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星降る夜に出掛けた

※このnoteは舞台の感想ではなく、はじめて推しを見に行った感想です。
表現によってはネタバレと捉えられる部分もございます。


時間は遡ること10/05。
わたしは「星降る夜に出掛けよう」のローチケサイトと高速バスの予約サイトを行き来していた。
推しになったばかりの髙地優吾が出る舞台だ。
行こうと思えば行ける。
しかしなかなか決心がつかなかった。
自分で言うのもおかしな話だが、わたしは生粋の箱入り娘である。
一人暮らしを始めたのも20代後半になってからというだいぶ遅めである。
大阪遠征なんて一回しか行ったことない。
誰かに背中を押されなければ決心をつけることができず、恥ずかしい話だが母親に連絡を取った。
このときはじめて「自分はジャニーズが好きである」と話した。
好きなものを好きというのは当たり前の話だが、時期が時期なために話すのは少し怖かった。
母親はただ「本当に好きなら行きなさい。」と言ってくれた。
正直ジャニーズを好きになったこと、大阪遠征に行くことを怒られるかと思った。
この時勇気出して母親に連絡してよかったと安堵した。
これで決心がつき、10/25に大阪松竹座「星降る夜に出掛けよう」に行くことが決まった。
残り20日で本物の髙地優吾を見れると思ったら胸が躍った。

その日から毎日必死に生きた。
カウントダウンアプリからあと何日と通知が来るたびに口角が天井に突き刺さるのではと思うくらい上がった。
仕事で嫌なことがあっても、あと何日で髙地優吾を見れると思ったら頑張れると思った。


そして来る10/25。

わたしは大阪松竹座にいた。
トイレに行きたくて街中をうろうろしてたら偶然松竹座に着いた。
看板やポスターを見て、本当にこれから舞台を見るんだとワクワクした。
因みにミュージカルを生で見るのははじめてである。
ミュージカル自体あまり触れてこなかった人生だった。
強いて言えば幼い頃に大山アンザ時代のセーラームーンミュージカルをビデオで見たこと、SixTONESにハマった時に買った「DREAM BOYS 2022」のDVDを見たくらいである。




※ここより舞台について少し触れます。



いざ開演。
チケットを取るのがだいぶ遅かったため、わたしの座席は3階席の一番後ろだった。
それでもまるで目の前で喋っているかのような3人の声量。
ブレない歌声、演技。
圧倒された。
オペラグラス越しで見る彼らの顔は本当に美しかった。
正直髙地優吾が出てくる時、Mr.ズドンを見た時の松村北斗の状態になるのではと思った。


(0:30〜。動画右上、松村北斗。)

実際に髙地優吾を見た時、言葉を失った。
あまりにも綺麗すぎる。
この人が同じ次元に生きてることが怖かった。
そしてやはり笑顔が素敵だった。
キラキラした笑顔とはこのことかと。
星の王子さま役がよく似合っていた。

しばらくして男役として、髙地優吾が出てきた。
演技の振り幅に驚いた。
同じ人物なのに声色や雰囲気が全く違う。
さっきまでキラキラしてたのに打って変わって陰鬱な雰囲気を醸し出していた。
そして何より不敵な笑み。
わたしが髙地優吾の笑顔で一番好きな笑顔だ。
それが生で見れて感動した。
あの不敵な笑みを見た時、ゾッとした。
そのゾッとした感覚が今でも忘れられない。

最後の歌唱とダンスシーンでは、相変わらずキラキラしていた。
さすが本業がアイドルなだけある。




終演後、まるで夢から覚めたような感覚だった。
本当に楽しかった。
この作品に出会えたこと、髙地優吾に出会えたことが本当に良かったと思った。

その後は大阪観光を楽しみ、無事帰宅した。
家に着いた時いつもの日常が戻ってきて、昨日のことは夢だったのでは…?と思ったのだが、パンフレットや写真を見ると夢ではなかったのかと嬉しくなる。
また行きたいと思った。
できれば次は6人を見たい。
SixTONESのライブに行きたいなと思った。
FCに入った時、別にライブには興味なかった。
というかFCに入ったことをツイートした時にジャニヲタの知り合い数名に「何個か名義を持っている」「チケットの倍率はやばい」と言われたので多分これは一生いけないんだなと覚悟した。
でも何年かかってもいいのでいつかSixTONESのライブに行きたいと思った。
自慢ではないが、以前推してた配信者は好きになってからライブに行くまで10年以上掛かった。
好きになった時、学生時代で遠出を許されなかったこと、大人になってもコロナ禍でライブが中止されたことそれを乗り越えてやっと行けたライブ。
そんな経験があるので、わたしは何年かかってでもいつかSixTONESのライブには行きたいと思った。


バリューの真実で「WHIP THAT」が披露されたと聞いた。
わたしは再放送勢なのでまだ見れていない。
ただ我慢できずにYouTube公式で上がっているライブ映像を見た。


昨日まであんなキラキラの星の王子さまや陰鬱な男を演じていたのにライブではイケイケお兄さんで、何にでもなれる髙地優吾は改めてすごいなと思った。

これからSixTONESや髙地優吾はどんな景色を見せてくれるのだろうか。
推しがいるのはやはり素晴らしい。
あの時、SixTONESを好きにならなかったらこんなに楽しい時間は過ごせなかっただろう。

改めて素敵で幸せな時間をありがとう。

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