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誰かと住む旅、出稼ぎ編

さて、前回は初めて実家を出てからワーホリ、帰国したところまで書いたかな?

今日もつらつら書いてみます。

ワーホリから帰国後、
数ヶ月宮崎の実家に住んだけれど、カナダ人の元彼に会いたいのもあり再びカナダに行くことにした。

お金貯めなきゃ。

そうだ、出稼ぎに行こう!

出稼ぎ系の派遣会社に登録。

初めに派遣されたのは島根県出雲市。
何かのチップの検品の仕事。
(今でもジュエリーの検品が得意なのは、ココで鍛えられたからに違いないw)

寮の建物は元ホテル。
(ホテルというには小さい建物)
なんとも言えない不思議な作り。
お風呂はあるけど脱衣所がない。
お風呂場はキッチンの隣り、すぐ居間。
丸見えやん。

ルームメイトは熊本から来てた同い年位の子。
B’zのLIVE参戦資金を貯めに出稼ぎに来てた子。
ご飯も作ってくれて、その時食文化の違いを学んだ。
ポテトサラダにお砂糖入れててビックリした。
(ポテトサラダにお砂糖合うよ、美味しかった)
初めて熊本の味付けって甘いんだね、と知った。
納豆のタレもウマかだれと言って甘くて美味しいんだと教えてもらった。
にんにくチップも自分で作れると教えてくれた。

別階に住んでる先輩も、岡山や沖縄などあちこちから来てて、ままかりやスパムおにぎりを教えてくれた。

みんなでご飯食べて楽しかったな。

この派遣の仕事、出稼ぎといっても簡単な仕事でお給料から光熱費などを引いて手取りで19万円位。
ここから食費とお小遣いを引いて結構な金額を貯金に回せた。

出雲市に住んでたのは冬。
寒かった。
雪は嬉しかったけど、宮崎出身の私にとってグレー色の冬は初めてだった。
雪で自転車は危ないと初めて知った。
雪って寒いと溶けないんだ、と思った。

ヤマタノオロチの話が好きで、甲斐川を見るとここがヤマタノオロチの跡地か〜と感動した。
(ヤマタノオロチが這った後にできた川らしい)
記憶違いだったらごめんなさい。

このよくわからん寮は仮の場所で2ヶ月くらい経ってから、ちゃんとしたアパートに引っ越した。

島根県では一度だけ出雲大社さんにお参りに行った。
神社さんとか無知な私も流石に知っていて、年明けの冬の寒い日、朝起きてこたつでゴロゴロしてた時、行こーと急に思い立ち参拝。

一回でもお参り行けて良かったー!
今思えば、何度もお伺いすれば良かった。
改めて参拝したい。

程なくして、派遣先の契約が終了(お喋り多かったから!きられたw)

次の派遣先は兵庫県淡路島。
島根県から電車移動。
舞子からバスで淡路島へ。
これが明石大橋かと、ワクワクしながら新天地へ向かった。

淡路島での寮は、階数少ないマンション。
居間とキッチンと他3部屋。
ベランダからは牛小屋が見える。
私が到着した時は私だけ入居。
何日かズレて同い年位の子が入居してきた。
この子は奈良県の子で彼と開くお店の開業資金を貯めにやってきた。

しばらくしてもう1人増えて3人で同居。
もう1人は兵庫県出身。
社会勉強に働きにきた。

3人の共同生活。食費も共同にして、買い出ししたり、ご飯作ってみんなで食べたり、日頃やってもらってばかりの私も家のことやったw 4勤2連休の繰り返しシフトだったので無理なく家事できた。

仕事は裸電池にビニール掛け、ちゃんと綺麗にできてるかの検品。機械でガシャガシャやってカッコ良かった。あまりにもカッコ良かったので、ビニールチューブをもらって、電池に被せドライヤーで熱を当てて縮めるという遊びを何度もした。
ビニールが熱で縮んで面白かった。

ネイティブアメリカンの本に載ってたレシピでパンらしき物を焼いたり、小麦粉フミフミしてうどん作ったり、つくしや自生の大根をとって食べたりの節約生活。

洋服をリメイクしたり、安い服買ってビーズのワッペンつけておしゃれしたり。

チャリを飛ばして牧場に遊びに行ったり、玉ねぎ畑が綺麗で写真撮ったり。
(良い写真沢山あったけれど、無くした_φ(・_・)

職場の人に2、3回香川県にうどんを食べに連れて行ってもらったけれど、お目当てのうどん屋さんが閉まっててうどんデビュー出来ず、代わりに毎回「一鶴」で骨付き肉を食べて帰ったり。
徳島ラーメンも美味しかった。
みんなで良く遊んだなぁ。

淡路島の玉ねぎが美味し過ぎて今でも覚えてる。
居酒屋で食べたタマネギの丸ごと天ぷらをお出汁につけたのや、なんの変哲もないショートケーキのクリームが異常に美味しかったり(牛乳が新鮮で美味しいからかな?)
かぼす酒が美味し過ぎて記憶がぶっ飛んで人に迷惑かけたり、楽しい思い出。

連休中暇すぎて、明石大橋のサービスエリアで単発バイトもしたよ。やって良かった。
(あちこちで働きたい欲はここでも健在)

淡路島、
今は随分雰囲気変わったんだろうなぁ。
神社さんお参りしてないし行きたい。

島根県では秋から冬、
淡路島では冬から夏の初めに滞在。

島根県はしっとり、
淡路島は島にいるな!という体感。

無事に貯金もできて、
Canada day7/1に合わせて2回目のCanadaに渡ったのでありました。

つづく。

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