面が見づらい場合はコメントすると対応してくれる。マシュマロ(匿名のメッセージを送れるツール)でも届いたメッセージを全て確認している。

 荒れると分かっていても本人がやると決めた場合は、たとえ低評価がついたりマシュマロで非難が届いてもやり切る(戦国ARK)。その上で頂いた意見は受け止めると発言している。


⑨根が大人 

 どれだけ子供返りをするような配信をしていても、基礎的な部分で大人の対応を徹底している。

 例えば彼の名乗りは「にじさんじ所属バーチャルライバー兼加賀美インダストリアル代表取締役」なのだが、先ににじさんじの名前を出すのは出向先であるという意識からであったり、ライバー活動を仕事として扱っている。

 客観的な視点を持ち、多角的に考える。
 例えばカードゲームのコラボで勝敗に応じてふるさと納税をするという企画を考えた際は、納税を罰ゲーム扱いすることで気分を害する人もいるかもしれないから、言い方やアングルに気をつける必要があると述べた。

 俯瞰的な視点を持つ。
 世の中は理屈だけでなく「なんかいいね」と「なんか嫌だ」で回っているという価値観を持ち、その感情には配慮しなければならないとしたり、
 「配信で関係ない人の名前を出すな」というマナーに対してそれが言われるようになった歴史に触れつつ、インターネット全体が変わりゆく時代でマナーについても考えなければならない難しい時期なのかもしれない、と語る。

 また、お悩み相談に対して真摯な回答をする。一方で
「今後お便り相談に乗るつもりはない。なぜなら私がそのような職業(プロ)じゃないから。責任が取れない。そしてお悩み相談を続けてその配信を面白くする自信がないので、今後拾うつもりはない」
と発言をしており、自身の発言力を重く考えている。

 基本的にスルースキルが高い。コメント欄が荒れていると直接触れたり注意することなく自身の言動で別の話題を提供し、コメント欄の雰囲気を変える。

 何らかの失敗した際の謝罪が早く、改善策をすぐに出す。表立って指摘されなかった場合でも黙って改善していく。


⑩オタク

 好きなものにだけ異様に詳しい典型的なオタク。語らせると早口になる。深掘り癖があるのか知識の幅が謎に広い。
 男の子の好きそうなもの(メカ、昆虫、恐竜、武器兵器)は大体好き。
 コメント欄にカードゲームネタが出ると拾わずにいられない病にかかっている。

 そして、「にじさんじ」のオタクでもある。
 「(尊敬する先輩の一人について)一人でやっている姿を見たい人が多いし、私もそうだからコラボをすることは多分ない」と言い切るタイプのオタク。
 自分の祝い事の度に「にじさんじ」を作り上げてきた先輩たちがあってこその現在であると語り、感謝を述べる。



 以上が厳選した加賀美ハヤトの好きなところ10個だ。
 容姿や声の良さは配信を見てすぐに分かると思うので、長く見ているうちにじわじわ効いてくる良さをピックアップしてみたつもりだ。

・おわりに

 一言でまとめると彼は「安定感がある」に集約されると思う。不快・マイナスな要素が少ないのだ。
 もちろん、最終的には好みの話になると思うが、徹頭徹尾、娯楽としての振る舞いを崩さないので安心して見ていられるのが彼だと思っている。

 ギャップの塊で、謎のワードセンスがあり、ホラーゲームだと全く驚かないくせにダークソウルだとビビりまくり、歌うときと話すときの声の切り替えがおかしく、グッツはたくさん出るのにボイスがなかなか出ず、配信しない日はTwitterに一日一回浮上するかしないかで、スパチャに対して足りてるから投げなくていいといっては投げつけられてめちゃくちゃ狼狽して、日ごろのお返しにと一回の配信(30分)のために50万かけて、基本的に最新の自分が最高だと明言する人だ。
 一年間推してきたが、後悔はない。

 百聞は一見にしかず。どうか一人でも多くの方が興味を持って彼の配信を見てくれたら嬉しい。

 そして、敢えて好きなところに「歌」と入れることはしなかったが、ぜひ加賀美ハヤトのオリジナル曲であり、彼の名刺と評される曲を聞いて欲しい。その歌に殴られて欲しい。
 ゴリゴリのロックでシャウトもあるので苦手な方は無理にとは言わないが。



 そしてそして、8月10日(月)21時からは加賀美ハヤトの3Dお披露目配信があります。
 宜しければ見て下さい。
 彼ならば、きっと楽しませてくれるので。


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