加賀美社長の個人的おすすめソロゲーム実況紹介

はじめに

加賀美ハヤト

はゲーム実況を中心に活動している「にじさんじ」所属のバーチャルライバーだ。
 本業は玩具会社の社長でありながら、2019年7月から毎週2~5回程度の頻度で精力的に活動し、動画本数はそろそろ600本近い(2021年12月末時点)。

 これだけアーカイブがあると、加賀美が少し気になるけど、どれを見れば良いのか分からないと言う方もいるかと思い、ごく個人的な意見だが、彼の活動の中心である、おすすめのソロゲーム実況をピックアップしてみた。何かの参考になれば幸いだ。


リトルナイトメア2


ジャンル:サスペンスアドベンチャー

配信期間:2021年3月

配信時間:約6時間(全2回)

あらすじ:少年「モノ」と「もう一人」が共に電波塔に支配された世界で、謎を解いたり、トラップを回避したり、敵を撃退したり、二人で助け合って数々の障害を乗り越えて目的の電波塔を目指す話。

ポイント:頼りになる「相棒」と進む冒険譚

 「リトルナイトメア」の続編。前作もDLCを含めて配信でプレイ済み。そちらも面白いので是非。
 ゲームとしてはホラーゲームで驚かし要素も多分に含むが、加賀美があまり怖がらない&アクションゲームとして攻略する方向でガンガン進むので怖さが薄い。フロムゲーで鍛えられたキャラクターコントロールで比較的サクサク進む。
 背景美術に感動したり演出にテンションを上げたり終始楽しそうにプレイする。瞬発的に出てくる謎に豊かな語彙と即オチ2コマとデバッガーっぷりが笑わせてくれる。ちょくちょく「相棒」の発声が「AIBO」(某千年パズルに封印されし人格風)になるのもご愛敬。
 シナリオやキャラクターについて俯瞰的な視点で考察しながらも心情に寄り添う。「相棒」を大切にしながら進む二人旅の果てを見届けてほしい。

台詞
「アヒルさんにつられるとでも思ったか!」
「ふたりならどこまででも行けるなぁ、完全に」
「寒かったんですねぇ、相棒」
「欠陥住宅しかない!助けて大和ハウス!」
「相棒だけでも逃げてくれ!」

▷ぜひアーカイブ視聴後に見てほしい配信後のツイート
https://twitter.com/h_kagami2434/status/1368261230289285120?s=21


みんな大好き塊魂

https://www.youtube.com/playlist?list=PL41zJNz9cNHGvqLlaow1Vfg4DQN0zcYfu

ジャンル:ロマンチックアクション

配信期間:2021年3月、10月

あらすじ:よって星を壊してしまった王様の尻拭いのため玉を転がして星を作る王子を操作して塊を作る。

ポイント:アルコールと共に舌が回るパワーワード製造機
 「塊魂アルコール」などという異名も囁かれる塊魂シリーズ。前作の塊魂アンコールも面白いので是非。
 煽り力の高い登場人物たちのボロクソ批評にキレた加賀美が途中でお酒を開けるまでが様式美。積み重ねてきた信頼(マイナスの意味で)のおかげでやたらと王様に辛辣な加賀美もいる。
 ゲーム画面がカオスなので発言が常にパワーワードになる。脳死も進み余計に脳直で訳の分からないワードがノンストップで乱立する。
 牛クマ耐久の際にはホラゲよりも悲鳴を上げる。

台詞:
「ッスー……。酒入れます」
「そうだ、これが楽しくて塊魂をやっていたんだ私は!
「人間どもさんだ」
「主食が人間になるぞ。……主食が人間になる?」
「職員室を襲えば!3mの頂だ!」


ポケットモンスター シャイニングパール

https://www.youtube.com/watch?v=ndr2aE-LCfw&list=PL41zJNz9cNHEL2dhKcdTt0z-QQyphn-ET

ジャンル:ロールプレイングゲーム

配信期間:2021年11月~12月(※殿堂入りまで)

配信時間:27時間(殿堂入りまで:6回)


ポイント:相棒と共に駆け上がるチャンピオンへの道
 「だむお」(特性「たんじゅん」(能力変化がいつもの2倍になる)を持つビーダル♀)を相棒に強い相手との闘争を求めて進む初見プレイ。
 ポケモンシリーズの変遷が赤緑→金銀→剣盾→今作のため初見のポケモンも多く、進化の際には新鮮な反応も楽しめる。
 当初捕まえた時は使うか分からないと言っていた「だむお」の可能性を見出してから愛着を持ち、どんどん大切になっていく。
 手持ちのほとんどが「インファイト」か「ギガインパクト」を持つ脳筋構成で、特攻上げノーガードゴーリキーの「スペック」など個性の強い手持ちの活躍も見所。カードゲーマー的思考で種族値等も踏まえて手持ちの技構成を考えている部分もある。

台詞:
「わたくしのだむおのどこを見て進化キャンセルを決意したんですか!?こんなに可愛いのに!何でもよく食べるんですよだむおは!」
「泣いちゃうから、そんなこと言われたら」
「あなたはだむおの美しさを分かっている」
「行け!だむお!ギガインパクトだ!!!」


あつまれどうぶつの森 ハッピーホームパラダイス

(○○リフォーマー加賀美シリーズ)
https://www.youtube.com/watch?v=Rd3tflqGVSE&list=PL41zJNz9cNHHfpBag0WW49eCWCyGB-er0&index=16
ジャンル:コミュニケーションゲーム
配信期間:2021年11月~(あつもり自体は2020年6月から)

配信時間:各2~4時間(配信としては1回ごとに完結)

あらすじ:自身の無人島を博物館とフェス会場と特撮スペースとダクソ的迷路を内包した上で無事要塞化することに成功した「かがみはやと」は新たにリフォーマーの職につき、独特の感性で人の別荘を斜め上の方向にリフォームしていく。

ポイント:真顔で止まらないボケと狂気と解像度
 加賀美の変人さが堪能できるシリーズ。謎の解像度の高さとストーリー性を見いだせる別荘作り。
 別荘は依頼された際に持ち主からの要望が伝えられるが、それを斜め上に飛び越えていく発想でいろんな設定を付属させていく。実家を作ったり、スパロボの再現をしたり、ヤのつきそうな事務所を再現したり、カードショップを作ったりする。師走リフォーマー加賀美ではSFから切ないストーリーが爆誕する。


台詞:
「え~、製薬会社が関わっているのは間違いないが」
「絶対自分をもう一人作ろうとしている」
「これあつもり内で再現できる実家の限界だ」
「この人が大好きな野球を誰にも邪魔されず一心不乱にできる、それ以上の幸せ、あなた方がハリマオに提供できますか?」
「一体どんなトラウマがあって彼はここまで空を厭んだんだろう。なぜそうまでして星々を嫌ってしまったのだろう」


みんなで空気読み。

https://www.youtube.com/watch?v=-1t4kBy4h10&list=PL41zJNz9cNHFb0T8KTaEB-wLnnn5jxu6Z
ジャンル:空気読めてる度診断ゲーム

配信期間:2021年3月

配信時間:1.5時間、1時間

あらすじ:代表取締役社長、空気を読む。

ポイント:テンポよくボケてツッコむ
今までのが長いシリーズだったので比較的短くて見やすいものでおすすめ。
基本的に空気を読もうとする常識人な部分と勝負事になると脳筋になる振り幅が楽しめる。
センシティブネタの回避能力は相変わらず高い。
まともな人かと思ったら変な人だけど悪い人ではないんだろうな?いややっぱりただの脳筋か?と変わる印象を楽しんでほしい。

台詞:
「アップライジングがやってたんだ!」
「え?牛頭?牛頭彼女!?」
「えっなんで!?あなたはなんで!?」
「捕まるかぁ!なめるな!私を!」
「節子ー!?」



以降は見たいモノの傾向によっておすすめを上げたいと思う。

短めのアーカイブ


事故物件
https://www.youtube.com/watch?v=1O1-sYdd90Q
 一時間程度で見やすい。画面酔いしやすい方は少々注意が必要かもしれない。ホラゲなのに怖がらないし目の付け所がおかしい(いつもの)。シャウトが聞ける。

「不動産の写真多分中しかないんだろうな」
「コスパ悪いな今の10円」
「えーっ敷金。最低」
「スクリームの練習は必要かもしれませんね」
「ボアダムス」


ママにゲーム隠された!
https://www.youtube.com/watch?v=J6U8Cq-PkGI&t=366s
イキリからの即落ち2コマの様式美と自由度の高すぎる発想のゲームに対するツッコミが止まらない。

「母じゃないかもしれないからな、一応。あー、母だった」
「嬉しいか?自分の祖父を直接フローリングにこんな姿勢させて」
「柔らかすぎる頭が!液状化してないと出ないこれは!」
「世界観を合わせるな!」



人間味を感じたい方向け


返校 
https://www.youtube.com/watch?v=yqEazOF64V4
1960年代の台湾が舞台のホラーゲーム。
最初期(2019年7月)に実況(全3回)。最近の驚かないホラゲに比べれば恐怖心があるが、やっぱりよく笑う。
重いテーマを含むゲームのため、配信冒頭で説明がある。
基本サクサクプレイで察しが良い。
古き良きゲーム実況感が強い。

「太宰府のスタバ」
「おじゃる丸のおじゃの部分」
「絶対に永久歯。歯根が立派すぎる」


Detroit: Become Human
https://www.youtube.com/watch?v=-n6M3YYnq3o&list=PL41zJNz9cNHEfwIMo8KtDT4o2SFSuWxB8
人間性リトマス試験紙と名高い名作ゲーム
細かな部分を見ながらストーリーを進めるだけでなく雑誌を読んだりしながら世界観自体への考察を深めていく。ゲームの細かな部分での作り込みに目をつけて感心したりする。
自分自身がどうしたいかよりも登場人物たちがそれぞれどのような目的を持って動いているのかを軸に考えて選択をするが翻訳の妙やQTEの不慣れさで想定外の展開を迎えることもある。

「生き汚くなることと希望を持たないことは別」
「ハッピーエンドに、するんですよ」
「この無念も含めてこのゲームだろうな」


ストーリーを味わいたい方向け


龍が如く0
https://www.youtube.com/playlist?list=PL41zJNz9cNHHMi_C-EKCYQp3IEtOOfo_R
龍が如く極の前日譚。バブル期が舞台。
真島の兄さん厄介オタクの加賀美がいる。熱いシーンでの一言が熱い。
細かいところによく気づく。骨太重厚なメインストーリーとぶっ飛んだサブストーリーを往復する温度差のあるゲーム。
ミニゲームのポケットサーキット(ミニ四駆的なもの)にハマって大金を溶かす少年心を爆発させる部分と人の裏切りに対して実体験の経験から察する大人の部分も入り混じる。
ネタバレですが加賀美は泣きます。

「分かんない!破門やーめた!」
「兄さんを!お前なんかと一緒にするな!」
「私よりもか?私よりも兄さんのことを知っているというのか?」
「兄さんは覚えてなくても私はその顔忘れないからな」


ぼくのなつやすみ2
https://www.youtube.com/watch?v=0iirE_7yEpk&list=PL41zJNz9cNHH3a_lYaBOkJ75sqAFZPQrP
大人と少年の反復横跳び。
少年の頃の思い出なども話題にしながらまったり進むある夏の思い出。奥深い台詞に感じ入る大人の部分と虫相撲でイキって負けて煽って煽られる少年の部分が見える。穏やかな雰囲気の配信。
よく「ぼくくん」(主人公)とハモるシンクロ率。
ネタバレですが加賀美は泣きます。

「Simon!」
「何でボクシングが階級17も分かれているのか、分かっていないようだな」
「カブトムシ!カブトムシ!」
「……ほほぉ……。ガチでちょっと今グッときた。グッときちゃった私!」
「何が言いたい?」

▷アーカイブ視聴後に見てほしい配信後のツイート

最後から二番目の配信後
https://twitter.com/h_kagami2434/status/1349027690569887744?s=21

最終回後
https://twitter.com/h_kagami2434/status/1350450498525040640?s=21




ひたすら楽しそうな所を見たい方向け


DARKSOUL
https://www.youtube.com/watch?v=nBy_i3WOy7Q&list=PL41zJNz9cNHG2hg6w_bP8rSSzvq9uSjuF 

有識者も驚かせた筋力偏重攻略。初めてのフロムゲー。フロムゲー大好きお兄さん爆誕。
「ひとでなし!」「ダクソ楽しい」

SEKIRO
https://www.youtube.com/playlist?list=PL41zJNz9cNHHCESj9fEhCf4BRdLbLm_e7
フロムゲー。斧が相棒の忍び。
「フロムでこんな人間味あると思わなかった」

Bloodborne

フロムゲー。パイルハンマーが相棒。最長アーカイブ(9時間36分37秒)が最近(2021年12月24日)更新された。


ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
https://www.youtube.com/watch?v=AwlN_zZA8JE&list=PL41zJNz9cNHGnP8cqtSxtQiwG3XaW_SOV
少年心がひたすら爆発。ゲーム自体の自由度が高すぎる結果、謎解き攻略にフロム脳が炸裂する。
「こんなところまで最高じゃなくて良いのに!」


エルシャダイ 

https://www.youtube.com/watch?v=SGCV5sW_Xw4&list=PL41zJNz9cNHFV94k7hGRgqWKMZkMGgnix
謎の既視感に襲われながらも新鮮な体験を浴びれる。
「10年前のニコ厨の皆様!これがエルシャダイでした!」


Inscryption
https://www.youtube.com/watch?v=FOGYU0Uz-x4

色々と作り込みのすごい最新ゲーム。カードゲーマー魂が炸裂。
ここ最近ハマっているようで、直近(2021年12月29日)は7時間配信した。


終わりに

 結論:加賀美ハヤトのソロゲーム実況はいいぞ。

 コラボでの立ち回りも好きですが、ソロ配信でのゲームと向き合い、楽しむ姿勢も好きです。

 ゲームが振り回してくれば突っ込み、自由にさせてくれるのであればその自由度を楽しみつつ真面目にボケ倒し、ゲームの登場人物へ感情移入するというよりも後ろから応援しているような距離感で進め、登場人物と自分自身の思考を切り分けて選択をする。ゲームの細かな部分にも目を留め、ゲームの世界観や背景、登場事物の心情について考察する。そうしながら一度始めたゲームは本編クリアをして、終わった後には楽しかった、いいゲームだったと笑顔で振り返ってくれるだろう加賀美のゲーム実況をこれからも楽しみにしています。

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